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掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(大嶋和浩議員)

 観光振興の取組について

Q 大嶋和浩議員(県民

去る11月18日、19日は、熊谷スポーツ文化公園にて全国ご当地うどんサミットが開催され、表彰式には上田知事にもお越しいただき、出店者のうどんも直接召し上がっていただきました。誠にありがとうございました。
本県におけるうどんの生産量は、全国でも、あの「うどん県」として有名な香川県に次ぐ第2位、大変惜しい位置にあることも確かです。また、正に埼玉県やこの首都圏の人口規模や、本県が現在うどんや冷麺などに着目し、取組を始めつつある中、これがより大きなムーブメントになれば、全国一の名を獲得することも十分可能であると考えられます。
そこで、知事にお尋ねいたしますが、本県には多様なうどんの食文化が根付いておりますので、このうどんサミットを契機とした今後のうどんを活用した観光振興にどのように取り組まれていかれるのか、お伺いをさせていただきます。
次に、本県におけるロケーションサービス、フィルムコミッションの取組についてお伺いいたします。
現在、行田市を舞台とした「陸王」がテレビ放映中で、舞台である行田市を中心に、私の地元熊谷市においても熊谷スポーツ文化公園において大規模な撮影が行われ、ドラマの視聴率も高く、好評を博しているところであります。
また、このような撮影の際には、飲食や撮影に必要な資材などの調達をはじめ、長期間にわたる撮影の際には宿泊があり、また、御当地の銘菓をはじめお土産物などの食品販売など、大きな経済波及効果があります。このようなロケの誘致は、地元住民や商工団体、行政機関の皆様をはじめとする手弁当に近い活動から始まり、そこでの撮影実績、すなわち地元の協力体制や撮影側との人脈のネットワークの構築による実績の積み重ねによる上に成り立っているものでございます。
私は、正に地域のPRをはじめ、少しでも多くの経済効果をもたらすために、自分の仕事とは直接は無関係の場面においても、ボランティアで撮影現場での手伝いや撮影スタッフを支える裏方役、また、時にして多くのエキストラが必要なことが多々ございますので、このようなエキストラの募集等いわゆる人集めについても、正に地域のためという思いで必死になって活動を行っていらっしゃる場面に数多く立ち会わさせていただきました。
本県においては、県内各地でのロケーションサービス、フィルムコミッションの開設が積極的に行われるとともに、撮影形態も都心に近いロケ地を好む傾向がありますから、本県にとっては、ますます更なる撮影誘致の好機が到来していると考えられます。私は、本県における撮影実績のPRを積極的に行い、県民の皆様の本県への愛着をより深いものとするとともに、ラグビーワールドカップ2019や2020年オリンピック・パラリンピック大会の開催に向けて、観光客の誘致にも積極的につなげるべきであると考えております。
そこで、知事にお尋ねさせていただきますが、埼玉県においては、このようなことを踏まえまして、今後ロケーションサービス、フィルムコミッションにどのように取り組んでいかれるのか、御所見をお尋ねさせていただきます。

A 上田清司   知事

うどんサミットの開催を契機に、今後県の観光振興にどう取り組んでいくのかについてでございます。
去る11月18日・19日に熊谷スポーツ文化公園で開催した「全国ご当地うどんサミット」は、来場者目標の10万人を達成し、大変なにぎわいを見せておりました。
全国各地から30店舗の個性豊かなご当地うどんが集結し、本県からは熊谷うどん、加須うどん、深谷の煮ぼうとう、所沢の肉汁うどんの4店舗が出店しておりました。
うどんサミット当日には地元のインターネット放送局による動画の生配信が行われ、埼玉県や各地域のうどんが広く発信されております。
また、大手旅行社とタイアップし、うどんサミットと長瀞や秩父などの周辺観光を組み合わせた約1,500人規模のモニターツアーを実施しております。
このツアーには関東近県のみならず東北や北陸からもおいでをいただき、多くの参加者から大変好評とのお話を頂いております。
今後は参加者からのアンケートを分析し、うどんサミットの開催にとどまらず、県内各地のうどんと周辺観光を組み合わせた周遊コースをPRしてまいりたいと思っております。
うどんサミットは平成31年まで毎年熊谷市で開催することになっています。
今回のうどんサミットで来場者による投票の結果、地元熊谷うどんが2位に入るなど、まさに国産麦の聖地・熊谷から、本県のうどんを大きくPRをしていたようであります。
県としては、このうどんサミットを契機に「西の香川、東の埼玉」を目指し県内各地域のうどんと多彩な観光地を組み合わせた、更なる観光客の誘致につなげたいと考えております。
次に、本県におけるロケーションサービスやフィルムコミッションの取組についてでございます。
議員お話のように、現在放映されているドラマ「陸王」が人気になっております。
ドラマの中で忍城をはじめ行田の街並みなどが数多く映し出され、その魅力が全国に発信されております。
ドラマを見た方がロケ地などを訪れているほか、主人公を演じる役所広司さんが着ている藍染の半纏のレプリカが入荷待ちの状況になっているとも聞いております。
また、スタッフや観光客の飲食、お土産の購入など、ロケ誘致により多大な経済効果を生み出しています。
本県には32のロケーションサービス団体があり、映像事業者の相談やロケ地の案内などに熱心に取り組んでいただいております。
ちなみに、この数は聞き取り調査によれば、東京都、長野県、静岡県に次いで埼玉県という順位になっているようであります。
全県を対象とする「埼玉県ロケーションサービス」は、埼玉県物産観光協会が相談や受付の窓口になっており、ロケーションサービスにも精通した専門人材も配置しているようであります。
協会では映像事業者と各地域のロケーションサービス団体とのつなぎ役になるとともに、県の公式観光サイト「ちょこたび埼玉」やフェイスブックなどでロケ地情報の積極的なPRを行っています。
県としても誘致のためのノウハウやロケ地を観光に生かす先行事例などを学ぶセミナー開催等を通じ、各地域のロケ誘致の活発化を図ってまいります。
こうした取組により平成28年度は、秩父市などをロケ地とした「心が叫びたがってるんだ」の実写版など、延べ600本を超える映画やドラマ、CMなどの撮影が行われております。
今後も、更に多くのロケが県内で行われ、観光振興につながるよう積極的に取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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