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掲載日:2023年12月21日

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パレスホテル大宮

パレスホテル大宮_建物外観

事業者名 パレスホテル大宮
代表者名 代表取締役社長 海保 邦男
設立 1987年3月
所在地 さいたま市大宮区桜木町1-7-5
主な事業内容

国際観光ホテル整備法に基づくホテル事業

従業員数 142人
ホームページ https://www.palace-omiya.co.jp

 CSR・社会貢献活動について

活動を始めた時期・きっかけ

今から15年前の2008年、パレスホテル大宮開業20周年を迎えるにあたり「大変お世話になっている地元埼玉県に何か恩返しをしよう」と考えたのが活動を始めたきっかけです。

当時の埼玉県に、いろいろな人が「まぜこぜ」になって暮らす社会を目指し活動しているNPO法人クッキープロジェクトをご紹介いただき、埼玉県内の福祉作業所でのお菓子作りの技術指導を行うようになりました。

各施設を廻り技術指導を行っていく中で、焼菓子作りに対する利用者さんや職員さんのひたむきさや熱い想いを痛感すると同時に、福祉作業所の焼き菓子を販売する販路が少ないことを知りました。そこで、福祉作業所の焼き菓子の販路拡大の一助と利用者さんや職員の皆様にスポットが当たるようなイベントとして、2009年より「Premium Quality Cup in SAITAMA-焼菓子コンテスト-」を開催しています。

具体的な活動内容

Premium Quality Cup in SAITAMA-焼菓子コンテスト-

焼菓子コンテストは、埼玉県セルプセンター協議会にご後援をいただき、毎年大宮駅西口鐘塚公園で開催される「彩の国セルプ祭り」の1枠をお借りして開催しております。

開催に当たっては、埼玉県、埼玉県社会福祉協議会、さいたま市にもご後援・ご協力をいただき、コンテストに参加する福祉作業所を募っています。当日は、武蔵野銀行様をはじめとするCSR活動に造詣の深い地元企業を中心とした約15社に、審査員や商品へのご協賛をいただいております。また、当日の司会はさいたま観光大使で漫画家のあらい太朗様にお願いし、コンテストを盛り上げていただいております。

パレスホテル大宮_活動1

▲コンテストの審査ルールを説明する毛塚総料理長

コンテストは予選と本戦の2段階で行います。例年約10~20施設からの応募があり、事前の書類審査・試食審査を経て、予選審査を通過した5施設が当日の本戦に進みます。本戦では、商品プレゼン大会とプロの料理人や食通な企業の代表の方々による試食と審査にて優勝が決まります。

パレスホテル大宮_活動3

▲焼菓子を審査員にプレゼンしている様子

パレスホテル大宮_活動2

▲審査発表直前の様子

なお、優勝と準優勝の製品には「パレスホテル大宮推奨焼菓子」の称号を授与しており、今後の製品の販促に活用していただいております。また、優勝作品はパレスホテル大宮2階パレスベーカリーで半年間受託販売を行い、福祉作業所の売上にも寄与しております。

パレスホテル大宮_活動4

▲コンテストが終わって参加者全員での記念撮影の様子

取り組んでよかったこと

コンテスト開催当初は、「障がい者が作る焼菓子に優劣をつけるのはいかがなものか」と言った声も福祉作業所関係者の一部からございました。しかし、コンテストの開催により、福祉作業所への新聞やテレビなどのメディア取材が多数入るようになると、実際に販売実績が大幅に伸びたとのお声もいただいております。今では、県内ほとんどの福祉作業所に本コンテストに賛同いただいており、開催運営にご協力いただいております。

何よりも「焼菓子コンテストに応募する」「本戦に出場する」といった目標設定をすることで、品質の向上はもちろん各施設の皆様のモチベーションアップやチームワークの醸成に繋がったとのお声を多数いただけていることが、何よりも嬉しく感じます。

今後に向けて

今回2023年6月3日(土曜日)の開催は、コロナの影響もあり、2019年以来4年振り11回目の開催となりました。このイベントの再開を待ち望んでくれていた施設様もあったため、無事に再開することができ大変嬉しく感じています。

ホテル自体もコロナ禍による人材不足で、大きな取り組みは難しいものの、今後も本イベントを継続して行うことにより各福祉作業所の焼き菓子の品質向上や売上の増進の一助になれば幸いです。コンテストを通じて、一般消費者に授産製品の質の高さをアピールし、販路拡大と障がい者の方々の自立支援と職員の皆様の励みに繋がることを嬉しく思います。

社長に聞く!CSR・社会貢献活動への思い

当社は1988年4月に開業して、本年4月におかげさまで開業35周年を迎えることができました。

2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、昨今の新型コロナウイルス感染症とホテルを取り巻く環境は大変厳しい状況が続きますが、地元埼玉県の皆様の大きな支えもあり少しずつ回復の兆しが見えて参りました。

当ホテルは地域に根ざしたコミュニティ型ホテルとして「人と環境にやさしい」ホテルを目指しております。焼菓子コンテストや児童養護施設への慰問、各シェフによる学校給食(食育)の支援など、CSR活動を継続して行うことで少しでも地元埼玉県の皆様に恩返しができればと考えております。

代表取締役社長 海保邦男

 

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お問い合わせ

県民生活部 共助社会づくり課 活動支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎3階

ファックス:048-830-4751

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