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掲載日:2026年8月4日

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令和8年度 保健師研修及び地域保健福祉関係職員研修の様子をご紹介!

埼玉県では、継続的に入職時から各所属でのOJTによるフォローのほかにも、継続した保健師の資質向上のため、「埼玉県自治体保健師のキャリアラダー」に応じた階層別研修を実施しています。このページでは、令和8年度の研修の実際の様子をご紹介します。

保健師ステップアップ研修(ベーシック編・レベルアップ編・チャレンジ編)

1年目~3年目の保健師をフォローする体制を整備するため、県・市町村採用に関わらず、入職後1~3年目の保健師を対象とした研修を実施し、県・市町村保健師の人材育成支援を図っています。

1年目・ベーシック編 

令和8年7月1日(水曜日)、保健師ステップアップ研修(ベーシック編)を開催し、県内各自治体からおよそ150名の保健師が参加しました。

本研修では、行政保健師としての基本的な姿勢を学ぶ講義や、入庁3~4年目の先輩保健師による実践報告を行いました。
今回の研修の特徴として、株式会社ディーエイチシー様のご協力により、「相談しやすい保健師」をテーマとした身だしなみセミナーを実施しました。
住民に安心感を与え、信頼関係を築くための第一歩として、自分自身の印象やコミュニケーションの在り方を見直す機会となりました。

また、演習では埼玉県立大学 保健医療福祉学部 看護学科の柴田先生、伊草先生、菊池先生のご協力を得て、保健師人材育成プログラムの活用方法を学びました。新任期の保健師として目指す姿を考え、今後の保健活動に向けた目標設定を行いました。

グループワークでは活発な意見交換が行われ、県内の保健師同士が自治体の枠を超えて交流する機会にもなりました。

参加者からは、
「保健師だからこそできることに目を向けて、行政保健師としてのおもしろみを感じたいと思った」、「小さなPDCAサイクルを回しながら事業に臨みたい」、「個から地域の視点を持つように心がけたい」といった前向きな声が寄せられました。

ステップアップ研修(ベーシック編)の様子1  ステップアップ研修(ベーシック編)の様子2

写真1:令和8年度ステップアップ研修(ベーシック編)先輩保健師による発表の様子

写真2:令和8年度ステップアップ研修(ベーシック編)講義の様子

2年目・レベルアップ編

令和8年7月22日(水曜日)、保健師ステップアップ研修(レベルアップ編)を開催し、県内の行政保健師約100名が参加しました。

この研修は、主に採用2年目の県・市町村保健師を対象に、保健師としての専門性や役割を改めて学び、今後の活動への意欲を高めることを目的に実施しています。

当日は、これまでの経験を振り返るワークや、3年目に向けて期待される役割について学ぶ講義のほか、多職種との連携や保健師の役割について理解を深めました。また、経験の近い先輩保健師からは、住民一人ひとりへの支援だけでなく、地域全体を見据えて活動することの大切さが紹介されました。

グループワークでは、埼玉県立大学の先生方の協力のもと、参加者同士が活発に意見交換を行いました。自治体の枠を超えて交流しながら、3年目に向けた目標をそれぞれ考える機会となりました。

午後には、「保健師」をキャラクターとして表現するユニークなワークショップを実施。参加者は楽しみながら保健師の強みや特徴を見つめ直し、自身の職業的アイデンティティについて考えました。

さらに、多職種から見た保健師に関する講義では、保健師を主人公にした漫画『保健師が来た』の作者である漫画家・埜納タオ先生にご講義いただきました。なぜ保健師を漫画の主人公にしたのか、取材を通して見えてきた保健師の魅力や地域で果たす大切な役割についてお話しいただき、参加者は保健師という職業の奥深さややりがいを改めて感じる機会となりました。漫画家ならではの観察眼の深さから語られるエピソードに、会場は大いに引き込まれていました。

参加者からは、「同世代の保健師と経験を共有できて心強かった」「自信を持って仕事を続けていこうと思えた」といった声が寄せられました。

多くのファシリテーターの支援のもと、参加者同士の交流も深まり、県内の保健師が一体となって学び合う充実した研修となりました。

レベルアップ編の様子 キャラ化ワークシート
左写真:ステップアップ研修(レベルアップ編)グループワークの様子 右写真:キャラ化ワークシート(グループワークのワークシート)

