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2022年3月3日(木曜日)

【スポーツで埼玉を元気にする!】マラソン 川内優輝選手 ②

川内優輝選手

川内優輝選手は、埼玉県久喜市出身であり、埼玉県職員時代は「最強市民ランナー」として名を馳せました。
現在は埼玉県庁を退職し、あいおいニッセイ同和損害保険と所属契約を結び、プロランナーとして御活躍されています。
2021年には、フルマラソンの自己ベストを更新する「2時間7分27秒」を記録しており、今後の活躍も非常に期待されます。
また、埼玉県庁を退職された後も「埼玉マラソングランドスラム」のアドバイザーとして、埼玉県内のマラソン大会やスポーツ全般に係る振興・普及に御協力いただいております。
そんな川内選手の意外な一面に迫りました。

川内選手のインタビュー記事を2部構成でお届けします。ぜひ御覧ください。

1 好きなこと等

2 積み重ねるということ

 

 

積み重ねるということ

○毎日のルーティンは?

走ることが毎日のルーティンです。

歯磨きやお風呂に入るといった毎日のルーティンの一部に走ることが入っていますので、逆にやめてしまう方が気持ち悪くなってしまいます。

ランニングを習慣化できず、なかなか続けられないという方もいらっしゃると思いますが、一緒に続けられる友達を作ったり、何か新しい目標を見つけたりしながら続けていってほしいと思います。

 

○一番思い出に残っている大会は?

2018年のボストンマラソンです。

気温が3度、向かい風の雨という環境下で、オリンピックや世界陸上でメダルを獲得した様々な選手と戦い、様々な駆け引きの末優勝することができました。

伝統あるボストンマラソンで勝利できたことで、世界中のランナーから「ボストンマラソンWinner」と認められ、チャンピオンと呼ばれるようになりました。

そうした意味で、ボストンマラソンが一番思い出に残っています。

 

○努力を継続する秘訣

川内選手2それは「楽しむこと」です。

その人自身がポジティブな気持ちで臨めば、その努力は苦しいものではありませんし、逆に努力そのものが楽しく思えてきます。

私自身山登りが好きなので、努力について山登りに例えることがよくあります。

山登りでは、登り切った山頂での喜びや達成感はひとしおで、そういった感情を知っているからこそ「また違う山に行ってみよう」「違う山にはまた違った景色が広がっている」という感情に目覚め、自分の知らない秘めた可能性を広げてくれます。

山頂までの道のりは苦しく、頑張らなくてはいけなくても、頂上での素晴らしい景色や達成感を得るためには何の苦も感じません。

もし、皆さんが何かを継続するにあたって精神的な壁に直面した時、「どうやったら楽しくなるか」を考えることによって、自分自身が目指す目標や夢に向かって努力することができると思います。

 

 

 

 

 

 

○各種目の自己ベスト記録

種目

記録

年月日

大会

800m

2分00秒10

2021年5月4日

川越市春季陸上競技記録会

1500m

3分50秒51

2012年9月22日

日本体育大学長距離記録会

3000m 8分01秒42 2021年7月3日 ホクレンディスタンスチャレンジ士別大会

5000m

13分58秒62

2012年9月23日

日本体育大学長距離記録会

10000m

29分02秒33

2010年6月20日

ホクレンディスタンスチャレンジ・士別大会

10km

28分53秒

2022年1月16日

東京・赤羽ハーフマラソン代替大会Akabane 10k チャレンジ

10マイル

47分28秒

2014年2月9日

唐津10マイルロードレース大会

20km

(スプリット)

59分10秒

2012年2月5日

香川丸亀国際ハーフマラソン

20km

59分17秒

2013年10月20日

日刊高島平ロードレース

ハーフマラソン

1時間02分13秒

2022年2月13日

全日本実業団ハーフマラソン

25km

(スプリット)

1時間14分32秒

2013年2月17日

金栗記念熊日30キロロードレース

30km

1時間29分31秒

2013年2月17日

金栗記念熊日30kmロードレース

マラソン

2時間07分27秒

2021年2月28日

びわ湖毎日マラソン

50km

2時間44分07秒

2016年6月19日

隠岐の島ウルトラマラソン

71km

4時間41分55秒

2018年5月20日

星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン

 

○サブ20達成回数が「ギネス世界記録」認定!!

ギネス写真2020年12月20日(日)に開催された防府読売マラソンにて、2時間20分以内で完走する「サブ20」を通算100回達成したとして、この記録が「ギネス世界記録」に認定されました!

国内外問わず、数多くのレースに参加されてきた川内選手のまさに偉業です。

また、2021年2月28日(日)に開催されたびわ湖毎日マラソンでは101回目のサブ20を達成しており、「2時間07分27秒」と自己ベスト記録を47秒も更新して完走しています。

 

 

今後も、川内選手が踏み出す大きな一歩を埼玉県民として応援していきましょう!