環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究評価の取組 > 平成27年度第1回研究評価 > H27第1回審査会コメント1/研究課題(資源 H27-H29 循環型社会における埋立廃棄物)

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掲載日:2023年1月12日

環境科学国際センター研究課題(資源循環・廃棄物担当/H27~H29)

循環型社会における埋立廃棄物の安定化評価に関する研究

(資源循環・廃棄物担当:磯部、渡辺/H27~H29)

 近年の廃棄物の排出量の減少や再資源化率の向上に伴い、最終処分場(以下、処分場)への埋立量も漸減し、処分場の延命化・長寿命化が進んでいます。さらに、埼玉県は県内のセメント工場が一部の廃棄物や焼却灰をセメント原料として受け入れているという地域特性も有しており、県営の処分場では焼却灰の埋立量の漸減だけでなく、不燃残さの埋立割合が増えるという埋立廃棄物の質的変化も生じています。長期間にわたり維持していかなければならない処分場を適切に管理していくためには、埋立廃棄物の質的・量的な変化を見据え、処分場内部の廃棄物がどのように、どの程度の期間で安定化していくかを把握することが非常に重要な課題となります。
 そこで本研究では、現在~将来の埋立廃棄物における処分場内での安定化挙動を評価することを目的とし、実際の処分場内に1~2年の短期間で評価が可能な試験エリアを設置し、モニタリングを実施します。

《研究の概要》(PDF:164KB)

 

平成27年度第1回研究審査会コメント

研究課題

循環型社会における埋立廃棄物の安定化評価に関する研究

研究審査会コメント

  • 本研究は長期的なスタンスで研究を進めて行ければ将来性のある研究となると思われる。
  • 研究のバックグラウンドの違いにより、同じ“安定化”でも、調査項目が異なりますので、調査項目を増やすこともぜひ検討してほしい。
  • 物質収支や物質の移行挙動も含め、安定化の定義をより明確にして取り組む必要があると考える。
  • 研究目標および計画が具体的で明確であるが、より科学的で汎用性のある知見を得るための検討が期待される。
  • 廃棄物処分場の延命は重要であるが、廃棄物の量と質が変化することも考慮したうえで、処分場の安定化を位置づけ、研究を進めてほしい。

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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