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掲載日:2025年10月20日

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第277回簡易アンケート「人生100年時代に向けた定年後の準備、就業希望等について」の結果を公表しました。

1. 調査の概要

(1)調査形態

  • 調査時期:令和7年8月7日(木曜日)から8月13日(水曜日)
  • 調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
  • 対象者:県政サポーター(3,606人)(うち県内在住(3,344人))
  • 回収率:67.7%(回収数2,443人)(うち県内在住67.3%(回収数2,251人))
  • 回答者の属性:百分率表示は、小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。

 回答者属性 

 

 人数(人)(うち県内在住)

比率(%)(うち県内在住)

 全体

2,443(2,251)

 100.0(100.0)

性別

人数(人)(うち県内在住)

比率(%)(うち県内在住)

男性

1,317(1,213)

55.3(55.3)

女性

1,037(954)

43.5(43.5)

無回答 28(27) 1.2(1.2)

※任意回答(総数=2,382人(2,194人))

 

年齢 人数(人)(うち県内在住) 比率(%)(うち県内在住)
16~19歳 7(6) 0.3(0.3)
20~29歳 74(60) 3.0(2.7)
30~39歳 220(197) 9.0(8.8)
40~49歳 435(395) 17.8(17.5)
50~59歳 704(657) 28.8(29.2)
60~64歳 291(268) 11.9(11.9)
65~69歳 227(206) 9.3(9.2)
70歳以上 485(462)

19.9(20.5)

職業 人数(人)(うち県内在住) 比率(%)(うち県内在住)
個人事業主・会社経営者(役員) 237(222) 9.7(9.9)
家族従業(家業手伝い) 12(10) 0.5(0.4)
勤め(全日) 946(855) 38.7(38.0)
勤め(パートタイム・アルバイト) 420(393) 17.2(17.5)
専業主婦・主夫 347(322) 14.2(14.3)
学生 32(25) 1.3(1.1)
その他、無職 449(424) 18.4(18.8)

上記職業で「家族従業(家業手伝い)」「勤め(全日)」「勤め(パートタイム・アルバイト)」を選択した方(総数=1,378人(1,258人))  

現在の仕事

人数(人)

(うち県内在住)

比率(%)

(うち県内在住)

管理的職業(法人・団体の役員、管理職員等) 117(104) 8.5(8.3)
研究・技術の職業(研究者、開発技術者、情報処理・通信技術者等) 147(139) 10.7(11.0)
法務・経営・文化芸術等の専門的職業(弁護士、税理士、デザイナー等) 20(16) 1.5(1.3)
医療・看護・保健の職業(医師、看護師、栄養士等) 75(63) 5.4(5.0)
保育・教育の職業(保育士、幼稚園教員、学校等教員等) 94(86) 6.8(6.8)
事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等) 410(367) 29.8(29.2)
販売・営業の職業(小売店店長、販売員、営業等) 100(95) 7.3(7.6)
福祉・介護の職業(ケアマネジャー、施設介護員、訪問介護員等) 68(67) 4.9(5.3)
サービスの職業(理容師・美容師、調理、接客、居住施設等の管理等) 78(71) 5.7(5.6)
警備・保安の職業(警備員、警察官、消防員等) 15(14) 1.1(1.1)
農林漁業の職業(農業、林業、漁業) 8(7) 0.6(0.6)
製造・修理・塗装・製図等の職業(金属製品・食料品等の製造、機械組立・修理等) 61(57) 4.4(4.5)
配送・輸送・機械運転の職業(貨物自動車・バス等運転、建設機械運転等) 29(27) 2.1(2.1)
建設・土木・電気工事の職業(大工、建設・土木作業員、電気工事作業員等) 24(23) 1.7(1.8)
運搬・清掃・包装・選別等の職業(荷役、清掃、ピッキング等) 55(52) 4.0(4.1)
その他 77(70) 5.6(5.6)

 (2)調査結果の見方  

  • 設問中の( )内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。
  • 回答比率(%)は小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体またはカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。
  • 図表中の「-」は回答者が皆無のもの、「0.0」は回答者の比率が0.05%未満のため四捨五入の結果0.0%となったものです。 
  • グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。
  • 複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。
  • 断りのないものについては、埼玉県内在住のサポーターからの回答をもとに算出しています。

