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掲載日:2019年8月7日

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知事記者会見テキスト版 令和元年8月6日

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令和元年8月6日(火曜日)

知事発表
熱中症予防対策について

熱中症予防対策について(PDF:622KB)

知事

今日は、先週もアピールさせていただきましたが、ちょうどそのあと、気温が急に上がってきまして、熱中症による死亡者などが増えていますので、是非また熱中症については、県民の皆様に注意をしていただきたいということで、改めてお願いをしたいと思います。すでに、7月31日に今年最多の熱中症による救急搬送者数が出てまいりました。過去の最多は298人。2018年7月18日でした。それに次ぐものとして、237人。そして、その後も200人を超える方々が、救急搬送をされておるところです。また、梅雨明けの、死者の方も、特に高齢者の方を中心に死亡されておられる事例が多くなってきております。主に畑仕事などで、草むしりなど早朝からなさっておられるんですが、早朝でも結構暑いということで、体に異常をおぼえられて、そのまま搬送されて、お亡くなりになるような事例が出ております。

そこで、お決まりで恐縮ですが、もうとにかく熱中症予防対策は、まず、こまめに水を補給してもらうと。高齢者の方は、あまり汗が出ないと言われてますけども、それでも知らないうちに汗が出ているということでございますので、こまめに水分補給をしていただくと。そしてまた、エアコンを十分活用していただくということであります。なかなか狭い部屋などでは、エアコンが効きすぎたりする場合もありますので、うっかり切って、またいつの間にか暑くなっているということに気づかなかったりしますので、適温をうまく活用していただきたいと思います。人によってそれぞれ違いますが、27度、場合によっては暑さによっては26度とか、そういう温度設定などをしていただきたいと思います。それで体調が悪いという時には、やはり思い切って病院に御連絡をしていただく。また、暑くなる日は、あらかじめ天気予報などで明らかになっていますので、是非注意をしていただくと。また御家族、並びに周辺に御家族の方がいらっしゃる場合には、一人暮らしの高齢者などについても、気配りをしていただければありがたいと思っています。また、いろいろ町場で歩いてるうちに、非常に暑くて、ちょっと苦しいなと思ったら「まちのクールオアシス」、いわゆるショッピングモールであるとか、ショッピングセンターであるとか、場合によってはコンビニエンス(ストア)などでも活用して、ちょっと休むなどもしていただければと思っています。病院に行くか行かないか、どうしようかなと思ったら、シャープ7119に電話をしていただきたいと思います。119の前に7がついています。シャープ7119。「もう、いよいよダメ」と思った時は、119番に電話していただきます。熱中症対策について、改めて県民の皆様に御理解と、そしてまた、御近所、御家族の皆さんにお気づかいをお願いしたいと思います。

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梨のシーズン到来

梨のシーズン到来について(PDF:701KB)

知事

それでは今週の発表について、御報告したいと思います。ここにも出させていただきましたが、おいしい梨のシーズンになりました。埼玉県は、梨の出荷額(後に「産出額」に訂正)が全国7位でございます。主に久喜などを中心に、久喜、白岡、蓮田、そして神川、加須などで、梨が取れております。もちろんこの地域の、伊奈町、鴻巣、北本など、隣接する市町村においても梨は出荷されているところですが、出荷額(後に「栽培面積」に訂正)の順位では、久喜市、105ヘクタール。白岡市、76ヘクタール。蓮田市、63ヘクタール。神川町、56ヘクタール。加須市、47ヘクタールといった順番であります。5月に降ひょう被害がありましたので、一部、影響がありました。まさに、生育状況に合わせた県の技術支援もさせていただきました。まずは、傷ついた実を落とす。病気の予防をしていく。そして、樹勢回復のための剪定と枝の誘引などを行って、おいしい梨ができました。

