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2022年3月30日(水曜日)
「埼玉県の顔」として国内外から訪れる大勢の観戦客へのおもてなしを行う都市ボランティア。埼玉県では5,400人を都市ボランティアとして採用しました。
○研修
採用後、全国に先駆けて研修を開始。説明会・基本研修を皮切りに、おもてなしの心や観光、外国語、熱中症対策、普通救命講習、リーダーシップ研修など様々な研修を実施し、大会本番に向け準備を行いました。
【2018年度】
説明会・基本研修
採用が決まった都市ボランティアを対象に、活動内容、活動場所、今後の研修の予定の説明のほか、人を笑顔にする方法や心構えなどを楽しみながら学ぶ説明会・基本研修を実施しました。
【2019年度】
普通救命講習
万が一の事故や急病人の発生に備え、心肺蘇生法やAEDの使い方、熱中症予防の知識を習得しました。
リーダーシップ研修
リーダーを対象に実施し、チームをまとめるスキルや心構えを学びました。
選択型研修
接遇、サポート、外国語、観光、安全など40種類のメニューから関心のある研修を1つ以上選択して受講しました。
事前ボランティア体験 バックステージツアー いす・白杖体験
eラーニング
オリンピック・パラリンピックの歴史、東京2020大会の概要、ダイバーシティ&インクルージョン、サポート方法など活動時に役に立つ知識を動画で視聴しました。
【2020年度】
動画研修「活動場所を知る」
新型コロナウイルスの流行による大会延期決定後も、現地を直接確認する実地研修に代えて、動画研修で準備を進めました。
普通救命講習
講習時間の短縮、検温・消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など感染予防の徹底とともに、コロナ禍における心肺蘇生法など講習内容を見直して実施しました。
【2021年度】
大会直前研修
ユニフォーム着用のルールや活動内容・場所・当日の流れなど具体的に知る研修を、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて動画配信や資料配布により実施しました。
リーダー実務研修
リーダーを対象に、大会本番でリーダーが行う業務や必要な知識を、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、動画配信や資料配布により実施しました。
eラーニング
2019 年度の研修に加えてリーダーシップ研修を実施しました。
オリンピック開会まで15日と迫った2021年7月8日、県内の会場は全て観客を入れずに開催することが決定されました。3年近く大会に向けて研鑽を続けてきた都市ボランティアに大会に関わっていただくため、当初予定していた活動に代えて 「大会の盛り上げ」「選手の応援」「埼玉のPR 」を3つの柱とした新たな活動を行うこととしました。同じく、8月16日に無観客開催が決定したパラリンピックと合わせて、合計1,380人、延べ2,448人が活動に参加し、大会を盛り上げました。
都市ボランティアのメッセージ写真
県内会場の無観客開催の決定を受けて、オンラインでもできる活動を実施しました。都市ボランティアのユニフォームを着用した、選手への応援や大会を盛り上げるメッセージ写真を募集。集まったメッセージ写真は940枚となり、大会期間中、浦和駅をはじめ会場周辺の駅や市役所などのデジタルサイネージで放映され、大会を大いに盛り上げました。
選手の歓迎・応援、清掃活動
新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客での開催となったものの、埼玉ならではのおもてなしをするため、埼玉県の都市ボランティアは会場周辺で選手の歓迎・応援、清掃活動を行いました。
サンクスセレモニー
大会終了後、大会を盛り上げてくれた都市ボランティアとホストファミリーに感謝の気持ちを伝えるサンクスセレモニーを開催しました。感染症の状況を踏まえて、YouTube のライブ配信を用いてオンラインで2回開催し、各回、都市ボランティア2名、ホストファミリー1家庭が出演し、大野元裕知事とゲストの三宅宏実選手(ウエイトリフティング女子日本代表)、稲村亜美さん(SAITAMA PRIDE スペシャルPRサポーター)から感謝状と記念品を贈呈しました。研修や活動の思い出を動画やトーク、クイズで振り返るとともに、県内のボランティア団体を紹介し、継続的な地域活動への参画を促す会としました。