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掲載日:2021年10月11日

平成30年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(金子  勝議員)

砂川堀雨水幹線の治水対策等について

Q   金子  勝  議員(自民

平成28年の台風9号の際、砂川堀雨水幹線、通称砂川堀では護岸が3か所崩落しました。私の地元富士見市でも、砂川堀と新河岸川との合流部に近い山室地区を中心に浸水被害が発生し、昨年の6月県議会で私もこの問題を取り上げました。下水道事業管理者からは、護岸の復旧工事を既に完了させていることや、工事着工に向けての設計業務等を進めているとの答弁をいただきました。また、その後、地元住民を交えての説明会など、住民の不安を少しでも和らげようとする取組にも応じていただきました。改めて感謝をいたします。
さて、今年の夏の気象、例年では考えられないことが多々生じました。その一つに、関東に出現した線上降水帯があります。この線上降水帯、集中豪雨の原因ではないかと考えられています。幸い、本県に出現した線上降水帯は、大きな被害をもたらすことはありませんでした。しかしながら、今後新たな線上降水帯が出現し、本県に豪雨をもたらす可能性は否定できません。何より、一昨年の台風9号で被害を受けられた方々を思えば、砂川堀の改良工事を前倒しするなどして1日も早く完成してほしい、そう願わずにいられません。
また、荒川右岸流域では、集中豪雨時に下水道管に流入する雨水の対策、いわゆる雨天時の浸入水対策、これを流域全体で行うと伺っています。
そこで、砂川堀の改良工事並びに集中豪雨時の下水道への浸入水対策の進捗状況、この点について下水道事業管理者に伺い、私の質問を終わらせていただきます。

A   粟生田邦夫   下水道事業管理者

まず、「砂川堀雨水幹線の改良工事の進捗状況」についてです。
下水道局では、ソフト面での対策として、本年6月に地元市町や住民の皆様がパソコンやスマートフォンから富士見市の花影橋付近を始め4箇所の現地映像や水位を確認できるシステムの運用を開始しました。
ハード面では、堤防の嵩上げ工事について、国道254号の勝瀬橋から花影橋までの約240メートル区間を8月に発注済で、渇水期になる11月には工事に着手します。
さらに、花影橋から上流の残り約500メートル区間については、来年度の発注予定でしたが、早期完成に向けて建設費を一部負担する富士見市など関係の5市1町と調整しながら、今年度中に発注できるよう準備しています。
なお、勝瀬橋から新河岸川合流点までの一連の対策工事は、河川を管理する県土整備部が行いますが、11月には富士見市道の砂川堀第1号橋の架け換え工事に着手する予定です。
次に、「荒川右岸流域における集中豪雨時の下水道への浸入水対策の進捗状況について」です。
荒川右岸流域では、本来は汚水と別に排除されるべき大量の雨水が13全ての流域関連公共下水道から流入していることが判明しています。
昨年10月の台風21号の際には、流域下水道では、川越市内などでマンホールからの溢水と周辺路面の破損等の被害が6件発生しています。
また、公共下水道でも、新座市内で汚水が溢れ、周辺住民の生活に大きな影響を与える被害が発生しています。
これらを受けて、下水道局と流域関連市町においては、この7月に雨天時浸入水対策を連携・共同して実施することで協議を取りまとめ、先月末までに合意書を交わしました。
合意の内容は、下水道局が流域の全公共下水道を対象に雨水等の流入量が大きい地区を広域的に絞り込む調査を実施し、流域関連市町がその結果を受けて、流入箇所の特定や対策を実施するものです。
今後は、今月中に調査を開始し、来年度中には調査結果を流域関連市町に提供できるよう進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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