この梨にもいろいろ種類があります。「なし」という名前ですが「あり」ます。時期によってそれぞれ、幸水、8月に一番最初に出来ます。そして後ほど御紹介したいと思いますが、埼玉県の特別な品種であります、でっかい大玉の彩玉が8月から9月にかけて出来上がります。そして、豊水が9月に出来上がります。それで、あきづきが9月の終わり頃に出来上がってまいります。また、なしを使った加工品も、「梨カレー」であるとか、「彩玉梨サイダー」であるとか、梨のワインであるとか、それぞれ梨を使った食品、あるいはジュース、あるいはワインなどが作られているところでございます。そこで、特に埼玉県の限定された彩玉という品種について、県民の皆様に是非、御理解を賜りたいと思っています。

埼玉県のブランド梨、彩玉。これでも「サイタマ」とも読めます。偶然、「サイタマ」です。彩玉、これは昭和59年から品種改良を開始して、約20年かけて育種しました。平成17年に品種を登録して、埼玉県の限定生産になっております。現在では39ヘクタールまで伸びております。生産量においては、875トンと。この販売店舗に関しては100店舗以上で、中身はどうなのかというと大玉です。500グラム程度の大玉が基本的なものであります。400グラム以上の大玉のみを、彩玉というブランド名にしています。400グラムを切ったら、彩玉ではあるけれど彩玉ではないという、こういう線引をして、大玉を中心にした梨をキャンペーンとして打ち込んでいるところです。品評会があり、また研修会があり、栽培技術の向上を行っています。彩玉を知っていただくために、販売の特別キャンペーンも行います。日時は8月27日、午後1時から浦和駅の中央改札口前で、彩玉の試食展示なども行ってまいります。また、量販店では8月27日火曜日10時からヤオコー浦和パルコ店でも試食販売、PR資料配布などを行って、キャンペーンを行ってまいります。この彩玉は「体が大きくて、誰よりも甘いやつだ」と言われますように、大変おいしいブランドで、少し値段は高いのですが、贈りものなどで活用されると絶対喜ばれるという代物でございますので、是非お楽しみいただきたいと思っているところでございます。以上、梨のシーズンが到来したこと、そして埼玉の特産物としての「彩玉」という特においしいものがあるということを御紹介いたしました。今、(知事の演題の脇に)並べているのは、幸水でございます。これも、非常にみずみずしく、おいしい梨であります。以上でございます。

日経

県は農産物の海外輸出も力を入れていると思うんですけれども、梨もそういう海外展開をしているとか、あと今後、もっと海外に輸出していきたいとか、そういう考えがあったら教えてください。

知事

梨なども、比較的、今後海外に輸出するものとしては、非常に有力なものだという認識は持っております。現在、アメリカやシンガポールなど、300キロレベルで輸出をしているということですので、全体の生産額からすると、まだまだだということですので、今後、この海外戦略を中心に、秋が深まる頃にはジェトロ埼玉の設置なども考えていますので、生産者並びにJAの皆さんたちとよく相談しながら、海外戦略についても、さらに深めていきたいと思っています。

日経

もう1点あって、ひょうが、今年被害があった地域がありましたけれども、これによって生産量とか出荷量とかに影響が出そうとか、これぐらい影響があるとかっていうのは、分かるんでしょうか。

知事

全体の被害に関しては、基本的には6割ぐらいはネットを張ってますので、その部分では被害がない。基本的には、仮に(被害が)あったとしても、もともと一定程度の実を取ったりする作業がありますので、ちょうど、ある意味では傷ついた実を落としたりするので、実態的な被害は、生産量全体に影響を及ぼすような被害はなかったと、こういう認識です。

埼玉

30年の数字で生産量が彩玉、875トンとありますけれども、例えばこれ幸水とか豊水と比べて、彩玉の生産量というのはどのくらいの規模のものかというのと、あと販売店舗が100店舗以上とありますけれども、具体的にどういうところで彩玉は買えるのかというのを、教えていただけますか。

知事

平成30年度で幸水が228ヘクタールで62パーセント。出荷量がトン数で940トン。金額(出荷販売額)レベルで、3億3,000万円というようなレベルですね。それから豊水が、72ヘクタールの20パーセント。出荷量が523トン、1億3,000万。それから、彩玉が70(後に「39」に訂正)ヘクタールで、11パーセント。119トン、4,700万円というかたちですね。大体こういう数字が、昨年レベルで出ているところです。よろしいでしょうか。

