埼玉県花と緑の振興センター > 生産者・造園業者の方へ > 第13回ごま色斑点病
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掲載日:2022年2月1日
このごま色斑点病は以前にご紹介しましたがカビ(糸状菌)が病原の病害です。ベニカナメモチなどのバラ科に多く発生します。
写真のように葉に多数の斑点が生じます。病斑部を拡大すると黒い点がありその部分から粘液が分泌されています。
粘液を顕微鏡で観察すると病原の胞子であることが分かります。さらに拡大すると奴凧のように独特の胞子が見えます。
この病害は病斑が雨などで濡れると粘液状の胞子の塊を放出します。この胞子が雨滴などで飛び散ったり、風に漂い伝染して行きます。
対処方法としては、発病葉を見つけしだい取り除きほ場の外に出し焼却処分することが必要です。薬剤による防除は、適用のある農薬を使用してください。
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