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掲載日:2025年12月1日
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おはようございます。埼玉県知事 大野 元裕 です。
12月3日から9日は障害者週間です。
障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して暮らしていける共生社会の実現に向け、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加するためには、物理的なバリアーだけではなく、心のバリアーも取り除くことが必要です。
私は、障害者への理解が進み、障害のある方もない方も、相互にコミュニケーションを取り合い、支え合う「心のバリアフリー」の浸透が、誰もが安心して暮らしていける社会の実現につながると考えています。
そこで、埼玉県では、障害がある方を講師として招いた講座などを通じて、県民の皆さまが障害のある方と身近に接する機会を提供する「彩の国いろどりライブラリー」の実施、公共施設の職員や県民の皆さまを対象にした手話講習会の開催、外見からは分かりづらいが配慮を必要としていることを周囲の方に知らせる「ヘルプマーク」の周知・配布など、障害者の理解促進に取り組んでいます。
また、言葉で表現できないその人の内面や、感情を表現した障害者アートを鑑賞することも、障害者理解のきっかけとなります。
埼玉県では、心の底から湧き出るような数々の作品を、作品展や埼玉県障害者アートオンライン美術館に掲載し、その魅力を発信しています。
明日、12月2日から7日まで、県立近代美術館で、第16回埼玉県障害者アート企画展を開催します。およそ600点のえりすぐりの絵画や立体作品を展示しますので、ぜひお立ち寄りください。
また、最近では、企業や団体に働きかけ、障害者アートのリースや販売、デザインなどの利活用も積極的に進めています。
障害のある方が経済活動に参加し、企業などと交流することで新たなやりがいを見いだし、コミュニケーションの輪が広がることを期待しています。
埼玉県で作成した「心のバリアフリーハンドブック」では、さまざまな障害の特性や、それに対する配慮の方法についてまとめています。
埼玉県ホームページにも掲載していますので、ぜひご活用ください。皆さまのちょっとした配慮や声掛けが「共生社会」の実現につながります。
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