循環器・呼吸器病センター > センターのご紹介 > 病院情報の公表 > 令和3年 度埼玉県立循環器・呼吸器病センター病院指標
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掲載日:2023年2月21日
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 0 |
28 |
62 | 77 | 255 | 503 | 947 | 1841 | 1078 |
169 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 |
平均 |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 |
255 |
4.07 |
4.36 |
0.44 |
70.23 |
050210xx97000x | 不整脈 ペースメーカー移植術等 |
152 |
14.08 | 10.24 |
0.00 |
79.67 |
050070xx01x0xx | 不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 |
141 |
5.57 |
4.79 |
0.00 |
64.24 |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査 |
126 |
3.31 |
3.06 |
0.00 |
69.08 |
050030xx97000x | 心筋梗塞(続発性合併症を含む。) 経皮的冠動脈ステント留置術等 |
102 |
10.24 |
11.87 |
2.94 |
69.45 |
循環器内科では、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患、不整脈(徐脈性・頻脈性)、拡張型心筋症や肥大型心筋症などの心筋疾患、弁膜症、さらに種々な心疾患に由来する心不全を対象に診断と治療にあたっています。
昨年度に引き続き、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)の経皮的冠動脈カテーテル治療(PCI) 、不整脈の治療が上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 |
平均 |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 化学療法あり |
118 |
8.57 |
9.07 |
1.69 |
70.94 |
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 ( 経気管肺生検、超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)等 ) |
113 |
2.46 |
3.30 |
0.00 |
71.57 |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等なし |
110 |
16.44 |
18.42 |
9.09 |
73.40 |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 |
60 |
14.28 |
13.12 |
11.67 |
72.48 |
040040xx9905xx | 肺の悪性腫瘍 化学療法あり ( イレッサ、タルセバ、カルボプラチン+パクリタキセル 等 ) |
48 |
20.88 |
19.34 |
2.08 |
72.08 |
呼吸器内科では、肺がん・肺炎・間質性肺炎・気管支喘息・COPD( 慢性閉塞性肺疾患 )や、結核などの呼吸器系感染症など呼吸器系疾患に関する専門的な治療を行っています。
昨年度と同様、肺がんの化学療法・気管支鏡による生検が上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 |
平均 |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) エダラボンあり |
75 |
16.44 |
15.63 |
44.00 |
71.69 |
010040x099000x | 脳出血(JCS10未満) 手術なし |
48 |
19.79 |
18.90 |
77.08 |
69.10 |
010030xx01x0xx | 未破裂脳動脈瘤 脳動脈瘤頸部クリッピング等 |
28 |
14.68 |
15.26 |
7.14 |
68.46 |
010030xx9910xx | 未破裂脳動脈瘤 動脈造影カテーテル法 |
23 |
3.48 |
2.99 |
0.00 |
61.22 |
010230xx99x00x | てんかん |
21 |
6.24 |
7.22 |
19.05 |
69.48 |
脳神経外科では、脳梗塞といった脳卒中、脳内出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、さらには脳腫瘍、頭部外傷、水頭症、てんかんまで多岐にわたり治療を行っています。
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血は、発症からどれだけ急いで治療が開始できるかによって予後が大きく変わります。
埼玉ストロークネットワーク(SSN)の基幹施設、日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)の認定も受けており、rt-PA療法に加えて血管内再開通療法を行うことが出来る施設となっております。
昨年度と同様に、脳梗塞、脳出血、未破裂脳動脈瘤の治療が上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 |
平均 |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050163xx03x1xx | 腹部大動脈瘤、 ステントグラフト内挿術あり、中心静脈・人工呼吸あり |
78 |
12.71 |
15.18 |
2.56 |
79.35 |
050180xx02xxxx | 下肢静脈瘤手術等 |
67 |
3.40 |
2.75 |
0.00 |
68.19 |
050200xx97xxxx | 大腿動脈狭窄症 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 あり |
38 |
5.39 |
10.05 |
0.00 |
75.42 |
050170xx03000x | 下肢閉塞性動脈硬化症 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 あり |
30 |
5.60 |