埼玉

あとすみません、彩玉が買えるお店っていうのが、例えばJAの直売所とか、スーパーのどういったところで。私も結構、スーパーとか見ても幸水、豊水はあるけど、ちょっと彩玉を見る機会が少なく感じているので、どういったところで買えるのかというのを。

知事

一応、100店舗(以上)で、(そのうち)9割以上が県内で、ヤオコー、伊勢丹浦和店、イオン等、JAの直売所でも17店舗。JAの直売所で17店舗ですので、結構、直売所の方が確率がいいかもしれませんね。

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幹事社質問
ラグビーワールドカップの準備状況について

日経

今日がちょうど、ラグビーの日本代表壮行試合まで残り1か月となりました。9月20日に開幕するラグビーワールドカップと併せて、開催の準備状況について教えてください。

知事

9月20日が開幕で、9月6日に埼玉県的には、壮行試合を受けることになっております。大変ありがたいことに、オール日本対南アフリカというかたちで、非常に好カードですので、すでに切符も売り切れて、大変、現在注目されて、日本ラグビー協会もこの日を「熊谷が世界で一番暑くなる日」という、何か熊谷の暑さにかけて、ラグビー熱そのものも熱くなる日というふうなスローガンまで打っていただいて、非常に盛り上げていただいているところであります。しかも、7月27日、8月3日の日本代表戦で、強豪のフィジーとトンガを連破して、いやがおうにも、非常に熱が上がっているところでありますので、大変ありがたいと思っているところです。基本的には三つ考え方を持っています。まず、円滑かつ確実に輸送を行う体制をとること。二つ目は、おもてなしをしっかり行うこと。それから、会場並びに会場周辺の安心安全の確保。この三つをテーマにして、現在準備を進めているところでございます。円滑確実な輸送では、大会当日には周辺道路の混雑解消のために、自家用車による来場を規制して、いわばいったん駐車していただいて、その駐車場からバスで移動していただくというようなかたちをとらせていただいております。パークアンドライドというかたちで会場周辺4か所に6,000台(後に「5,000台」に訂正)分の駐車場を確保させていただいております。電車でもシャトルバスを熊谷市内と籠原駅から運行すること。また予約制バスで羽生駅、太田駅、森林公園駅からも運行。JR東日本には協力のお願いをして、新幹線と高崎線においては終電車の延長も含め、臨時電車運行もお願いしております。おもてなしについては、言うまでもありませんが、大会ボランティアの方々に各種研修を実施して、大会会場並びにその周辺において、しっかりと御案内や様々なおもてなしができるような体制を用意しているところでございます。安全安心の確保ですが、テロあるいは事故などをしっかり未然に防止するために警備員の巡回を中心に、監視カメラの設置作動そうしたものを、しっかり行って万全の態勢にしたいと思っています。とにかく今日何が起こるかわからないというかたちですので、余計な心配はしていただきたくありませんが、私たちは逆に余計な心配をして、おいでになる皆さんには余計な心配をかけたくない。しかし私たちは余計な心配を丁寧にしておいて、準備態勢をしっかり行っていきたいと思っています。

日経

チケットの販売状況はいかがですか。

知事

9月6日は完売の状態です。本番の試合に関しては、8月10日から最後の残りの部分を15パーセント程度、本番3試合に関しては販売される予定です。

日経

あとですね、チケットを買わなかったり持ってない人でも、こういうふうに楽しんでいただきたいとかというのがあれば教えてください。

知事

チケットなどがない方々にも、楽しめる方法はございます。9月6日の日本代表壮行試合が地上波で日本テレビ、衛星放送でNHKとJスポーツの生中継。ラグビーワールドカップは全試合をJスポーツで放送されます。また、熊谷市役所前のコミュニティ広場にはファンゾーンを10日間開催して、大型ビジョンによる試合の生中継、グルメ、ビール、あるいはラグビーアトラクションなどを楽しめるような仕掛けをさせていただく予定になっております。このファンゾーンで楽しんでいただくことが可能です。大型ビジョンを見ながら、暑いところですのでビールはしっかり飲んでいただいて、あるいはまた、ビール、お酒と関係のない方々はグルメを楽しんでいただくというようなことになっていただきたいなと思っています。

