令和3年5月臨時会(5月11日)「福祉保健医療委員長報告」

委員長   岡田　静佳

福祉保健医療委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、第86号議案の1件であります。
以下、この議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、「県内63市町村の高齢者を対象としたワクチン接種に関する進捗状況はどのようになっているのか。また、集団接種会場の設置に当たり、市町村とはどのように連携を図っているのか」との質疑に対し、「本年7月末までに45市町村がワクチン接種を終える見込みである。残り18市町村、約5万5,000人の高齢者については、8月中にワクチン接種を終える見込みである。また、集団接種会場となるさいたま市とは、事前に調整しているが、他の市町村については、急な取組であり、調整の暇がなかったため、今後、丁寧に説明していく。なお、5月12日に行われる市長会議及びその翌週に行われる町村長会議において、知事から市町村長へ説明する予定である」との答弁がありました。
次に、「集団接種会場を浦和合同庁舎としたのはなぜか」との質疑に対し、「7月末までに接種が終わらない市町村は県内全域にあるため、どこからでもアクセスのしやすいさいたま市内に設置することとした。接種会場を数か所設置することも検討したが、確実に医療従事者が確保できる1か所とし、駅からの距離や駐車場の設置状況なども考慮した上で会場を選定した」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。