第280回簡易アンケート「埼玉県におけるSDGsの推進について」の結果を公表しました。
1.調査の概要
(1)調査形態
- 調査時期:令和7年9月18日(木曜日)~令和7年9月24日(水曜日)
- 調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
- 対象者:県政サポーター3,618人(内、県内在住(3,355人))
- 回収率:65.9%(回収数2,384人)(内、県内在住65.6%(2,200人))
- 回答者の属性:(百分率表示は、小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。)
| 年齢 |
人数(人)(内、県内在住) |
比率(%)(内、県内在住) |
| 16~19歳 |
9(7) |
0.4%(0.3%) |
| 20~29歳 |
66(54) |
2.8%(2.5%) |
| 30~39歳 |
216(192) |
9.1%(8.7%) |
| 40~49歳 |
418(380) |
17.5%(17.3%) |
| 50~59歳 |
679(634) |
28.5%(28.8%) |
| 60~69歳 |
511(473) |
21.4%(21.5%) |
| 70歳以上 |
485(460) |
20.3%(20.9%) |
| 職業 |
人数(人)(内、県内在住) |
比率(%)(内、県内在住) |
| 個人事業主・会社経営者(役員) |
224(209) |
9.4%(9.5%) |
| 家族従業(家業手伝い) |
7(6) |
0.3%(0.3%) |
| 勤め(全日) |
906(820) |
38.0%(37.3%) |
| 勤め(パートタイム・アルバイト) |
418(395) |
17.5%(18.0%) |
| 専業主婦・主夫 |
340(317) |
14.3%(14.4%) |
| 学生 |
34(26) |
1.4%(1.2%) |
| その他、無職 |
455(427) |
19.1%(19.4%) |
| 性別 |
人数(人)(内、県内在住) |
比率(%)(内、県内在住) |
| 男性 |
1,261(1,160) |
55.2%(55.1%) |
| 女性 |
992(914) |
43.4%(43.4%) |
| 回答なし |
32(31) |
1.4%(1.5%) |
※任意回答(総数:2,285人(2,105人))
(2)調査結果の見方
- 設問中の( )内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。
- 回答比率(%)は小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体またはカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。
- グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。
- 複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。
- 断りのないものについては、埼玉県内在住のサポーターからの回答をもとに算出しています。
2.調査の目的
埼玉県は、あらゆる人に居場所があり、活躍でき、安心して暮らせる「日本一暮らしやすい埼玉」の実現のため、SDGsの推進に取り組んでいます。
この度、県政サポーターの皆さまに、認知度や取組状況などについて伺い、今後のSDGsの推進に当たり参考とさせていただくため、アンケートを実施しました。
担当課
企画財政部 計画調整課 総括・SDGs推進担当
電話:048-830-2133 (E-mail a2130-06@pref.saitama.lg.jp )
3.調査結果
SDGsの把握について
➔『言葉を知っている(計)』が9割台後半(98.0%)、『内容を知っている(計)』が7割(70.0%)
質問1.あなたは、SDGsについて知っていますか。

SDGsについて知っているか尋ねました。その結果、「17の目標すべてを知っており、内容を人に説明できる」(4.8%)、「いくつかの目標を知っており、内容もある程度知っている」(65.2%)、「SDGsという言葉は聞いたことがあるが、内容はよく知らない」(28.1%)を合わせた『言葉を知っている(計)』は9割台後半(98.0%)であり、前回調査より0.2ポイント減少しました。
SDGsへの関心について
➔「関心がある(計)」が6割強(61.8%)
質問2.あなたは、SDGsに関心がありますか。

SDGsに関心があるか尋ねました。その結果、「とても関心がある」(10.9%)と「関心がある」(50.9%)を合わせた『関心がある(計)』が6割強(61.8%)であり、前回調査より3.6ポイント減少しました。
SDGsに関心がない理由について
➔「目標が壮大で身近に感じられない」が4割強(41.9%)
質問3.(質問2で「あまり関心がない」「全く関心がない」と回答した方にお伺いします。)
あなたがSDGsに関心がない理由は次のうちどれですか。(複数回答可)

質問2でSDGsに関心がないと回答した方に理由を尋ねました。その結果、「目標が壮大で身近に感じられない」が4割強(41.9%)となりました。
SDGsへの取組状況について
➔「既に取り組んでいる」が5割弱(49.0%)
質問4.あなたは、SDGsについて何か取り組んでいますか。

SDGsについて何か取り組んでいるか尋ねました。その結果、「既に取り組んでいる」が5割弱(49.0%)に対し、「今は取り組んでいないが、今後取り組む予定はある」(14.9%)、「今も取り組んでいないし、今後も取り組む予定はない」(15.7%)、「分からない」(20.5%)を合わせた『取り組んでいない(計)』が5割強(51.0%)でした。「既に取り組んでいる」の割合は、前回調査より2.5ポイント増加しました。
SDGsに取り組むために必要なことについて
➔「具体的な取り組み方の情報」が4割半ば(44.1%)
質問5.(質問4で「今は取り組んでいない」「分からない」と回答した方にお伺いします。)
あなたが、SDGsに取り組むためには、何が必要ですか。(複数回答可)