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その他の質問
参院補選について

産経

大野元裕参議院議員が辞職を申し出て10月の参院補選が確定いたしました。それでですね、知事は今のところを今後の動きについてはまだ表明しておりませんが、これを受けて受け止めを教えていただけますでしょうか。

知事

今日含めて24日間の知事職を最後までしっかりやると。それこそ、私どもの仕事の中には危機管理があります。昨日、一昨日も深夜に伊奈町での化学工場での火災があり、早朝に概ね鎮火したという連絡があったり、負傷者はないのかとか、そういった課題が常にありますので、知事職にある限りは一切他のことを考えない。そういうふうな思考回路になっていますので、大野参議院議員が辞職されて、補欠選挙があることに関しての関心は今のところは全くありません。

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知事選について(1)

朝日

告示が近くになってきましたけれども、知事選全体の盛り上がりについてはどのように感じてますか。

知事

高校野球の方にね、この時期はどうしても取られやすいというのでしょうか。辛い時期ですね、私の経験則の中でも。知事選の新聞記事よりも、甲子園の野球の方の記事の方が多いという。こちらの方が少なくて知事選のを多くしてくれと。そういう気持ちが無きにしもあらずなんですけれども、でもまた一方では、甲子園大会というのは、それぞれの地方を代表する人たちの戦いで多くの人たちが関心を持ってますので、これの扱いを小さくしようというのもなかなか辛いところですので、ちょっとこう、重なる時期が厳しいなと思っています。できるだけメディアの皆さんたちにも取り上げていただいて、大事な選挙だということを認識していただければありがたいと思っているところですね。

朝日

参院選と比べてどっちの方が盛り上がってると思いますか。

知事

当然、国政選挙は何らかのかたちでテレビで各党のコマーシャルがあります。それから、何らかのかたちで討論会などもあります。全国放送的な。それから、識者による様々なコメントなどがよく出ています。また新聞等の取扱いも1面で出てきます。そういった意味では、なかなか知事選というのは、というかローカルな市長選などは辛いなというところが実感ですね。ちょっとこの辺は辛いところですね。本当に出ないんですよね。国政選挙と比べると。こういったところが、やはり投票率の低い部分になってしまうのでしょうか。全県下の中で、例えば仮に市議選で、10万なら10万の市で30台の宣伝カーが走りまわるのですね。その、ある意味では70倍の人口とか広さで、車が合計で10台ぐらいしか、10台も走らない可能性があるんです。手は挙げてらっしゃるけど車がないとか。下手すると全部で6台とかね。だから私の経験の中でも対抗馬の車とすれ違ったことがない。すれ違ったらもう奇跡的という感じです。多くの人たちも聞いたことがないと。本当に知事選やっているのかと。聞くのは防災無線の「外に出ないでください」。時々むなしくなるのですよ。宣言カーで走っているとね、「暑いので外に出ないように」と。それで10回に1回ぐらい、それぞれの市町村の選管の車が「投票所にいきましょう」と。でもそれ以上に防災無線で「外に出ないでくれ」と言っていますからね。何という不可思議な光景かと、時々腹が立ってくるような時があります。そんな馬鹿なと。そういう気持ちになることが、8月の知事選挙なかなか難しいのですよね。勝手に変更がしにくいということで、選管の皆さんも御尽力をいただいているのですけど、少し早めてみたり、いろんなことやっていたのですが、あんまり変わらずということなので、本当に時期が悪いですね。

共同

関連の質問で、元々、土屋前知事が辞めた時期の問題でこの時期になってるかと思うんですが、このままいくと現職が出ないにもかかわらず、過去最低の投票率を更新してしまうんじゃないかという懸念もあるかと思います。何かしら投票率を上げるために、その知事として考えられていること、こうしたほうがいいんじゃないかということがあれば教えてください。