2.調査の目的

人口が減少し続けている我が国の持続的発展に向け、シニア世代の活躍が期待されています。
こうした背景の下、県では、シニアがこれまでの人生で培った豊富な知識や経験を生かし、就業や地域活動を通じて充実した日々を過ごすことができる環境づくりを進めています。
そこで、県政サポーターの皆様に、人生100年時代に向けた定年後の準備、就業希望等に対するご意見等を伺い、今後の参考とさせていただくため、アンケートを実施しました。
担当課:産業労働部 就業支援課 シニア・女性活躍支援担当
電話:048-830-4539
Email:a4510-20@pref.saitama.lg.jp

3.調査結果

働きたい年齢について

→「働けるうちはいつまでも」が2割強(22.9%)

質問1:あなたは、定年後に働くとしたら、何歳まで働きたいと思いますか。
(すでに定年を迎えている方は、定年年齢当時又は今後の希望についてお答えください。質問2~質問6についても同様です。) 

 質問1グラフ

定年後も働くとしたら、何歳まで働きたいか尋ねたところ、「働けるうちはいつまでも」が最も多く2割強(22.9%)、次いで「65歳以上70歳未満」が2割弱(18.9%)であった。 

定年後も働きたい理由について

→「生活費を得るため」が6割弱(59.0%)

質問2:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。
あなたは、どのような理由で定年後に働きたいと思いますか。(あてはまるもの3つまで)

質問2のグラフ

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、定年後に働きたい理由を尋ねたところ、「生活費を得るため」が最も多く6割弱(59.0%)であった。次いで、「自由に使えるお金が欲しいため」が4割半ば超(46.8%)、「健康維持のため」が4割弱(39.5%)であった。    

定年後の働き方について

→「パートタイム(短時間勤務など)」が5割強(52.1%)

質問3:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。
あなたは定年後に働くとしたら、どのような働き方を希望しますか。

質問3グラフ

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、定年後に働くとしたら、どのような働き方を希望するか尋ねたところ、「パートタイム(短時間勤務など)」が最も多く5割強(52.1%)であった。次いで、「フルタイム」が2割強(21.0%)であった。  

 希望する仕事について

→「事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等)」が3割弱(29.3%)

質問4:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。 
あなたは、定年後に働くとしたら、どのような仕事を希望しますか。(あてはまるものすべて)

質問4のグラフ 

質問1で、「働きたい」と回答した方を対象に、定年後に働くとしたら、どのような仕事を希望するか尋ねたところ、「事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等)」が最も多く3割弱(29.3%)、次いで「管理的職業(法人・団体の役員、管理職員等)」が1割半ば(15.5%)であった。

 仕事選びで重視することについて

→「勤務時間」が7割強(72.7%)

質問5:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。 
あなたは、定年後の仕事選びでどのようなことを重視しますか。(あてはまるものすべて)

 質問5のグラフ

質問1で、「働きたい」と回答した方を対象に、定年後の仕事選びでどのようなことを重視するか尋ねたところ、「勤務時間」が最も多く7割強(72.7%)、次いで「勤務地」が7割強(72.5%)であった。

新しい職場を探す方法について

→「インターネットを通して求人サイト等で探す」が5割弱(48.6%)

質問6:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。 
あなたは、定年後自らの新しい職場を探すとしたら、どのように探したいですか。(あてはまるものすべて)

質問6のグラフ

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、自らの新しい職場の探し方を尋ねたところ、「インターネットを通して求人サイト等で探す」が最も多く5割弱(48.6%)、次いで「ハローワーク等の公的な職業支援施設で探す」が、4割半ば超(47.9%)であった。

定年後に備えた準備について(1) 

→「健康、体力づくり」が4割半ば超(46.6%)

質問7:あなたは、定年後に備えて何か準備をしていますか(しましたか)。(あてはまるもの3つまで) 

質問7のグラフ

定年後に備えて何か準備をしているか(したか)尋ねたところ、「健康、体力づくり」が最も多く4割半ば超(46.6%)、次いで「特に何もしていない」が3割弱(29.3%)であった。

定年後に備えた準備について(2) 

→「再就職・転職に関する相談窓口や面接会、イベント、セミナー」が3割半ば超(37.8%)

質問7-2:あなたは、定年後に備えるために、どのような相談窓口やイベント、セミナーがあれば利用したい(したかった)ですか。(あてはまるもの3つまで)

質問7-2のグラフ

定年後に備えるために利用したい(したかった)相談窓口やイベント、セミナーを尋ねたところ、「再就職・転職に関する相談窓口や面接会、イベント、セミナー」が最も多く3割半ば超(37.8%)、次いで、「特にない」が3割弱(29.5%)であった。

