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2022年3月30日(水曜日)
パラリンピック発祥の地、イギリスのストーク・マンデビルと日本各地でおこした火を一つに集めて行うパラリンピック聖火リレー。オリンピック終了後の2021年8月12日から47都道府県で採火がスタート。競技会場のある1都3県で聖火リレーを行った後、開催都市である東京都で全ての火が一つに統合され、「東京2020パラ
リンピック聖火」となり大会期間中、聖火台にともされました。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、静岡県の第3区間を除き、公道での聖火リレーが中止となり代替措置が行われました。
8月19日に行われた埼玉県のパラリンピック聖火リレー。県内17市町村で趣向を凝らしておこした火を一つに集めて「埼玉のパラリンピック聖火」が誕生し、134人の聖火ランナーがつなぎました。なお、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受け、県内全5区間(幸手市、蓮田市・白岡市、川島町、入間市、朝霞市)で公道走行を中止しましたが、朝霞中央公園陸上競技場のトラックを走行する代替措置を行いました。
○採火式
○集火式
○出立式
東京2020パラリンピック聖火リレーのための炎の誕生を「採火」と呼びます。パラリンピック聖火リレーで用いられる聖火は、イギリスのストーク・マンデビル開催国内各地の複数箇所で採火される炎を集めてつくります。埼玉県内では17市町村が趣向を凝らして採火式を行いました。
県内17市町村で採火された炎は、各市町村の代表者がランタンに納めて持ち寄り、集火式でひとつに集められ「埼玉のパラリンピック聖火」となりました。
当初、さいたま市のさいたま新都心けやきひろばで行われる予定だった集火式は、公道でのリレーが中止となったため、聖火リレーのゴール地点である朝霞市の朝霞中央公園陸上競技場に変更。会場のメインステージ上に設置された炬火台に17カ所の火が集まり、一つとなりました。
朝霞中央公園陸上競技場で行われた聖火リレーとは別に、分火された埼玉県のパラリンピック聖火は43の市町が地元に持ち帰り「聖火ビジット」として展示しました。
幸手市役所前をスタートし、初山行事で知られる浅間神社付近を通過して、西へ。中央通りに向かい左折し、旧日光街道6番目の宿場町「幸手宿」に入り、往時の賑わいを想像しながら聖火をつなぐコース。
蓮田市の西新宿1丁目交差点から県道さいたま栗橋線を北上。白岡駅入口交差点を右折し、白岡市コミュニティセンターがゴール。県道初の4車線大型幹線道路として整備された、県内有数の物流ルートがリレーコースに。
川島町役場前をスタートし、町民会館前から「さくら通り」を南下。県内東西を結ぶ物流の大動脈・圏央道の下を通過し、ゴールの紫竹交差点(北)まで。青々としたのどかな田園地帯を走るコースで、自然豊かな風景を満喫できます。
入間市役所向かいのかまぼこ型をした市民体育館からスタート。豊岡交差点を右折し、映画館や百貨店が立ち並ぶ賑やかな商業施設の間を入間市駅に向かって北上。駅手前を左折し、病院そばの国道463号交差点付近がゴール。
リレー当日は、「SAITAMA PRIDE スペシャルPRサポーター」の猪狩ともかさんが第1スロットランナーとして登場し、笑顔で手を振りながら車いすで走行しました。
朝霞駅南口をスタートし南へ。交差点を右折し朝霞郵便局前を左折すると、夏の日差しを和らげてくれるケヤキ並木に。出立式が行われる朝霞中央公園陸上競技場でゴール。
埼玉県のパラリンピック聖火リレー終了後の「出立式」は、大野元裕知事、朝霞市の富岡勝則市長とともに、埼玉県のマスコット「コバトン」と「さいたまっち」、朝霞市キャラクター「ぽぽたん」と彩夏祭のシンボルキャラクター「彩夏ちゃん」が立ち会って行われました。
最終ランナー3人が運んできたトーチの火を聖火皿に移すと、5区間134人がつないだ埼玉県のパラリンピック聖火リレーはクライマックスを迎えました。
東京2020オリンピック陸上競技女子20km競歩日本代表の岡田久美子選手(上尾市出身)が聖火の出立を宣言した後、聖火皿の火を移し替えたランタンが大野知事から手渡され、最終地の東京都へ向かいました。