知事

基本的には選挙管理委員会という一定程度独立した委員会が行っていることですので、それについて、私の方から注文つけにくい立場であります。しかし、今申し上げたようにですね、できるだけ、多くの有権者の方々にアピールできる様々な手法で御尽力をいただきたいとこんなふうに考えております。すべてのネタが事前に渡されてるわけではありませんが、今後、そういうアピールするネタがどんなかたちで出てくるか楽しみにしていきたいと思ってます。

朝日

昨日、大野さんの政策の発表会で、知事が並んで出られたんですけども、ちょっとびっくりしたんですね。かなり前面に出てやろうっていう構えのようなんですけども、これはいつぐらいから、こういう前面に出てやろうということを考えになってたんですか。

知事

私が考えたわけではないんですが、一緒に出てくれという要請がありました。選挙対策のこともあるのかもしれませんが、政策の発表ということですので、大野氏は継承と発展というスローガンにしていますので、上田県政のいいところはきちっと継承しますと。そういう部分があったので、同席を求められたのではないかと思っています。そういうふうに自分は理解しました。

朝日

こういうかたちで前面に出てやるっていうのは、今回の選挙は続けるおつもりなんですか。

知事

私は頼まれれば何でも一生懸命やる方です。自分の時間が許す限り。そういう性格の人間です。逃げない。当然、私も大野さんを素晴らしい候補だというふうに理解をし、お薦めしている以上、自分自身の責任の中でそれをお薦めする。この立場は、当然必要に応じて、舞台設定の中で可能な限り要請があれば出ていくと。全部が全部なかなか出られませんけれども、可能な限り出ております。昨日も朝、午前中ほんの10分間しか滞在できませんでしたけれど、女性の会にも行ってまいりました。川口で行われた女性の会にも行ってまいりました。要請があればできるだけ出て、支援の一助になりたいと思っています。

テレ玉

今回の知事選の争点はどこにあると知事御自身は思って…

知事

知事選の争点ですか。これは候補者たちが言う話で、あまり私が言うことではないかもしれませんが、今後、これまで私的には、埼玉県の様々な人口急増におけるパワーがついた分、一方では、マイナスの部分が出やすいんですね。例えば治安、つまり犯罪が多くなるとか、教育環境が悪くなるとか、納税率が低くなるとか、マイナスの部分が結構出てくるんですね、環境が悪化するとか、そういったものをプラスに変える努力をしてまいりました。それから人口が増えると支出が増えます。それに合わせて、多くの場合赤字の体質になりかかっていきます。いろんなものを整備しなくちゃいけませんから。鉄道もそうかもしれません。箱物もそうかもしれません。いろんなかたちでの支出が増えてくると、もうそこで赤字体質になっていくと。そういったものが否めない状況がありましたので、それも全部正してきました。今度の課題というのは、やはり、2040年ぐらいには今の人口動態が大体落ち着きます。2040年からそこから100年ぐらいは、多分、同じような若手の人口、同じような生産年齢人口、同じような高齢者の人口。この過渡期にかかわらず、今の制度というのは、この過渡期になる前の制度で作られているのですね。これは国の課題であるのですけれど、参議院選挙の時も話題にしました年金。これは、60歳で定年退職して、そこから年金をもらう仕組みになっているのです。しかも、10年ぐらいしたら死ぬことになっていたのです。10年分ぐらいしか年金を支給しないことが前提になっていたのです。ところが10年でみんな死にません。男性は80歳、女性は87歳が平均寿命です。今の年金制度が合うわけありません。ことごとく左様に日本の社会保障制度骨格は国が握っています。地方はその枠組みの中で様々な工夫をしています。その枠組みの中でやらなくちゃいけないことをどう変えるかというこういったことが本当は争点になっていくべきだと思います。しかしこれは結構難しい。県民的に見て。したがって、何か分かりやすい争点を皆さんが求めていったりします。ただ本当は本格的な争点にしていただきたいと思います。本当に地域包括ケアシステム、埼玉県47都道府県の中では先駆けて、比較的早く準備しております。ではそれが本当にきちっと機能するに耐える中身かどうかということを徹底検証するとか、そういったことを議論する。あるいは、医師確保について、確かに奨学金制度を作りました。やっと第1期生が30人出てきました。10年経てば400人出てきます。ではその400人で本当に耐えうるのかどうか、順天堂の大学病院そして大学院、看護学校(後に削除)を誘致いたします。この順天堂からの医師の派遣と自治医科大学の医師の派遣、あるいはその他の部分で、地域偏在が解消可能なのかどうかと。そういったところも徹底して論戦されればいいと思います。私はそれをクリアしてきたつもりですけども、でも本当に可能なのかどうか。やっていけばいいんじゃないかなと思いますね。不安を持ってらっしゃるわけですから、県民的には。医師の数が一番少ないと。医師の数は日本で9番目に多いんですけど、対人口比で一番少ない。それはそれなりの理由があったわけですけどね。日本で一番少ない医療費、日本で一番少ない若い県でしたから、ある意味では病気知らず、ある意味では病院いらずというところもありましたから、やはりニーズに合わせて、病院もできたり、医師の数も増えていったりしますので、一概に単純に頭割りができないこともはっきりしてますから、そういったところも含めて議論する。そういうことをたくさんできると思います。

