オリンピック聖火リレー  2日目  7月7日（水曜日）

第1区間  草加市

 

「おくのほそ道の風景地」として国の名勝に指定された「草加松原」のある草加市。

市民の憩いの場でもある「まつばら綾瀬川公園」で出発式が開催され、聖火は沿道の市民の皆さんに見守られながら草加松原の遊歩道を駆け抜けました。

最大の見せ場は太鼓型の歩道橋「百代橋」を渡る場面。10人のランナーがつないだ聖火は、今様草加宿石碑前でゴールしました。

 

 

 

第2区間  八潮市・三郷市

 

草加流山線を一直線にリレーする八潮・三郷区間。

スタート地点は八潮市の八条橋西側から。出発前には地元中学生が吹奏楽の演奏で盛り上げました。聖火は中川に架かる「八条橋」を渡って、吉川警察署前を通過。三郷市立北中学校吹奏楽部が応援する埼玉ダイハツ販売三郷店前でゴールしました。

 

 

 

 

第3区間  吉川市・越谷市

 

吉川・越谷区間は、JR武蔵野線・吉川駅北口交差点付近からスタート。

中川に架かる「吉越橋」を渡り越谷市へ入ります。ゴール地点は全国的にも知名度の高い国内最大級のショッピングモールがある「越谷レイクタウン」。ショッピングモール内の噴水広場では、吉川・越谷の両市長が区間の最終ランナーを出迎えるミニセレブレーションが行われました。

 

 

 

第4区間  秩父市・皆野町・長瀞町

 

秩父市、皆野町、長瀞町は埼玉が誇る有数の景勝地で、旬の味覚や特産物が豊富な観光名所が数多く点在。秩父屋台囃子が鳴り響く秩父市の秩父神社で安全祈願をした後、サポートランナーとともに本殿前をスタートした聖火リレー。秩父駅では地元中学生の吹奏楽演奏が聖火の到着を盛り上げました。聖火はトーチからランタンに納められた後、ランナー、地元小学生とともに赤・緑・黒・黄・青の5色に塗装された電気機関車五重連で移動。皆野町の親鼻駅へ到着しました。

聖火はランタンから再びトーチに。長瀞ラインくだりの出発地点である親鼻橋の乗船場へ向かいました。前日の雨で運航が心配されましたが、舟によるリレーは予定どおり実施。舟はみなの親鼻河原を出発後、途中、船上でトーチキスを行い、国指定の名勝・天然記念物の岩畳にある船着き場へ。

船を降りた聖火は県内随一の観光地・長瀞町の土産物店が並ぶ商店街を抜けて、ゴールの長瀞駅前広場に到着。秩父地方の様々な魅力を世界に発信しながら、夏の秩父路を11人のランナーが駆け抜けました。

 

第5区間  春日部市

 

春日部区間は県道さいたま春日部線を直進するコース。三枚橋会館前からスタート。

旧日光街道粕壁宿を西へ進み、日光道中の道しるべ前や蔵造りの建物の前を通り過ぎると、市民の皆さんが太鼓で聖火ランナーの背中を後押し。宿場町の町並みの西端にあたる新町橋（西）交差点でゴールしました。

 

 

 

 

第6区間  杉戸町・宮代町

 

杉戸町役場からスタートした杉戸・宮代区間。

日本酒の酒蔵や古民家など宿場町の面影が残る旧日光街道を進み、本陣跡地前交差点を左折して、一本道の駅前通りを直進。地元の夏の風物詩「古利根川流灯まつり」でおなじみ大落古利根川に架かる「古川橋」を区間の最終ランナーが渡り、東武スカイツリーラインの東武動物公園駅東口ロータリーでゴールしました。

 

 

 

第7区間  久喜市・加須市

 

久喜・加須区間は、県東部地区を代表する神社・鷲宮神社神楽殿前からスタート。鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」にも登場するなど歴史のある神社です。

商店街を通過した後は、鷲宮総合支所前を曲がり、さくら通りから、ゴールの加須市川口コミュニティセンターへ向かいました。

 

 

 

 

第8区間  行田市

 

行田区間は、忍藩主阿部豊後守家の菩提寺で版画の御朱印が話題の大長寺前からスタート。県道熊谷羽生線を西へランナーが聖火をつなぎました。

行田市役所前を通り過ぎて、左手に映画「のぼうの城」で一躍全国区となった忍城（おしじょう）を眺めながら、城の本丸跡地へと向かいます。跡地は周辺が城址公園として整備され、自然に囲まれた市民の憩いの場ともなっています。

区間の最終ランナーは公園内の行田市郷土博物館前でゴールしました。

 

 

第9区間  熊谷市

 

ラグビーワールドカップ2019TM日本大会の開催都市となり、世界中のラグビーファンにその名を知らしめたラグビーのまち熊谷市。スタートは、市街のトヨタカローラ新埼玉熊谷中央店前から。ここからラグビーロードを一路、北へ駆け抜けます。

聖火ランナーにあてられた照明が暗闇に輝く中、熊谷スポーツ文化公園では、熊谷ラグビー場前から園内を東へ横断し、陸上競技場前のにぎわい広場でゴール。2日目を締めくくる盛大なセレブレーションも行われました。