埼玉県議会

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ページ番号:154412

掲載日:2019年7月12日

令和元年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(八子朋弘議員)

学力向上対策について

Q   八子朋弘   議員(県民

平成30年の全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストの正答率の埼玉県の順位は、小学生で36番目、中学生で29番目でありました。もちろん、子供の評価は学力が全てではありませんが、子供たちが将来、豊かな人生を送る上で学力を身に付けておくことは有効な手段の一つであります。埼玉県では、平成27年から県内児童生徒の更なる学力向上のため、小学4年生から中学3年生を対象に埼玉県学力・学習状況調査を行っています。この調査は、学力の経年変化などを継続して把握することができ、その結果から優れた指導法について教員間で共有することができるなど、極めて有効な施策と言えます。教育の分野において、その成果は一朝一夕には現れるものではありませんが、必ずや数年後に大きな成果を上げられるものと期待しています。スタートから5年目となりますが、現時点における成果と今後の取組について、昨日の質問でもございましたが、教育長に伺うものです。
併せて、全国学力テストの平均正答率の目標値についてもお示しいただきたいと思います。
また、埼玉県として全国学力テストの正答率が高い自治体に実践を学ぶ取組は行っているのでしょうか。全国学力テストの成績上位県である福井県に職員を派遣しているとのことですが、私は栃木県大田原市の取組を紹介したいと思っております。
大田原市では、学力向上のため多くの取組を行っています。平成17年から英語教育特区になり、小学校1年生から英語の授業を取り入れています。指導力強化のための市独自の予算を組み、約160名の臨時非常勤教員を配置しています。また、実際に学校で指導に当たっている先生が問題を分析し、発行している漢字・計算ドリル「ホップ・ステップ・ジャンプ」を毎日の朝学習、授業、家庭学習に活用しています。非常にできの良い教材のため、他の自治体から欲しいと言われることも多々あるそうです。
いずれにしても、それら取組の結果、全国学力テストの平均正答率は栃木県全体では全国平均を下回っているようですが、大田原市単独におきましては全国平均を大きく上回っており、全国トップクラスに位置しているとのことでございます。
私は、特に独自のドリルを使った毎日の基礎学習に注目していますが、全県を挙げてこのような取組ができないでしょうか。昨日の答弁によりますと、基礎学力におきましては一定の成果を上げているようでございますが、更に学力を伸ばす必要があると思います。教育長に伺います。

A   小松弥生   教育長

まず、「県学力・学習状況調査の現時点における成果と今後の取組」についてでございます。
これまでの調査結果の分析から分かってきたのは、「主体的・対話的で深い学び」の実施や落ち着いた学級づくりが、子供たちの非認知能力などを高め、そこから学力向上につながるということでございます。
また、子供一人ひとりの学力の伸びが分かる本調査の特徴から、学力を伸ばした学級や授業で行われていた効果的な取組や工夫を把握してまいりました。
そうした調査の分析結果や各学校の効果的な取組などについて、県の指導主事が直接市町村や学校に説明したり、リーフレットにまとめたりするなど県内で広く共有を図っております。
今後の取組といたしましては、学力を伸ばした教員の授業を映像資料にまとめ、研修などで広く活用していく新たな取組を開始し、効果的な授業のノウハウなどを県内に普及してまいります。
次に、「全国学力・学習状況調査の平均正答率の目標値について」でございます。
県では、「埼玉県5か年計画」において、令和3年度までに、国語、算数・数学の全てにおいて、全国平均正答率を1ポイント以上上回ることを目標値として設定しております。
次に、「県として、全国学力・学習状況調査の平均正答率が高い自治体に、実践を学ぶ取組は行っているのか」についてでございます。
議員お話しのとおり、昨年度から福井県に本県の教員を派遣し、実際に学校現場に入って学力向上の取組を直に体験する研修を行っております。
また秋田県を参考に、本県でも全教員が調査問題を実際に解き、子供たちが身に付けるべき力を把握した上で学習指導の改善・充実を進めるよう、市町村や学校に働き掛けております。
次に、「独自のドリルを使った毎日の基礎学習に、全県をあげて取り組むことはできないか」についてでございます。
子供一人ひとりの学力向上を図るためには、学習習慣を定着させるとともに、まずは、基礎的・基本的な知識などを確実に身に付けさせることが大切であると考えます。
本県では、「コバトン問題集」や「復習シート」といった問題集を独自に作成しております。
これらは、全国や県の調査を基に、基礎的な内容から応用的な内容まで、学年や領域、レベル別に分けた問題集であり、市町村や学校の関係者が集まる会議などで活用を促しております。
基礎的な内容はもちろん、個々の学力に応じた問題を用い、日々の授業で学習内容の定着の見届けを確実に行うよう各学校に働き掛け、子供一人ひとりの学力向上を図ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。

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