朝日

大野さんとの話に戻ってしまうんですけれども。大野さん、6月5日の立候補表明会見で、自分は上田知事の後継ではないということをはっきりと明言されていて。上田さんもその後、会見などで後継者指名はしないということもおっしゃってきたかと思うんですが。7月に入ってから、上田知事が大野さんの応援団長に就いてですね、ということは、6月中とか7月初めくらいに何かこう、大野さんから応援団長についてくださいとか、御協力をお願いしたいみたいな、そういう要請があったということなんでしょうか。

知事

基本的には自分の考え方は、はっきりしております。知事という立場で、次の知事を後継指名するとか、そういうことはあり得ないと。有権者が決めることだと。しかし、私もどの候補者が一番素晴らしいかということをみて、選ぶ権利があると。選ぶだけではなく、よりよい埼玉県を作るために、私自身も努力しなくてはいけないと思っています。そのために素晴らしい方がいらっしゃれば、応援すると。大野さんは素晴らしい方だという判断を、私自身がしています。それで、応援団長になっていただきたいというお話が、様々なかたちで出てきましたので、「いいですよ」と。選対本部長という話もありましたけど、それは勘弁して欲しいねと。その任にあらずと。選対本部長というのは、まさに先頭切って、常駐して、指揮・監督する。あるいは鼓舞する人でありますので、現職の立場の中では、そこまで踏み込んだことはできませんと。様々なふわっとした人たちの、仲間の、応援団のその団長には「いいでしょう」という立場ですね。

朝日

もともと最初から上田知事としては…。

知事

何もしないで、じっとしているのが一番楽ですけどね。何か最初からブワーッと走ってますという感じでね。そうすると私も楽でいいですけどね。

朝日

上田知事としては、そういう素晴らしい方がいれば応援をするという気持ちがまずあって、その上で、大野さん側の方からそういった要請があった。流れとしてはそういう流れとして、理解してよろしいですか。

知事

何もなければ一番いいのですけれどね、楽ですから。何か随分重くなりそうですよ、団長の責が。

日経

昨日、大野さんと青島さんが政策を発表しましたけれども、どのような印象を持たれてますか。

知事

大野さんは、やはりさすがだなと思いましたね。見ていて、聞いていてね。青島さんの方は知りません。資料は頂いていたのですけれど、ちょっと読む暇がなかったですね、正直言って。ごめんなさい。

日経

さすがだなと思われたのは、どういう点について思われたんですか。

知事

やはり、体系的にね、物事をきちっと見れる方だなというふうに思いました、改めて。やはり説明能力も高いし。また、皆さんからの質問にも的確にお答えされてるかなっていうふうに思いました。

