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掲載日:2026年1月29日
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以下の内容は、一般的なものになります。赤ちゃんの発達や状況には個人差があるので、詳しくは主治医に御相談ください。
こちらの内容は埼玉県リトルベビーハンドブック内でもお読みいただけます。
病院の方針やその子の容態、季節にもよりますが、出生予定日から予定日の1~2か月後に退院となるケースが多いようです。
体重は2500g前後、また呼吸がある程度安定していること、哺乳がスムーズに行えることも退院する際のポイントです。
赤ちゃんの寝る場所を整える、家を清潔にしておくなど、基本的には正期産で産まれた赤ちゃんと同じです。面会や搾乳は大変ですから、無理なく楽しめる範囲で赤ちゃんに必要な物をそろえ、環境を整えましょう。お洋服については、退院の際にどれくらいの大きさか見当がついてからそろえても良いですが、大きめなら少し折れば着せてあげられるので、素敵な物を見つけたら楽しみのひとつとして買っておくのも楽しいと思います。
また、物質的な準備以外に、退院してからの役割分担を家族で話し合ったり、かかりつけ医を探したり、お散歩や遊びに行ける場所を見つけておいたりすることも大切です。しかし退院してから足りない部分をおぎなうこともできるので、楽しめる程度に準偏をすすめておけると良いでしょう。
母乳は小さく生まれた赤ちゃんにとって、免疫力を高め、壊死性腸炎などの重い病気にかかるリスクを減らすなどの利点があります。
しかし、母乳の出る、出ないは人それぞれです。ママの体調によっても母乳が出ない場合や、ママが病気の治療中で母乳があげられない場合もあります。
母乳の分泌を促すコツは、1日7~8回程度のこまめな搾乳です。一度に絞る量は少なくても良いので、こまめに絞ることが大切です。搾乳が大変なときは、助産師さんなどに相談してみましょう。
また、病院によっては、「ドナーミルク(※)」を使用している場合があります。詳細についてはNICU等のスタッフに確認してください。ドナーミルクの使用可否については医師の判断に基づくものであり、病院によっても異なります。まずは、スタッフに相談してください。
※ドナーミルクとは…様々な検査基準をクリアした、健康で母乳がたくさん出るママから寄付いただいた、母乳バンクで安全に処理した母乳のことです。
一般社団法人日本財団母乳バンク公式サイト(別ウィンドウで開きます)
授乳量にムラが出てくるのも成長のしるしです。時にはミルクを残してしまうこともあります。赤ちゃんの機嫌がよく、母乳やミルクを元気に飲めているようであれば大丈夫です。心配な場合には、健診や育児相談で体重の増えを確認してもらい、医師や保健師などに相談してみましょう。
脱水症状になっておらず、体重が増えていれば大丈夫です。半日おしっこが出ていなかったり、唇がカサカサだったりすると、脱水の可能性があるので受診が必要ですが、そうでなければあまり神経質になる必要はありません。ただ、飲むのに時間がかかる場合は、乳首の穴が小さすぎることがあります。逆に飲んでる最中にむせる場合は、穴が大きすぎる場合があります。哺乳瓶のメーカーを変えてみたり、乳首を柔らかいものに変えてみたり、乳首の穴の大きさを変えてみたり、ミルクの種類を変えたり、回数をこまめに分けたりすることで飲むようになる場合もあるので、色々試してみましょう。小さく生まれた赤ちゃんは嚥下機能が弱く、哺乳が不得意なことも多いです。
哺乳瓶の乳首をくわえさせ、そこに薬を垂らして飲ませる、白湯で溶いた薬をスポイトであげる、小さなスプーンであげるなど、様々な方法があります。入院中に看護師さんと相談しながら、その子に合う方法を試してみましょう。薬の性質が栄養補助的なものであれば、多少は吐き戻したりしても心配いりません。心臓や腎臓の働きを助ける薬などの場合は、ミルクに混ぜて飲ませると、ミルクを飲み残してしまったときに、薬も残してしまうことになるので避けましょう。
めやすとして修正(出産予定日から数えた月)6~7か月頃からですが、その子のペースに合わせましょう。首すわりやお座りの姿勢を維持できるようになり、親の食べる様子を見てよだれが出たり、飲み込む力や噛む力がついてきたら少しずつ始めてみましょう。
小さく生まれた子どもは、小食のことがよくありますが、年長以降になると心配がなくなることがほとんどです。 小食の場合は時間をしっかりと決めて4回食にしてみることもよいでしょう。
好き嫌いが出てくるのは発達の証でもあります。中には触感やにおいなどが敏感なために食べられなかったり、飲めないものがあります。無理強いせず、細かくして混ぜたり、一緒に準備をしたり、自分から食べられる工夫をすることが大切です。
動けるようになったことが嬉しくて、一見落ち着きがないように見えることがあります。目的を持って動いているのであれば心配しすぎる必要はありません。パパやママが、落ち着きやすい環境を整えてあげることも大切です。
どんな赤ちゃんも同じように、パパやママとのふれ合いは大切です。
入院中に受ける検査や処置にともなう痛みも、タッチング(赤ちゃんに触れること)で和らぐことがわかっています。退院後も、たくさん抱っこや声かけをし、スキンシップをはかりましょう。とはいえ、パパやママが無理をして疲れてしまっては、お互いにとっても良いことではありません。時にはおじいちゃんやおばあちゃん、保育士さんにおまかせして息抜きすることも大切です。多くの人とのふれ合いが、発達を促すこともあります。いろいろな人の手を借りて、赤ちゃんにとって良い刺激となる環境をつくっていきましょう。
