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掲載日:2023年9月20日

平成29年9月定例会 「警察危機管理防災委員長報告」

副委員長   萩原   一寿

警察危機管理防災委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案2件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第85号議案について、「ストーカー規制法の改正に伴い条例を改正するとのことだが、同法の適用外で本条例の対象となるつきまとい行為とは、どのような行為を指すのか」との質疑に対し、「ストーカー規制法におけるつきまとい行為とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で行われる行為である。これらの感情等が背景にないつきまとい行為が条例の規制の対象となる。具体的な事例を挙げると、同じ職場で働く間柄である関係者が、相手から職場で無視されたと思い込み、腹いせに嫌がらせの電子メールを複数回送信した事案等の行為が、本条例の規制対象となる」との答弁がありました。
また、「条例の規制対象となっていなかった行為については、これまでどのように被害者の救済を図ってきたのか」との質疑に対し、「刑法、軽犯罪法などの法令に抵触するものについては、これらの法令を適用し、被害者の救済を図ってきた。こうした法令にも抵触しないものについては、行為者に対する指導・警告、パトロールや警戒の強化等、状況に応じ、適切な対策を実施してきた。今回の改正で、条例による規制行為の拡充が図られることにより、今まで以上に抑止効果を高め、幅広く被害者の救済が図れるものと考えている」との答弁がありました。
次に、第88号議案について、「現在、警察車両は何台あるのか。また、他県と比較するとどうか」との質疑に対し、「本年4月1日現在で、四輪車2,317台、二輪車1,397台、合計で3,714台を保有している。本県の四輪車の保有台数は、警察官5.0人に1台となっている。他県の状況は、千葉県5.3人、神奈川県6.5人、兵庫県は5.9人、福岡県は5.0人にそれぞれ1台となっている」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案2件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、このほか、当面する行政課題として、危機管理防災部から「埼玉県防災航空隊の緊急運航業務に関する条例の一部を改正する条例の施行について(案)」及び「埼玉県防災学習センターの展示リニューアルについて」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

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