5.32 |
0.00 |
76.90 |
050170xx03001x | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1・2なし 副傷病あり |
22 |
12.41 |
9.61 | 9.09 |
72.27 |
血管外科では、心臓外科と協力し、胸部大動脈瘤、大動脈解離、胸腹部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、頸動脈狭窄症、下肢閉塞性動脈硬化症、重症下肢虚血、内シャント造設、シャント不全、内臓動脈瘤、腎動脈狭窄症、静脈疾患などあらゆる血管病に対し診療・治療を行っております。
今年度も昨年度に引き続き、腹部大動脈瘤、下肢静脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症の治療が上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 |
平均 |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x00x | 肺の悪性腫瘍 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術等 |
98 |
12.03 |
10.47 |
0.00 |
71.41 |
040200xx99x00x | 気胸 |
40 |
6.58 |
9.28 |
0.00 |
50.75 |
040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 |
23 |
11.74 |
9.86 |
0.00 |
35.00 |
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 (経気管肺生検、超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)等) |
13 |
2.08 |
3.30 |
0.00 |
74.62 |
040030xx01xxxx | 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 |
- |
- |
8.82 |
- |
- |
呼吸器外科では、肺がん、縦隔腫瘍、気胸、膿胸などの疾患に対して、呼吸器内科・放射線科・病理診断科・リハビリテーション科・麻酔科と連携をとりながら治療を行っております。
肺がんに対する手術は、胸腔鏡手術で行っております。進行肺がん症例に対しましては、術前に抗がん剤の治療を行った後に手術も行っております。
また、気胸、縦隔腫瘍、膿胸などの良性腫瘍に対しては、主に胸腔鏡を用いて行っております。
昨年度に引き続き、肺がん、気胸の治療が上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 |
平均 |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050080xx0101xx | 弁膜症 弁置換術等あり 中心静脈、人工呼吸あり | 25 | 22.12 | 21.93 | 4.00 | 69.52 |
050070xx9701xx | 頻脈性不整脈 メイズ手術あり 中心静脈・人工呼吸等あり | 17 | 21.59 | 24.98 | 0.00 | 71.88 |
050050xx0101xx | 狭心症、冠動脈、大動脈バイパス移植術等 中心静脈・人工呼吸等あり | 13 | 23.08 | 21.69 | 0.00 | 72.38 |
050161xx97x1xx | 解離性大動脈瘤 大動脈瘤切除術等 中心静脈、人工呼吸あり | 11 | 40.45 | 29.08 | 36.36 | 65.91 |
050163xx01x1xx | 胸部大動脈瘤 大動脈瘤切除術 大動脈弁置換術又は形成術等 中心静脈、人工呼吸あり | - | - | 28.08 | - | - |
心臓外科では、狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患に対するバイパス術、弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、大動脈瘤に対するステントグラフト術や人工血管置換術及びハイブリット手術、傷の小さい低侵襲心臓手術(MICS手術)を行っています。
今年度は、弁膜症、不整脈の治療が上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 |
平均 |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
060035xx99x6xx | 出結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり | 20 | 5.05 | 4.54 | 0.00 | 73.80 |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 16 | 5.31 | 4.74 | 0.00 | 71.56 |
060100xx01xxxx | 大腸(小腸)ポリープ 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | - | - | 2.65 | - | - |
060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし | - | - | 7.74 | - | - |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 | - | - | 15.76 | - | - |
消化器外科では、主に胃がん、大腸がん、食道がんを始め、逆流性食道炎や胃炎、胃十二指腸潰瘍などの上部消化管疾患、便秘症や大腸憩室炎、腸閉塞、虫垂炎などの下部消化管疾患、胆石症、胆のう炎や肝機能障害、膵炎などの肝胆疾患などの治療を行っています。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しております。
5大癌 | Stage1. | Stage2. |
Stage3. |
Stage4. | 不明 | 再発 | 病期分類基準 | 版数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
胃癌 |
1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 4 | 1 | 7 |
大腸癌 |
0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 26 | 1 | 7 |
