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掲載日:2025年4月28日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
全国を見ると、都道府県立高等学校の入学試験において、定員に満たない場合でも不合格を出す自治体もありますが、事、埼玉県に関しては、合格最低ラインのような明確な基準はなく、近年では、定員に満たない高校では不合格者が出ていないという状況にあると伺っています。
高校で更に学びたいと考える生徒をできるだけ多く受け入れるという点に関して、そのこと自体を問題視する気持ちは全くありません。むしろ賛成しています。
反面、せっかく合格したのであれば、入学後は充実した学校生活を送り、しっかりと高校課程を学び終えて卒業してもらいたいと思います。そのためには、学校長をはじめ、高校側には万全の受入体制を整える責任と覚悟が必要であると考えます。
しかしながら、学校によっては中途退学者がかなり多いところもあり、県が実施している問題行動等調査では、その理由として、「学校生活・学業不適応」が最も多くなっているということでした。
入学した生徒たちが充実した学校生活を送り、中途退学をしないで済むよう、学校生活に適応できるための支援が必要と考えますが、教育長の御見解を伺います。
A 日吉亨 教育長
各学校では、授業、学校行事、進路指導などを通じて、生徒が主体的に学ぶ意欲や、学校生活に充実感を持てるようにするとともに、悩みを抱える生徒に対しては、組織的な教育相談体制を整えております。また、特に入学後の学校生活で感じる孤立感や、不安感が学校生活の継続を困難にし、中途退学に至るケースもあるため、令和6年度から、県立高校20校をモデルとして、NPO等と連携し、校内の居場所づくりやコミュニケーション力の育成を目的としたソーシャルスキルトレーニングなどに取り組んでおります。今後は、モデル校の成果を全県立学校に周知し、各学校における生徒の状況に応じた取組を推進することで、生徒が充実した学校生活を送り卒業できるよう、しっかりと支援してまいります。
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