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掲載日:2026年10月16日

森 友里菜(もり ゆりな)さん

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プロフィール

株式会社サイサン 秘書室
【主な業務内容】社長業務のサポート

 社長秘書として、社長のスケジュール管理や来客対応、出張・会食の手配などを担当している。経営者の近くで会社全体の動きを丁寧に支えながら、多くの部署との連携を通じて幅広い視野を培ってきた。2度の育児休業を経て復職し、時短勤務制度を活用しながら仕事と家庭の両立に取り組んでいる。

多彩な業務経験が広げたキャリア

 2018年に新卒で旅行会社へ入社し、ブライダル事業に携わりました。その後退職し、同年にサイサンへ中途入社。現在9年目を迎えています。
 入社後はガス器具を販売するネット通販室に配属され、Amazonや楽天市場などECモールのサイト管理をはじめ、商品の発送やお客様対応など幅広い業務を担当しました。
 その後、第1子の妊娠・出産に伴い約1年間の育児休業を取得。復職後は、ウォーターサーバーを取り扱う宅配水事業のアクア事業部にて、販売店や代理店のフォロー、キャンペーンバナーの作成などに携わりました。
 さらに第2子の妊娠・出産で再び育児休業を取得。アクア事業部へ復職し、配送関連業務やお客様対応を担当。昨年の社長交代を機に秘書室へ異動し、現在は社長秘書として勤務しています。
 異なる部署での経験や育児休業を経ながら、さまざまな立場で会社に関わることで、自身のキャリアの幅を広げてきました。

秘書室への異動がもたらした新たな視点

 キャリアの転機となったのは、秘書室への異動でした。
 それまで担当していた業務とは仕事内容も求められる役割も大きく異なり、当初は戸惑いもありました。しかし、経営者のそばで仕事をすることで会社全体の動きを俯瞰できるようになり、視野が大きく広がったと感じています。
 また、多くの部署と関わる中で、相手の状況を理解しながら行動する力や、優先順位を判断して迅速に対応する力も身につきました。秘書室への異動は、自分の可能性を広げてくれた貴重な経験だったと思います。
 もう一つの大きな転機は、妊娠・出産でした。
 それまでは目の前の仕事に全力で取り組むことを第一に考えていましたが、出産を経験したことで、家庭とのバランスや自分自身の時間も含めた働き方を考えるようになりました。
 子どもがいるからといってキャリアを諦めるのではなく、「自分らしく長く働き続けるためにはどうすればよいか」という視点を持つようになったことが、大きな変化だったと感じています。

社長を支える仕事のやりがい

 現在は社長秘書として、スケジュール管理や来客対応、出張・会食の手配などを担当しています。
 秘書の仕事の魅力は、経営者の近くで仕事ができることです。社長を通じて会社全体の動きを把握できるだけでなく、さまざまな部署と連携しながら業務を進めるため、幅広い知識や視点が身につきます。
 また、社長から直接「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることも大きな励みです。自分の仕事が会社運営を支え、その成果や反応を直接感じられることに、大きなやりがいを感じています。

育児休業からの復職で感じた不安と成長

 仕事を続ける中で最も大きな壁だったのは、育児休業からの復職でした。
 1年間の育児休業の間に、制度や業務の進め方、人員体制など、多くのことが変化していました。
 当時は社会人6年目ということもあり「今さら聞けない」という気持ちや、周囲から遅れを取ってしまったのではないかという焦りを感じることもありました。
 しかし、分からないことを一人で抱え込まず、周囲に確認しながら一つひとつ取り組むことで少しずつ自分のペースを取り戻していきました。
 現在は会社が推奨する資格取得にも挑戦しています。仕事と家庭の両立の中で勉強時間を確保することは簡単ではありませんが、夫と家事など協力し合って、隙間時間を活用しながら学び続けています。
 また、子どものお迎えがあるため残業はほとんどできません。そのため、ToDoリストを活用して優先順位を整理し、限られた時間で成果を出すことを日々意識しています。

「一人で抱え込まない」ことが両立の秘訣

 現在、2歳と4歳の子どもを育てながら、慌ただしくも充実した毎日を過ごしています。仕事と家庭の両立で大切にしているのは、何でも一人で抱え込まないことです。
 家族や周囲の方々と協力しながら、必要なときには素直に頼るよう心がけています。私の場合は、近くに住む両親にも子どものことなどで助けてもらうことが多く、とても恵まれた環境だと感じています。
 また、子育てを始めてからは、以前にも増して時間の使い方を意識するようになりました。「やるときはやる、休むときは休む」とメリハリをつけ、限られた時間を有効に活用しています。忙しい毎日ではありますが、子どもたちと過ごす時間は何よりも大切にしています。
 当社には時短勤務制度があり、子どもが小学校を卒業するまで、1日最大2時間の勤務時間短縮が可能です。私自身もこの制度を利用しながら仕事を続けています。そのほかにも、子どもの看護休暇や介護休暇、テレワーク制度など、仕事と家庭を両立するためのさまざまな制度が整っています。
 さらに、当社には制度面の充実だけでなく、一人ひとりの事情に寄り添い、柔軟に対応してくれる風土があります。周囲の理解や協力があるからこそ、安心して休暇を取得でき、仕事と家庭の両立にも前向きに取り組むことができています。こうした働きやすい環境は、当社の大きな魅力の一つだと感じています。

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~働く女性へのメッセージ~

 時代の変化とともに、仕事だけでなく家庭や自分自身の時間など、多くの役割を担いながら働く人が増えています。女性管理職も増え、「女性だから」と期待されることがプレッシャーになる場面もあるかもしれません。
 しかし、キャリアとは常に上を目指し続けるものではなく、その時々のライフステージに合わせて形を変えながら築いていくものだと思います。自分の心と身体を守るためにもすべてを完璧にこなそうとする必要はありません。時には立ち止まり、息抜きをしながら、自分らしいペースで進んでいくことも大切です。
 「キャリアは一つの形ではありません。ライフステージに合わせて変化しながら、自分らしい道を築いていけばよいと思います。」
 私自身も仕事と家庭の両立を経験するなかで、その時々の状況に合わせながら、自分なりの働き方やキャリアを考えてきました。これからも自分らしいキャリアを大切にしながら、前向きに歩んでいきたいと思います。皆さんもぜひ、自分らしいペースでキャリアを築いていってください。

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産業労働部 就業支援課 シニア・女性活躍支援担当(女性キャリアセンター駐在)

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2-2

ファックス:048-601-5811

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