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農大跡地について

朝日

農大跡地の、鶴ヶ島のあの周辺の土地の県が買い上げる費用が、29億円ぐらいは今、使えない状態になってると思うんですけれども。今後どうするのがいいと思いますか。

知事

使えないというよりも、なかなか土地の買収というのは、お百度参りと言われるぐらい困難なのです。特に前半戦が大変で、多くの方々が納得されてくると、何故か後半戦はバタバタバタッといくのです。最初のうちは、皆さんがみんなで様子見をして、そう簡単じゃないのです。道路の買収もそうですけれども。いいことだなと思っても、相手側にそういう条件がないのです、特に。例えば売るだけの意味が、例えば「相続がちょうどかかっていいタイミングだ」「ぜひ買ってくれ」とか、そういうタイミングでもあれば話は別ですけれども。特に理由がない時に売ったら売ったで、譲渡税がかかったり。いろいろな余計なことが起こってくるので、簡単ではないです。記事をちょっと、私も読みましたけれども、なかなか道路とか土地の買収というのは簡単ではないです。極めて時間がかかっています。だから、去年予算をつけたからさっと買えたかというと、そんなものではないと思っています。それはある程度、織り込み済みとは言いませんが、時間がかかるものだと思っています。

朝日

現実には、最初の用途にしていたものが、どうもその用途のままでは続けられないっていうことになっているようで、現状、地元に対する説明もできない状態になっていると聞いているんですけれども。

知事

それは買収が進まなければ、当然説明ができかねないですね。説明だけが先行していて、全然中身がなかったら、それこそ夢ばかり言っていることになってしまいますので。一定程度の進行がないと、細かい説明はしにくくなります。大枠としてのプランは提示してますけれども、細かい説明は、やはりしにくくなります。

朝日

現実に大枠も、最初使うと言っていたドローンの試験場というかテストパイロットするところっていうのも、今消えてしまっている状態にあるわけで。代わりの説明ができない状態になっていると私は理解しているんですけれども。

知事

でも、それだけではないのです。先端産業の集積地として位置付けてきているのです。当面、そういったものができるまでの間、ドローンなんかの実験場にしましょうということで。半永久的にドローンの実験場っていうのは考えていません。それは無駄です、もったいないです、ああいう立派なところを。当面、先端産業の誘致ができるまで一定程度の土地を遊ばせるわけにはいきませんから、ドローンなどの実験場として位置付けているわけでありまして。それが最終目的ではないので。それは御理解ください。

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国際的スポーツイベント開催に向けた感染症対策について

埼玉

先日、さいたま市でエボラ出血熱の疑いがあるという報道がありました。幸いなことで、陰性だったんですけども。先ほどラグビーワールドカップですとか、オリンピック・パラリンピックの話がありましたが、今後海外から多くの方々が来られることが見込まれてるんですけども、海外で流行する感染症の被害防止に関して、何か対策などありましたらお聞かせください。

知事

我々ではありませんが、やはり一番のポイントは水際。出入の時にきちっと押さえていただく、これが一番のポイントだと思います。これに尽きると、まずは。それを突破されて事件が起きてからは、現場が埼玉県にあった場合、関係機関と協力してきちっとカバーをする。こういうことに尽きると思います。その間に調査把握をして、その後きちっと広がらないように封じ込めていく。そういうことに尽きると思いますので。これは別に、いろいろな感染症に関しても、すべて言えることだと思います。まずは水際。これはもう我々の能力を超えていますので、空港あるいは船などで入国される時に、水際できちっと押さえていただく。その後、どうしても発生した場合には、その感染経路をしっかり追いかけて、埼玉に引っかかっている場合には、埼玉でしっかりまたそれを抑えて、封じ込めていく。こういうかたちになりますね。一般論でしか言えないんで、申し訳ありません。

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あいちトリエンナーレについて

朝日

他県の話にはなるんですけれども、愛知県のあいちトリエンナーレでですね、企画展が中止に追い込まれるという問題がありまして。河村たかし市長も色々発言されていますけれども、一連の問題について、知事はどのように見ていらっしゃいますか。