3年目・チャレンジ編

開催後に掲載します。

創造育成研修

保健師として本来の公衆衛生保健活動の視点を改めて認識し、業務を超えた課題検討を行い、健康課題解決に向けた積極的な観点を持つことを目的としています。

また、職位や所属を超えた意見交換を行い、多様な意見を踏まえ検討を深める能力を高めます。

研修1日目 ~グループ課題の検討と決定~

令和8年6月19日(金曜日)に、創造育成研修(1日目)を開催しました。

本研修は、自治医科大学の春山早苗先生をはじめ、多くの先生方の御協力のもと開催しており、今年で4年目を迎えます。

今年度は、所沢市と久喜市からそれぞれ1チームずつ、県型保健所とその管轄市町村合同の圏域グループが1チーム、県が2チームの計5チームが参加しています。

本研修は、中堅期保健師である受講者3~5人と、ファシリテーターを担う管理期保健師でグループを編成しています。所属や職位の異なるメンバーで検討を重ねることにより、管理期保健師はリーダーとしての視野や役割を、また中堅期保健師は地域の健康課題に対して主体的に取り組む力を養うことを目的としています。

今年度は新たな事前課題を導入しました。動画視聴に加え、受講者が日頃感じている地域の健康課題を整理し、グループ内で共有しました。各グループにおいて活発な意見交換が行われ、それぞれの健康課題を踏まえた検討が進められました。共有した内容を踏まえ、各グループで検討する課題について意見を出し合い、テーマを決定しました。

研修の終盤には全体共有の時間を設け、各グループが進捗状況や設定した健康課題について発表を行い、講師の先生方から講評をいただきました。

受講者からは、「データの根拠から課題を見つけるのが難しかった。複合的な課題の中で、焦点を絞らないと、現実的な政策にはつなげることが難しいと分かった。グループワークは多くの意見を出し合い、有意義な時間だった。」「各所属で課題と感じていることを共有できて勉強になった。また、実務においてこれほどじっくりと考えることはないので、新鮮で楽しかった。 いただいたアドバイスをもとに次回までに課題を整理したい。」などの前向きな意見が聞かれました。

今後も、主体的な保健師活動の推進とリーダーシップの向上を目指すとともに、所属や立場を越えて全体で育ち合うことができる研修を実施していきます。

創造育成研修グループワークの様子 グループワークの様子
写真1:令和8年度創造育成研修1日目 オリエンテーションの様子 写真2:令和8年度創造育成研修1日目 グループワークの様子

研修2日目~グループ課題の現状分析とインタビュー先の決定~

令和8年7月7日(火曜日)、令和8年度創造育成研修の2日目を開催しました。

本研修では1日目に引き続き、各グループにおいて設定した検討課題に関する現状分析やデータ整理を進めるとともに、午後には今後実施するインタビュー調査の対象者について検討を行いました。

今年度は、各グループの検討状況や取組内容を相互に把握しやすくするため、研修前にファシリテーター、講師及び事務局が進捗状況を共有する機会を設けました。

演習では、課題の整理や分析の方向性について検討を重ねる中で、議論が停滞する場面も見られましたが、講師の先生方による担当制のもと、各グループに対してきめ細かな助言をいただきながら検討を進めることができました。受講者は講師からの助言を随時受けながら、課題の明確化や分析の深化に取り組みました。

また、研修終盤には全体共有の時間を設け、各グループがこれまでの検討経過や設定した健康課題、インタビュー先について進捗共有を行いました。その後、講師の先生方から講評をいただき、今後の検討を進める上での視点や課題について理解を深める機会となりました。

受講者からは、

  • 「前回よりも焦点を絞ることで課題が明確になった。既存施策との関連については見落としていた部分であり、多角的な視点から課題を整理する必要性を学ぶことができた。自身の業務とも関連する内容であるため、所属内でも共有したい。」
  • 「グループ内で情報共有を行うことで新たな知見を得ることができた。また、インタビュー先が決定し、研修が着実に進展していることを実感できた。」