質問4で取り組んでいないと回答した方に取り組むために必要なものを尋ねました。その結果、「SDGsの具体的な取り組み方の情報」が4割半ば(44.1%)となりました。
「SDGsの達成」に取り組む企業の商品・サービスの利用意向について
➔「利用したい(計)」が7割半ば(75.6%)
質問6.あなたは、「SDGsの達成」に取り組んでいる企業の商品やサービスを利用したいと思いますか。

「SDGsの達成」に取り組む企業の商品・サービスを利用したいか尋ねました。その結果、「積極的に利用したい」(18.1%)と「機会があれば利用したい」(57.5%)を合わせた『利用したい(計)』が7割半ば(75.6%)でした。
企業が「SDGsの達成」のために行う取組について
➔「関心がある」が6割半ば(64.4%)
質問7.あなたは、企業が「SDGsの達成」のために行う取組に関心がありますか。

企業が「SDGsの達成」のために行う取組について尋ねました。その結果、「とても関心がある」(13.7%)と「関心がある」(50.7%)を合わせた『関心がある(計)』が6割半ば(64.4%)でした。
埼玉県のSDGsの推進について
➔「具体的な取組事例の紹介」が6割弱(59.4%)
質問8.あなたは、埼玉県でSDGsをさらに推進するために、今後、県は何をすべきだと思いますか。(複数回答可)

※ESG投資とは従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)要素も考慮した投資のことを指します。
SDGsをさらに推進するため、県は何をすべきか尋ねました。その結果、「具体的な取組事例の紹介」が最も多く6割弱(59.4%)でした。次いで、「学校教育へのさらなる浸透」が4割弱(39.5%)となりました。
SDGsに取り組む主体について
➔「企業」が2割強(22.5%)
質問9.あなたは、SDGsを達成するためには、どの主体による取組が最も重要だと思いますか。

SDGsを達成するためには、どの主体による取組が最も重要だと思うか尋ねました。その結果、「企業」が2割強(22.5%)と最も多く、次いで「国」が2割強(22.0%)、「県民」が1割半ば超(17.0%)となりました。
埼玉版SDGs推進アプリ『S³(エスキューブ)』について
→「ポイント付与システムによる特典やプレゼント等の提供」が5割強(51.7%)
質問10.SDGsを楽しく学べる埼玉版SDGs推進アプリ『S³(エスキューブ)』について、このアプリをより多くのかたに利用していただくため、どのような内容が充実していると良いと思いますか。(複数回答可)

埼玉版SDGs推進アプリS³(エスキューブ)に求める機能を尋ねました。その結果、「ポイント付与システムによる特典やプレゼント等の提供」が5割強(51.7%)と最も多く、次いで「ポイント付与システムによるSDGsへの貢献度がわかるポイント表示システム」が4割弱(38.4%)となりました。
自由意見
質問11.埼玉県でSDGsを推進することについて、期待することやご意見、ご要望などありましたら、ご自由にお書きください。
<主なご意見>
- まだ取り組みを知らない方が多いと思います。さまざまなイベントや施策、商品などがどの取り組みに該当するのか、など表示されているとわかりやすいのではないでしょうか。普段の生活で身近に感じられるものとしていくことが大切ではないかと思っております。
- SDGsがもっと幅広く私たちの中に浸透するために、色々な機会でSDGsをもっと情報を流して頂きたいと思います。日々、耳にすれば、私たちも、もっと身近に感じられて推進に参加できるように思われます。
- 県内の環境、経済、社会の広い範囲の分野で、取り組みを展開することでSDGs推進に繋げていってください。
- SDGsが上手く行くかは、中小企業がどのくらい取り組むかにかかっている。中小企業への支援や指導を強化すべき。
- SDGsへの取り組みが、今を生きる全ての人々にとって必須であるという事が、まだ広がっていないと思う。身近なところで、酷暑、ゲリラ雷雨、豪雪、等々、SDGsへの取り組みの必要性を感じられる現象は多発しているので、こうした側面からのアピールが説得力を持つだろうが、それ以外でも人権に関して日本人は驚くほど意識が低いので、学校教育、企業内の教育等、とりあえずは世界の一般的なレベルまで速やかに持っていけるような取り組みが必要だと思う。県が直接出来る事には限りがあるだろうから、学校、企業などをしっかりとサポートする姿勢を打ち出す事が、まずは重要だと思う。
- 2030年までもう数年です。ポスト2030に向けた意識醸成も含めて、もっと広報や具体的に市民を巻き込むような取り組み、活動が必要ではないでしょうか。
- 世界的に近い将来のために、大変必要な重要なことだとは思いますが、強制的に実行するとなるとそこまでする必要があるのかと思ったりします。どう取り組むか柔軟に対応していければと思います。
- まだまだ浸透していると感じられることが、目に見えてないように思われます。もう少し県民に浸透するように判りやすく宣伝をお願いしたいです。
- 大切なことだと思うので、一緒に取り組めるようにしていきたいです。
- 自分でできることから実行することが大事だと思います。まずは、家庭からですね。
※上記を含め、計508件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。