知事

新聞報道を斜め読みでしかしてないので、ちょっと軽々に答えにくいですけどもね。表現の自由。ただし、脅迫、テロの可能性などを考えて、大村知事が中止の判断されたと。それは、同じような立場だったらどうしたんだろうかなと。やはり、そこにおられる方々の、特に京都の事件もありましたのでね。ある程度やむを得なかったのかなというふうに思いますね。

朝日

河村市長の発言についてはどのように。

知事

中身をよく見ていないからね。どのレベルで、どの程度の作品だったのか。それによるのかな。彼も彼で南京虐殺事件はなかったと。あったとしてもそれはオーバーな話だと、という認識の人間ですのでね。いわゆるなんていうのでしょうか。強制的に性的奴隷みたいなことが本当にあったのかどうかということに関しては、日本政府も証拠となる文献はなかったという判断をされてるわけですから。ただ、偶発的にそういうことが戦争中全くなかったと私には思えません。世の中には悪い人もいますのでね。そういうことがありうる可能性があると思います。ただそれをもって組織的にやっていたかどうかとか、それをもってすべてそうだというふうに断定的に、しかも、国際間の様々な約束事を破るようなかたちで少女の偶像作って。これでもかとこれでもかとやる韓国側の態度に関して、私は必ずしも気持ちのいい態度は持っていません。そういう部分では、河村さんの部分に同調します。ただ、表現の自由に関しては、まさに自由ですので、できるだけ確保する。これは大事なことだと思っています。この辺はね、またちょっと違うと思います。私と河村さんとの考えは。

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知事選について(2)

埼玉

知事は4年前の知事選で、市町村の方々に恩と義理があって、多選自粛条例を破られて出られたということですけれども。その時に知事が返された恩と義理が、今回の知事選には何か影響するようなことはありますでしょうか。

知事

どういう意味でしょうか。何か質問の意図がよくわかりません。

埼玉

市町村の方々が今回の知事選で、知事にさらに恩や義理を感じて投票をされるようなことというのはあると思われますでしょうか。

知事

それは、市町村の人に聞いてみないと分からないですね。私が勝手に言うわけにいかないですね。

埼玉

今回の知事選には、前回の知事がお迎えされた方々は、知事の応援される大野さんを応援されたりとかそういうことは特にないでしょうか。

知事

選挙はね。いついかなるときに、貸し借りがあろうとなかろうと、頼まないと駄目なんです。例えば、私が圧倒的に貸しがあるという立場でいたとして、相手は当然それに応えて応援してくるだろうと思ったら大間違い。それはそれ、これはこれ。義理と恩というのは私の世界。私の心情。普通の一般の世界とはまたの世界。私が持っている美学です。それをすべての人に求めるつもりは全くありません。私が持っている美学です。選挙に関しては頼まないと駄目なのです。いくら私が貸しがあろうとね。当然駆けつけるだろうなと思ったら大間違い。頼まねば駄目です。いついかなるときでも、頼まないと駄目です。選挙に出られる時には、どうぞ来てください。教えてあげます。

産経

知事は8日と9日に公休を取られて、大野さんを支援されるということなんですけど。16年の県政で初めて、公休を取られるとお聞きしたんですけど。

知事

公休は取っていますが、それはお盆休みだとか正月休みですね。それに合わせたかたちで、副知事の皆さんたちと調整しながら、公休を取っています。それと全く関係なく取ったという意味では、初めてですね。

産経

これはもう大野さんを支援するためにも取ったと。

知事

そうです。はい。

産経

そこまでとった理由に関して、ちょっと教えてもらいたいんですけど。

知事

やはり、やる以上は一生懸命やると。それだけです。向こうが頼まなきゃいいですけどね。いいですよ、何もしなくてと。名前だけでいいですからと。そう言ってくれれば、私も楽ですけど。しっかりやってくれと言われるもんで、じゃあしょうがない、しっかりやるしかないな。

産経

8日と9日以外にまた公休を取って応援するという可能性とかどうですか。

知事

なかなか、もう難しいかもしれませんね。わざわざ公休を取るというのはですね。ただ、休みの間に必要であれば、考えます。それは。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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