などの感想が寄せられました。

今後は、インタビュー調査等を通じて課題に対する理解をさらに深めるとともに、地域の健康課題の解決に向けた具体的な方策について検討を進めていきます。

共有
写真:令和8年度創造育成研修2日目 全体共有(進捗報告)の様子

保健師教育担当者(プリセプター)研修

保健師教育担当者(プリセプター)の役割から得られるプリセプター保健師経験を学び、保健活動に役立てる視点を学ぶとともに、保健師教育担当者(プリセプター)が悩みや課題を共有し、保健師教育担当者(プリセプター)としての意欲を向上させることを目的としています。

研修1日目

令和8年7月29日(水曜日)さいたま共済会館において「令和8年度 保健師教育担当者(プリセプター)研修」を開催しました。

本研修は、今年度プリセプターとして新任保健師の育成を担当する保健師を対象に実施し、県内市町村等から73人が参加しました。

当日は、国際医療福祉大学 嶋津教授、東海大学 吉野准教授を講師に迎え、プリセプターに求められる役割や育成のポイントについて学びを深めるとともに、「多様な背景を持つ新人保健師の育成」をテーマとした事例検討を行い、グループワークを通じて参加者同士が活発に意見交換を行いました。

今年度は、事前課題として事例を配布し、受講者があらかじめ課題について考えた上で研修に参加する形式としました。グループごとの検討内容を全体で共有し、他グループから意見や質問を受けることで、多様な視点から新人保健師の育成について学びを深め、プリセプターとしての役割や必要なスキルについて理解し、具体的なアクションプランの作成や振り返りの重要性について学びました。

新人育成において役立つ人材育成ツールの活用方法や、プリセプターを担うことで得られるプリセプター保健師経験学習についても、講義や演習の中で学び直すことが出来たかと思います。

研修2日目にかけて、本研修の参加者が、プリセプターの役割やスキルの理解を深めるだけではなく、アクションプランを立て、実践し、振り返ることで、少し俯瞰して自己の育成を認識できるような研修構成にしていきます。

グループワーク 発表
写真1:令和8年度プリセプター研修 グループワークの様子 写真2:令和8年度プリセプター研修 全体発表の様子

トピックス研修

他の自治体での保健活動の展開から、複雑化かつ多様化する住民ニーズを把握する手法について学び、保健師に求められる視点と期待される役割を理解するとともに、前向きな地域づくりのための保健師としての活動展開と、期待される能力を理解することを目的としています。

※開催後に掲載します。

プレ管理期保健師研修

県や市町村の管理的立場の保健師が、効果的な保健活動を組織的に展開するために求められる能力や果たすべき役割を理解し、地域住民の健康の保持・増進に貢献する能力を向上させることを目的として実施しています。

今年度は、研修1日目としてオンデマンド配信による事前学習を実施した後、令和8年7月14日(火曜日)に浦和合同庁舎において集合研修を開催し、県及び市町村から約35名の保健師が参加しました。

集合研修では、岡山県立大学保健福祉学部看護学科の森永先生をコーディネーターに迎え、事前学習や事前準備資料を踏まえたグループワークを実施しました。参加者は、地域の健康課題を解決するために、根拠に基づいて施策や事業を企画・推進する具体的な方法について学ぶとともに、次期管理期保健師として求められる組織運営管理、人材育成及び人事管理などのマネジメントについて意見交換を行いました。

グループワークでは、それぞれの自治体における健康課題や取組状況を共有しながら、地域住民の健康づくりを推進するために必要な施策展開や組織づくりについて理解を深めました。また、参加者同士が活発に意見交換を行うことで、他自治体の取組や考え方に触れる貴重な機会となりました。

参加者からは、

  • 「有意義な研修でした。管理期を迎えるに当たり、心構えができ、自身に必要な保健師としての能力が明確になりました。」
  • 「研修内容が充実しており、多くのことを学ぶことができました。また、他市町村の方々と交流・情報交換ができ、大変貴重な機会となりました。」
  • 「オンライン研修が増える中で、集合形式ならではの学びや気付きが得られました。」

などの感想が寄せられました。

本研修を通じて、参加者はプレ管理期に求められる役割や視点について理解を深めるとともに、今後の保健活動を効果的に推進するための実践的な学びを得ることができました。

プレ管理期保健師 プレ管理期保健師(2)
写真1:令和8年度プレ管理期保健師研修2日目 全体共有の様子 写真2:令和8年度プレ管理期保健師研修2日目 森永教授の講評の様子

お問い合わせ

保健医療部 保健医療政策課 研修・国際協力・免許担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

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