トップページ > 健康・福祉 > 障害者(児)福祉 > 障害者の自立・社会参加 > 塙 保己一(はなわ ほきいち) 賞 > 第19回(令和7年度)塙保己一賞 受賞者
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掲載日:2025年12月5日
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※年齢は表彰日現在

広瀬 浩二郎(ひろせ こうじろう)氏(58歳)
視覚障害1級 文化人類学研究者
現在は、大阪府吹田市にある国立民族学博物館 人類基礎理論研究部教授として、日本の宗教史や民俗学、障害者文化論を研究。
視覚障害がありながらも、フィールドワークを取り入れて研究し、多くの研究成果を著書として出版している。
アメリカでの在外研究で、日本とアメリカの視覚障害者の現状を見比べ、背後にある宗教的な観念の違いなどの比較研究を行う。
通常の博物館は、触ることができない、見る場所であることが多いが、様々な模型・実物資料を触る体験により、見るよりもよくわかるようになる「触文化」提唱の第一人者。障害のある人もない人も、高齢者も子供もみんなが楽しめるユニバーサルミュージアムを積極的に発信している。
2004年に社会福祉法人視覚障害者支援総合センター第2回チャレンジ賞、2023年に文化庁長官表彰を受賞。

森 仁志(もり ひとし)氏(35歳)
視覚障害2級(網膜色素変性症) 白杖ブレイキンダンサー「MORIKO JAPAN」 Ci FLAVORSグループ所属
中学時代にブレイキンに出会い、その後、進行性の目の難病「網膜色素変性症」によりだんだんと目が見えなくなっていく中、普段は薬剤師として働き、白杖を持ちながらのブレイキンダンサーとして活躍している。
NPO法人 LEAVE NO ONE BEHIND 代表理事として、誰も取り残さない社会を目指して活動している。視覚障害者やその家族への理解拡大に向けて、国内外のイベントに参加したり、テレビなどのメディアやSNSを通じて情報を発信している。
本庄市出身であり、本庄市内の中学校でワークショップや講演を実施。ダンスの魅力を伝えるとともに、障害への理解を進めている。
東京パラリンピック閉会式においてソロパフォーマンスを披露。
NHK紅白歌合戦や日本テレビ24時間テレビ、テレビCM、ドキュメンタリー番組に出演。
日本経済新聞などに紹介記事が掲載される。
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公式website morikojapan.com

加藤 俊和(かとう としかず)氏(80歳)
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盲学校の生徒にとって分かりやすい点字楽譜のレイアウトを考案し、40年以上にわたって継承される標準を確立した。国際会議に日本代表として参加し、点字楽譜記号の国際的な統一にも貢献している。 点字楽譜や数学・理科、触図等の点字表記に関する専門知識を活かして、文部科学省「点字学習指導の手引 令和5年版」「図形触読の学習」などの点字の指導書を執筆。 社会福祉法人日本ライトハウス常務理事兼視覚障害リハビリテーションセンター所長、社会福祉法人京都ライトハウス情報ステーション所長を務めた。 点字、音声データの情報ネットワークを提供するサピエの前身である「ないーぶネット」ホストセンター長及び「サピエ」事務局長を歴任し、視覚障害者情報支援システムの確立を支援した。 「内方線付ホーム端点字ブロック」考案し、ホーム転落事故の分析と対策を提言するなど、視覚障害者向けの歩行環境整備にも取り組んでいる。 日本盲人福祉委員会東日本大震災視覚障害者支援事務局長として、被災した視覚障害者への支援体制構築に尽力。その後、日本盲人福祉委員会災害担当として熊本地震、能登半島地震等でも支援活動を行っている。 |
2009年に厚生労働大臣表彰、2023年に第31回ヘレンケラー・サリバン賞を受賞。
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