トップページ > 取組 > 埼玉アスリート無料職業紹介所「埼玉アスリート就職サポートセンター」 > 【埼玉アスサポ活用アスリート】陸上競技 小早川 健選手
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2023年12月5日(火曜日)
埼玉アスサポを活用して就職したアスリートと採用企業の人事の担当者の方に現在の様子をインタビューしました。
今回インタビューにご協力いただいたのは、陸上競技競技長距離 小早川 健(こばやかわ たける)選手です。
小早川選手は坂戸市出身で、駅伝強豪校の武蔵越生高校卒業後、東洋大学へ進学し箱根駅伝や全日本大学駅伝に出走しました。
地元埼玉への思いを胸に、埼玉のアスリート就職支援を活用し、朝霞市にある東京メールサービス株式会社へ入社しました。
業務御多忙の中、この先の進路を決めようとしているジュニア世代、そして今まさに就活中のアスリートの為にお話をしていただきました。
埼玉におけるアスリート就職支援への御協力誠にありがとうございました。
覚えなければならないことが多い中、先輩社員に指導やアドバイスをもらって日々頑張ってくれています。
まずは、当社の基本である流通加工に関わる全ての業務の営業として知識を養うことが先決であると思っています。その中で営業活動を通じてアスリート社員であるがゆえに出来ることを見つけることも大切かと思っています。
誠実であること、素直であること、人との繋がりを大切にすることころです。
当社がアスリート採用をすることが初めての試みですので改善点は多々あると思っています。まだ、競技に参加できていない現状ですので、改善点の具体的なところは競技に参加できてから出てくると思っております。
当社にはアスリート支援事業部がありますが、他では中々アスリートの支援を行いたくてもできない企業がまだまだ多くあると思います。当社では就職活動だけではないアスリート支援も行っています。この機会に是非アスリート支援活動に興味のある他社企業様とも意見交換の場などを埼玉県主導で行っていただければと思っております。
当社はあらゆる分野で情報発信の担い手として物流全般の業務に携わっております。社長が社会貢献に熱心に取組んでおり、今回その一環としてアスリート支援事業部を設置し、活動しているところです。情報発信の観点から当社では遺伝子分析の分野にも力を入れております。遺伝子情報を知ることで更なるパフォーマンス向上に役立てることができます。当社は今後も【カラダ未来図】を利用してアスリートの後方支援にも尽力してまいります。
インタビューを受ける小早川選手
今は研修という形で様々な業務の補佐や資料作成などを行っています。
練習は週7で休日も行っていますが、量は落ちています。朝練はあまりできていませんが、練習強度を調整しながら試行錯誤をしています。
事務の経験がありそれが生きていると感じています。営業の勉強が将来的に役に立つのだろうと実感しています。
勉強が必要になりますが、それが自分のプラスになるということです。自分のヴィジョンを持ちながら、先が見えるように学びながら取り組むことで良い面があると思います。
インタビューをする 埼玉県県民生活部スポーツ振興課長 浪江 美穂(左) と 小早川選手(右)
主にインターバル走や1km走、ペース走、40km走などを組み合わせて練習しています。追い込みをかける日など計画しながら質と量を調整しています。
自宅周辺や競技場を利用しています。
営業職ということでまずそれに慣れる必要がある為スケジュールが組みにくいところがあります。また、会社としてアスリート採用が初めてなので、ゼロからのスタートであり、交渉しながらの運営となっています。しかし、社長が真摯に対応してくださっていろいろな面で調整してもらっています。
先程申し上げたように、コミュニケーションをよくとって協力体制をとってもらえています。今は試作段階ですが、合宿にも参加できました。
大会が実施されればトラックレースに出場したいです。マラソンについては年間を通じて調整が必要なので今後挑戦していくようになります。
トラックで自己ベストを更新したいです。また、日本選手権にも出場したいです。
ただ競技をしたいと思うだけでなく、今後の人生設計を思い描きながら過ごしてほしいです。競技終了後のセカンドキャリアを考えずに競技に打ち込んでいる人もいて、それに対しての指導を受けられず、後になって困るという悪い循環に陥ってほしくないです。それなので、今何が必要で、何が足りないか考えたうえで競技をしてほしいです。
もう一つ、企業とどう交渉していくかということは、一アスリートとして大事なことだと思います。自分の希望を話し、企業のため、社会のため、将来のためにできることを表出できる人になることで次の世代につながっていくと考えています。
こういうアスリートが増えていくと、みんなの意識が高まりアスリートの質が高い埼玉県となっていくのではないでしょうか。
ーありがとうございました。社会人として新たな一歩を踏み出し始め、大会の開催も先行き不透明な状況の中、まさに試行錯誤しながらも力強く前を見据え、思いを語っていただきました。埼玉アスリート達の進路選択の参考となっていただけたら幸いです。
なお、小早川選手を応援したいとお考えの方は下記リンクを御覧ください。
https://athkatsu.com/cloudfunding/8592/(別ウィンドウで開きます)
事業所前で笑顔を見せる小早川選手