なかなか体重が増えないと心配になりますよね。しかし、小さく生まれてもそうでなくても、発育のスピードには個性があります。体重も身長も停滞したり一気に成長したりと一定のスピードではありません。活気があり、おしっこが出ていれば大丈夫です。月単位、数か月単位でみて、その子なりの成長尾感じてあげてください。3~6歳くらいまでに成長曲線の範囲内に追いつく子もいれば、そうでない子もいますが、低身長の可能性が高い場合は成長ホルモンの投与などで対応することがあるので、病院のフォローアップをしっかりと受けましょう。
小さく生まれた赤ちゃんは、どうしても発達がゆっくりになりがちです。自然な発達をおおらかな気持ちで見守りつつ、いつもと違う向きで寝かせてみる、おもちゃで視線を誘導し色々な方向をむかせる、手で足を触らせる、身体を支えながらお座りの姿勢を経験させてみるなどの働きかけを、理学療法士と相談しながら行うのも良いでしょう。
通常、あお向けからうつ伏せになった後、再度あお向けに戻れるようになるには1~2か月かかります。その時期が、うつ伏せの発達を促します。あわてて、あお向けにする必要はなく、眠ってしまったり、鼻がふさがったりした時のみ戻してあげましょう。
初期の寝返りは横向きまでできると、自分の意思ではなく自然に寝返ります。その頃に「自分でもとに戻れないから」とパパやママがすぐにあお向けに戻してしまうことが多いと、うつ伏せの発達が遅れるため、寝返った後に頭が上がらず不快な思いをするので、その後、自分から寝返りをしなくなります。横向きはできても、足で止めて寝返らないようにすることもあります。このようになったら、うつ伏せの練習をしてあげましょう。上手になったら自分で寝返りを始めます。
目安としては、修正1歳3か月~1歳半頃までに立っち・あんよができるようになることが多いようですが、それぞれのペースがあります。つかまり立ちができれば、壁づたいに歩く練習や、つかまっている物から物へ移動させることで筋力をきたえたり、両手をつないで歩く練習をして歩く楽しさを味あわせたりするのも効果的でしょう。主治医と相談しながら、その子のペースを見守りましょう。
表情の多さや模倣・指さしを好むかどうかは、個性によるところも大きいので、それだけで心配する必要はありません。愛情があるからこそ、できないことに目が行きがちですが、その子の好きな遊びや働きかけでたくさん接してあげましょう。
個人差はありますが、出産予定日から3歳くらいになると、人の顔らしい絵が描けるようになってきます。絵を描くことが楽しいと感じることが大切なので、無理に描かせたり、線をなぞらせたり、点を結ばせるような課題ばかりではなく、自由に描かせて褒めたり飾ったりしてあげましょう。絵を描くことは、将来文字を書く力につながっていきます。
言葉の発達は個性による差が非常に大きいですが、おおむね3歳までにはお話ができるようになります。「あ~」「う~」だけでなく「バ」「プ」等の子音のある喃語が出たり、「ちょうだい」「おいで」がわかる等、言葉を理解している様子があれば、いずれ話すようになります。ただし、言葉を理解していない、音に反応しない場合は、難聴でないかを主治医に診てもらいましょう。難聴の場合は、早期の対応によって治療効果が高く出ることがあります。
小さい赤ちゃんを連れて帰って、不安になる気持ちは当然のものです。何も分からず不安でいっぱいなのが当たり前です。パパやママが自分だけで頑張らなくて大丈夫です。赤ちゃんは社会の未来であり、宝物です。小さなことでも遠慮せずに、保健センターの保健師、かかりつけ医や助産師などに相談しましょう。また、小さく生まれた赤ちゃんの保護者によるサークルがあったり、同じ立場の保護者とSNSなどを介して繋がる方もいます。気持ちを共有し合い、情報交換をすることもできるので、つらいときは一人で悩まないでください。
基本的には、すぐ受診できるよう自宅近くの小児科にしましょう。
主治医に相談して問題なければ、入院時の経過や服薬等の情報を共有するため、必ず紹介状を書いてもらいましょう。実際に足を運んでみて雰囲気を確認し、共働きの場合は休みの日に受診できるかもチェックすると良いでしょう。
退院後、初回外来まででしたら入院していたNICUやGCUで質問に答えてくれることがあるので確認しておきましょう。また、保健センターでは、地区ごとに担当の保健師がいるので、疑問に思うことがあれば、相談してみましょう。在宅酸素を使う場合は、訪問看護師にも相談することができます。哺乳についての困りごとは、近くのクリニックにある母乳外釆や「埼玉県助産師会」でも相談できます。
確かに、RSウイルス等の重症化リスクは高いです。赤ちゃんが眠れなかったり、ミルクを飲めなかったりと、少しの変化に不安を感じることもあるかと思います。受診するか迷ったら、まずはかかりつけの病院に電話で相談してみましょう。受付時間外のときは、小児救急電話相談 (#8000)等に相談するのも良いでしょう。
正期産で生まれた子と同じように、母子健康手帳のスケジュール通りに接種しましょう。入院中の場合は主治医に確認し、退院後も計画的にスケジュールを組んで接種しましょう。
受診ができる病院についてお困りでしたら、保健センターに相談することもできます。
お住まいの市町村によっては、修正月齢で健診を受けることが可能な場合もあります。保健センターや主治医、かかりつけ医等と相談して、その子の発達に合ったペースで健診を受けましょう。また、赤ちゃんが入院していた病院でのフォローアップを受け、発達や発育を確認しましょう。