掲載日:2018年5月14日
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【SNS映え】彩の国の鯉のぼりはやっぱりスゴかった!
子供たちの成長を願う鯉のぼり。自宅で大きな鯉のぼりを掲揚することは、住宅事情などからなかなか難しいものです。大空を泳ぐ鯉のぼりの姿は、どこか懐かしい昔の日本の里を思い起こさせます。
子供の日を中心に埼玉県内各地で、鯉のぼりを大空高く掲揚するイベントが開催。青空を背景に、気持ちよさそうにゆったりと風に泳ぐ色とりどりの鯉のぼりは、【SNS映え】も間違いなし!ぜひカメラやスマホを持って、最高のショットを撮影してみましょう❤
★詳細は、各問い合わせ先へ直接ご確認ください。
さっそくチェック♪ ↓↓↓
秩父湯元・武甲温泉付近の横瀬川上空を鯉のぼりが彩ります。川に渡した4本のワイヤーロープに、約180匹の鯉のぼりが、春風を受けて川の上空を元気に泳ぎます。
地域住民の皆さんから譲り受けた鯉のぼりもあげていて、下横瀬橋を歩く地元の小学生や小さな子供連れのファミリーからも、大好評。春の秩父を楽しんだ後は、横瀬駅へ向かい、送迎バスで(土日&GW運行)武甲温泉へ向かい、ゆっくりと鯉のぼりをながめ、温泉で疲れを癒すのもオススメ!お車で向かうときには、カーナビに武甲温泉フロントの電話番号(☎0494-25-5151)を入れて出発♪
【期間】5月6日(日曜日)まで
【場所】秩父湯元 武甲温泉付近 横瀬川上空
【問い合わせ】横瀬町ブコーさん観光案内所[☎0494-25-0450]
(8:30~17:15)
横瀬町観光Webサイト・歩楽里よこぜ「鯉のぼりまつり」
志木市では、新河岸川上空といろは親水公園の2会場で鯉のぼりを掲揚します♪
新河岸川での掲揚は毎年春の恒例行事として、29年にわたり市民の目を楽しませてきましたが、今回の掲揚をもって一旦見納めに。
理由は志木市の新庁舎建設工事。次回の掲揚は新庁舎建設後、平成34年に再開予定とのことで、今年見逃すと次は4年後!ぜひ思い出をつくりに、今年訪れておきたい、鯉のぼりの掲揚スポットです。
志木市で平成27年から始まったのが、いろは親水公園でのキッズがペイントした「オリジナル鯉のぼり」の掲揚です♪
市内にある保育園や幼稚園の子供たちが自由にペイントしたもので、個性あふれるキュートな作品がズラリと並んで空を舞う姿は必見です。
★新河岸川鯉のぼり(約30本)
長さ約3メートルの色とりどりの鯉のぼりが新河岸川上空を泳ぎます。
【期間】5月6日(日曜日)まで
【場所】志木市役所駐車場から新河岸川をまたぎ対岸まで(いろは橋付近)
★オリジナル鯉のぼり(約50本)
市内保育園・幼稚園の園児が自由にペイントしたオリジナル鯉のぼりが、いろは親水公園内に掲揚されます。
【期間】4月27日(金曜日)から5月20日(日曜日)まで
【場所】桜並木ゾーン(いろは親水公園左岸)
【問い合わせ】志木市観光協会事務局[☎048-473-1111(内線2164)]
(平日8:30~17:15)
神川町では、神流(かんな)川水辺公園のそばを流れる神流川両岸を渡すように、100を超える鯉のぼりが空を泳ぎます。
新緑萌えるこの季節。色とりどりの鯉のぼりと周辺の木々の緑が相まって格別な風景に♪鯉のぼりを愛でながら、バーベキューや水遊びなど、一日遊べます❤
【期間】4月28日(土曜日)から5月13日(日曜日)まで
【場所】児玉郡神川町大字渡瀬
【問い合わせ】神川町総合政策課[☎0495-77-0701]
(平日8:30~17:15)
埼玉県で鯉のぼりと言えば、一番有名な市町村が「こいのぼりのまち」加須市。加須市での鯉のぼりの生産量は、なんと日本トップクラスなのです。その昔、明治の初め頃に提灯や傘の職人が副業として始めたものとされ、大正12年の関東大震災の後には鯉のぼりを専門に生産するように。浅草橋の問屋が加須の際物屋に仕入れに来てその品の良さに感心し、注文が殺到するようになったそうです。第二次世界大戦前には、ついに生産量日本一となったのです。
毎年5月3日に開催される「加須市民平和祭」(9:00-14:30)では、利根川河川敷緑地公園を会場に、その大きさ全長100m、重さ330kg、目玉の直径10mにもおよぶ「ジャンボこいのぼり」が、大空を遊泳します♪遊泳するのは、11:30から12:00と、13:30から14:00の1日2回。子供向けイベントや地元の物産の販売の他、クラシックカーフェスタなども開催。家族みんなで楽しめます❤
【日時】5月3日(木曜日・祝日)11:30~、13:30~
★雨天時は5月4日(金曜日・祝日)に順延
★天候などにより、時間の変更または中止になる場合もあります
【場所】利根川河川敷緑地公園
【問い合わせ】加須市商業観光課[☎0480-62-1111(代)]
(平日8:30~17:15)
鯉のぼり好きに教えたい!サイドストーリー
もっと知りたい!加須市のジャンボこいのぼり
埼玉県民が誇る加須市の「日本一」の鯉のぼりは、埼玉が誇る「世界一」の鯉のぼり。そんなジャンボこいのぼりにまつわるお話をお届けします。
じつは現在のジャンボこいのぼりは「4世」だって知ってた?
加須市の公式サイトでは、初代となる「1世」から「4世」までのジャンボこいのぼりを写真付きで紹介しています。
どうやってあげているの?
全長100mのジャンボこいのぼりを広げるのはたいへん!多くの人が協力して、力を合わせてあげています。その様子を、加須市の公式サイトで写真付きで見ることができます。
さいしょはあがらなかった?!ジャンボこいのぼり
ジャンボこいのぼりをあげることは、じつはたやすいことではありません。これほど大きな鯉のぼりを大空に泳がせるには、並大抵でない苦労とあきらめない心、加須市の皆さんの鯉のぼりにかける情熱がありました。その当時のエピソードを、制作に協力した会社が綴っています。
出典 川口衞構造設計事務所「100mジャンボ鯉のぼり(1988)」
埼玉県の加須(かぞ)市は、武州鯉の名で知られた鯉のぼりの産地である。その加須市の市民たちが、町おこしのために手分けをして布を裁断し、縫い合わせ、着色を施して、長さ100mの巨大な鯉のぼりを作った。次に、お披露目したいということで、鯉の体内にワイヤロープを通し、洗濯物のようにクレーンで吊り下げてみたところ、風にあおられて、あっという間に大きく裂けてしまった。
意気消沈した市の青年会議所のメンバーたちが、私の研究室へ相談に来られたが、話の顛末に耳を傾けているうちに、この問題は構造設計の原理と技術で解決できそうだという実感が湧いてきた。
問題の本質は次元(大きさ)であり、次元解析での解明が可能だと思ったからである。解析の結果、この鯉は適切な処置を施せば、通常のそよ風(2~3m/秒)で、普通に泳ぐことがわかり、強度、口輪、揚げ方などのディテールについても適宜指導をした結果、みごとに利根川上空に遊泳させることが出来た。
その後、ジャンボ鯉のぼりの遊泳は、この町の年中行事にもなり、また、ハワイ、カイザースラウテルン(独)にも遠征、優雅な遊泳を披露している。