2021年度（令和3年度）埼玉県市町村民経済計算～50市町村で市町村内総生産の対前年度増加率がプラス～

県は、2021年度（令和3年度）埼玉県市町村民経済計算を取りまとめました。

市町村民経済計算は、市町村における経済活動を生産と分配の二面から推計したもので、市町村経済の規模、経済構造及び経済成長率などから、市町村経済の実態を明らかにする総合的な経済指標です。

1 生産：市町村内総生産(名目)

市町村内総生産の全市町村合計額は、23兆7,336億円で、対前年度増加率は4.3％となりました。

県内63市町村のうち50市町村で対前年度増加率がプラスとなり、13市町でマイナスとなりました。

増加の主な要因は、新型コロナウイルス感染症の影響が続いたものの、製造業を中心に総生産額がプラスに転じたためです。

総生産額の上位5市町村は以下のとおりです。

	総生産額（百万円）	対前年度増加率（％）	市町村計構成比（％）
さいたま市	4,823,432	3.4	20.3
川越市	1,465,122	18.8	6.2
川口市	1,426,594	1.8	6.0
熊谷市	983,480	-1.8	4.1
所沢市	883,473	-1.2	3.7
市町村計	23,733,625	4.3	100.0

 

対前年度増加率の上位5市町村は以下のとおりです。

	総生産額（百万円）	対前年度増加率（％）	製造業増加率（％）
滑川町	86,333	21.6	50.8
川越市	1,465,122	18.8	70.8
北本市	157,937	17.3	94.7
入間市	464,958	14.2	40.4
嵐山町	94,388	10.6	18.1
市町村計	23,733,625	4.3	9.9

 

2 分配：市町村民所得

市町村民所得の総額は、22兆3,844億円で、対前年度増加率は6.7％となりました。

対前年度増加率は、全63市町村でプラスとなりました。

増加の主な要因は、企業所得が増加したためです。

上位5市町村は以下のとおりです。

	所得額（百万円）	対前年度増加率（％）	市町村計構成比（％）
さいたま市	4,872,568	6.8	21.8
川口市	1,846,940	5.8	8.3
川越市	1,080,568	9.5	4.8
所沢市	1,042,869	5.2	4.7
越谷市	1,012,075	6.9	4.5
市町村計	22,384,384	6.7	100.0

 

対前年度増加率の上位5市町村は以下のとおりです。

	所得額（百万円）	対前年度増加率（％）
美里町	31,794	15.7
嵐山町	48,948	12.2
三芳町	132,776	11.1
三郷市	438,799	10.9
東秩父村	5,064	10.9
市町村計	22,384,384	6.7

 

一人当たり市町村民所得の上位5市町村は以下のとおりです。

	所得額（千円）	対前年度増加率（％）
和光市	3,895	5.6
さいたま市	3,658	6.1
戸田市	3,585	5.1
三芳町	3,472	11.6
朝霞市	3,446	5.2
県全体	3,049	6.8

※一人当たり市町村民所得は、市町村内企業の利益なども含めた市町村民所得を市町村人口で割ったものであり、個人の給与や実収入の平均値を表すものではありません。

 

詳しくは、統計課のホームページを御覧ください。

統計課『彩の国統計情報館』市町村民経済計算のページ（別ウィンドウで開きます）

報道記者発表資料（ダウンロードファイル）

2021年度（令和3年度）埼玉県市町村民経済計算（PDF：179KB）（別ウィンドウで開きます）

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