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掲載日:2025年7月18日

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令和7年度 保健師研修及び地域保健福祉関係職員研修の様子をご紹介!

埼玉県では、継続的に入職時から各所属でのOJTによるフォローのほかにも、継続した保健師の資質向上のため、「埼玉県自治体保健師のキャリアラダー」に応じた階層別研修を実施しています。このページでは、令和7年度の研修の実際の様子をご紹介します。

保健師ステップアップ研修(ベーシック編・レベルアップ編・チャレンジ編)

1年目~3年目の保健師をフォローする体制を整備するため、県・市町村採用に関わらず、入職後1~3年目の保健師を対象とした研修を実施し、県・市町村保健師の人材育成支援を図っています。

新任期・ベーシック編 

新任期令和7年6月11日(水曜日)に保健師ステップアップ研修(ベーシック編)を開催し、県内各自治体から100名を超える保健師が参加しました。

行政保健師の保健活動に対する基本的な姿勢、保健活動の基礎となる相談の受け方について学ぶ講義のほか、入庁3~4年目の身近な先輩保健師の実践報告があり、新任保健師へのエールが送られました。また、新たなトピックスとして、AIを活用した新しい学びの形についての講義があり、実際の保健活動における活用方法について考えることができました。

また演習では、埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科の石﨑先生、柴田先生、伊草先生、菊池先生に御協力をいただき、保健師人材育成プログラムの活用方法について理解し、新任保健師それぞれが目指す保健師像の設定、今後の保健活動における目標設定をすることができました。グループごとの演習でも、活発に意見交換が交わされる様子が見られ、他自治体で活躍する県内保健師同士が交流する機会にもなりました。

参加者からは、「公衆衛生的な視点で地域を見て、課題やニーズを見つけるとともに、それらに対する解決に向け、具体的な支援を主体的に行うことの必要性が分かりました。」「キャリアラダーを活用し、自分自身が今どの位置にいるのか確認を行っていきたいです。」「今は個人支援を大切に展開して、後々は個人支援から集団支援に繋げていけるような保健師になりたいです。」など、研修を通して前向きな発言が聞かれていました。

写真:令和7年度 保健師ステップアップ研修(ベーシック編)の様子(令和7年6月11日(水曜日)開催)

レベルアップ編

※研修終了後掲載予定

チャレンジ編

※研修終了後掲載予定

創造育成研修

保健師として本来の公衆衛生保健活動の視点を改めて認識し、業務を超えた課題検討を行い、健康課題解決に向けた積極的な観点を持つことを目的としています。

また、職位や所属を超えた意見交換を行い、多様な意見を踏まえ検討を深める能力を高めます。

研修1日目

令和7年度 創造育成研修1日目を、令和7年6月11日(水曜日)に開催しました。

本研修は、大学の先生方の協力を得て、今年で3年目を迎えました。今年度は全5グループで、市が3グループ参加しています。本研修は、1グループあたり受講者である中堅期保健師3~5人、ファシリテーターを担う管理期保健師のメンバー構成としています。この構成により、所属や職位が異なるメンバーと検討を重ねながら、課題に取り組む中で、管理期保健師は広い視野とリーダーとしての意識の醸成、受講者である中堅期保健師は、健康課題解決に向けた積極的な観点を持ち、主体的に地域の課題解決に取り組む機会としています。

1日目の午前は、グループのファシリテーターのみが参加し、事前課題である動画視聴を経て、各グループがどのような課題について検討するかを、講師の先生方から助言をいただきながら考える時間としました。午後は、受講者が合流し、各グループの課題の決定や現状分析を行いました。

暑い中ではありましたが、各グループがファシリテーターを中心に活発な意見交換を行うことができ、どのグループもそれぞれが持ち寄った健康課題を吟味し、グループとしての検討課題を決定することができました。

引き続き、主体的な保健師活動やリーダーシップの向上を促進し、所属・立場を越えて全体で育ちあえるような研修を目指して実施していきます。

研修2日目

令和7年度 創造育成研修2日目を、令和7年7月16日(水曜日)に開催しました。創造育成

今回は研修1日目に引き続き、グループの検討課題についての現状分析やデータの整理を深め、午後にはインタビュー先の検討を行いました。今年度、研修前後でファシリテーターと講師、事務局が進捗状況を共有する場を設けたことで、グループ同士もそれぞれの動きが把握しやすくなり、モチベーションの向上にもつながりました。

途中で悩み、行き詰まるグループもありましたが、講師の先生方を担当制とし、伴走いただくことで、グループはリアルタイムで講師の助言を得ながら演習を進めることが出来ました。

受講者からは、「健康課題が漠然としており、地区把握ができていないと思い知らされた。エビデンスを基に取り組みたい。」「個人での研修ではないので、他のメンバーとも意見をすり合わせながら進めると、自分にはなかった視点の発見になると感じた。」など前向きな意見が聞かれました。 

写真:令和7年度 創造育成研修2日目(令和7年7月16日(水曜日)開催)

 

 

保健師教育担当者(プリセプター)研修

保健師教育担当者(プリセプター)の役割から得られるプリセプター保健師経験を学び、保健活動に役立てる視点を学ぶとともに、保健師教育担当者(プリセプター)が悩みや課題を共有し、保健師教育担当者(プリセプター)としての意欲を向上させることを目的としています。

研修1日目 

※研修終了後掲載予定

トピックス研修

他の自治体での保健活動の展開から、複雑化かつ多様化する住民ニーズを把握する手法について学び、保健師に求められる視点と期待される役割を理解するとともに、前向きな地域づくりのための保健師としての活動展開と、期待される能力を理解することを目的としています。

※研修終了後掲載予定

プレ管理期保健師研修

県や市町村の管理的立場の保健師が、効果的な保健活動を組織的に展開するために求められる能力や果たすべき役割を理解し、地域住民の健康の保持・増進に貢献する能力を向上させることを目的として実施しています。

令和7年7月11日(水曜日)にオンラインで研修を開催し、およそ30名の保健師が参加しました。

研修では、コーディネーターの岡山県立大学 保健福祉学部看護学科の森永先生の御協力の基、事前準備資料を踏まえたグループワークを行いました。健康課題解決のために、計画や目的といった流れを踏まえて管理期保健師としての視点からどのように施策・事業を行っていくか、また組織管理や人材育成・人事管理にどのように取り組んでいくとよいと考えるかについて言語化することに挑戦しました。

参加者からは、「自分自身がプレ管理期であることをより認識し、果たすべき役割を意識することができた」「モチベーションを高められる環境づくり、他職種連携しやすい職場づくりについて考えていきたいと思った」などの感想があり、参加者同士の意見交換や先生からの御講評を通じて、次期管理期となることを改めて認識するとともに、前向きな保健師活動の展開に向けたヒントを得られた様子が見られました。

      プレ管理期保健師研修の様子2                                研修の様子5

写真:令和7年度 プレ管理期保健師研修講師 森永先生からの講評(左)とグループワークの様子(右)(令和7年7月11日(金曜日)オンライン開催)

管理期保健師研修及び県・市町村保健師連絡調整会議(全体会議)

社会状況の変化に応じた役割及び地域や所属の実情に応じた効果的・効率的な健康課題の解決を図る能力を獲得する必要性を認識し、地域や関係機関、関係部局と連携・協働できる力を高めることにより、県民の健康課題の解決につなげるとともに、近年採用される保健師の多様性を考慮した組織の在り方、人材育成の方法について理解を深める機会としています。

※研修終了後掲載予定

お問い合わせ

保健医療部 保健医療政策課 研修・国際協力・免許担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

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