シニアが生き生きと働くために必要なことについて

→「働きやすい勤務条件や職場環境」が6割半ば(65.8%)

質問8:あなたは、シニアが生き生きと働くために必要なことは何だと思いますか。(あてはまるもの3つまで)

質問8のグラフ

シニアが生き生きと働くために必要なことは何か尋ねたところ、「働きやすい勤務条件や職場環境」が6割半ば(65.8%)で最も多く、次いで「働きに見合った賃金」が4割弱(38.7%)であった。

働くシニアの活躍のために必要な行政の取組について

→「シニアの能力と企業との求人をマッチングさせる就職支援策の展開」が5割強(51.4%)

質問9:あなたは、働くシニアの活躍が進むために、行政はどのような取組をしていくことが必要と考えますか。(あてはまるもの3つまで)

質問9のグラフ

働くシニアの活躍が進むために、行政はどのような取組をしていくことが必要か尋ねたところ、「シニアの能力と企業との求人をマッチングさせる就職支援策の展開」が最も多く5割強(51.4%)、次いで「シニア活躍推進に取り組む企業への助成金」が3割半ば(34.8%)であった。

シニア活躍推進宣言企業を就職先候補として選ぶことについて

→「どちらかといえば選びたいと思う」が4割強(43.9%)

質問10:埼玉県では、シニアが活躍できる環境づくり* に取り組んでいる企業等をシニア活躍推進宣言企業に認定しています。あなたは、シニア活躍推進宣言企業に認定されている企業等を、定年後の就職先候補として選びたいと思いますか。

*シニアが活躍できる環境づくりとは、定年・継続雇用の年齢延長、シニア向けの仕事の切り分け、柔軟な勤務形態・時間、シニアの健康管理に配慮等のことです。

質問10グラフ

シニア活躍推進宣言に認定されている企業を、定年後の就職先候補として選びたいか尋ねたところ、「どちらかといえば選びたいと思う」が最も多く4割強(43.9%)、次いで「選びたいと思う」が2割半ば超(26.7%)であった。

自由意見

質問11:シニアの活躍推進に関するご意見、ご要望がありましたら、自由にお書きください。

<主なご意見>

  • 生涯現役で活躍したい人とセカンドステージはゆっくり自由な時を過ごしたい人、それぞれに選択できる社会が望ましいと思う。
  • 定年後も働き続けられることは良いことだと思うが、若者育成のためにも世代交代は必要だと思う。現役時代と同じ働き方ではなく、定年後の働き方として働き方を変えていく必要があると思う。そういった促し、道を提示していくと定年後も働きやすいのではないかと思う。
  • シニア活躍推進宣言企業があるということを初めて知りました。さらに人と企業のマッチング等の仕組みがあれば、定年後も楽しく生活できると思います。人生100年時代でもありますし、少子化で働き手は必要だと思うので、高齢者も楽しく社会貢献できると良いです。
  • 私の働いている所は、65歳になるとアルバイト扱いになり、仕事としては変わらないのですが、賃金が下がり、作業時間が変わり、内容は今までと同じでかえって今のほうが大変です。体力は若い人にかなわないけれど、仕事の質としては若い人より働けているのに。不満はつのります。
  • 業種にもよると思いますが、少子化に伴ってシニアの就労が今後とも増えていくと思われます。企業で努力することも必要と思いますが、行政も環境を整備して行くことが重要であると思います。
  • 体力、知識など、個々の様々な能力にあった働き方ができると良いと思います。
  • シニアが働くにあたって、本人と企業それぞれにあるリスクと対策を知らないままでは、双方とも踏み出しづらいのではないかと思います。良い面だけでなく、ありがちな問題や現場の様子も含めて周知してほしいです。
  • 定年が幻になり、いつまでも働き続けなければならない世の中になってしまったんだなとも思いました。定年を迎えて、有意義な時間を過ごせる世の中であればいいのに。
  • 大きな方針として、定年廃止よりもシニア採用の促進に取り組んでいただきたいと思います。定年廃止は各組織の新陳代謝を阻害する要因となると考えます。
  • 定年後は賃金が下がるケースが多いため、仕事に対するモチベーションが下がってしまうが、生活のため仕方なく仕事をしているシニアが多い。また、シニアの仕事は限定されている。改善すべき事項は多いように思う。

※上記を含め、計565件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。


お問い合わせ

産業労働部 就業支援課 シニア・女性活躍支援担当(シニア活躍支援担当)

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4854

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