乳癌 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
肺癌 |
58 | 17 | 53 | 73 | 50 | 379 | 1 | 7 |
肝癌 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
UICC TNM分類、癌の取扱規約
5大癌とよばれている胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの治療で入院した患者さんを初発*のステージ別と再発に分けて集計しております。
がんのステージ分類はステージ0からI→2.→3.→4.とあり、ステージ4.期が最も進行している状態となります。
当センターでの癌治療は、肺がん、胃がん、大腸がんが対象となっております。
「再発」の症例数が多いのは、同じ患者さんで5クール(回)繰り返した場合には再発とデータ入力を行っている為、再発数が多くなってしまいます。
「不明」の症例は退院時に病理診断等検査結果が出ていないため、病期分類できないものを掲載しています。
「初発」は、がんの診断と初回治療の為の入院がすべて含まれます。「再発」は初回治療終了後や、再発・転移(遠隔)をきたしたものです。
重症度 | 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 |
---|---|---|---|
軽症 | 5 | 14.20 | 65.80 |
中等症 | 29 | 11.59 | 74.76 |
重症 | 9 | 12.67 | 83.89 |
超重症 | 1 | 44.00 | 74.00 |
不明 | 0 | 0.00 | 0.00 |
市中肺炎とは、病院や診療所など以外で自宅などの日常生活を送っているうちに感染し、発症した肺炎のことです。(成人の定義は20歳以上)
入院中に発症した肺炎(院内肺炎)や食べ物の誤えんによる肺炎(誤えん性肺炎)は対象外となっております。
当院では、中等症の患者さんが最も多く全体の7割を占めております。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 256 | 20.65 | 76.33 | 45.72 |
その他 | 13 | 16.85 | 78.69 | 1.49 |
埼玉ストロークネットワーク(SSN)の基幹施設、日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)の認定も受けております。
近隣の医療機関のみならず、北部全域の救急本部及び分署とも緊密な連携をとり、24時間365日、脳疾患に関する高度な救急医療を提供できるよう「万全の受入れ体制」を敷いております。
今年度脳梗塞で入院した患者さんは269人で、そのうちの95%が発症から3日以内での入院でした。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 152 | 2.58 | 6.57 | 0.66 | 70.50 |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 126 | 1.98 | 2.76 | 0.00 | 64.22 |
K5461 | 経皮的冠動脈形成術 (急性心筋梗塞に対するもの) | 95 | 0.00 | 13.13 | 2.11 | 68.11 |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 71 |
4.80 |
10.27 | 1.41 | 78.20 |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 65 | 1.35 | 10.97 | 1.54 | 83.40 |
前年度に引き続き、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)の経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)が最も多い術式となりました。
次に不整脈のカテーテル治療(アブレーション)やペースメーカー移植術が上位となっております。
また、循環器内科では年々増加している心不全へのカテーテル治療(TAVI、MitraClip)、肥大型心筋症に対するカテーテル治療、肺血管のカテーテル治療(BPA)などを積極的に行っています。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 96 | 2.88 | 6.36 | 4.17 | 75.65 |
K5612ロ | ステンドクラフト内挿術 (1以外の場合 腹部大動脈) | 66 | 2.82 | 11.58 | 7.58 | 79.77 |
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 64 | 0.75 | 1.08 | 0.00 | 68.23 |
K5612イ | ステンドクラフト内挿術 (1以外の場合 胸部大動脈) | 27 | 4.85 | 14.26 | 7.41 | 73.26 |
K617-6 | 下肢静脈瘤血管内塞栓術 | 23 | 0.78 | 1.00 | 0.00 | 70.52 |
大動脈瘤に対するステントグラフト術、人工血管置換術及びハイブリッド手術、バイパス手術及びハイブリッド手術、下肢静脈瘤に対するカテーテル焼灼術、内視鏡的手術(SEPS)などを行っています。
昨年度と同様に下肢閉塞性動脈硬化症に対して四肢の血管拡張術・血栓除去術が昨年度と同様に上位となっております。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術前日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング (1箇所) | 52 | 0.92 | 23.48 | 32.69 | 66.06 |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 43 | 0.00 | 21.26 | 48.84 | 79.02 |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | 33 | 4.15 | 12.09 | 27.27 | 80.45 |
K6092 | 動脈血栓内膜摘出術 内頸動脈 | 22 | 3.36 | 16.95 | 9.09 | 74.23 |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 21 | 0.33 | 5.90 | 9.52 | 81.62 |
今年度の最も多い術式は、脳動脈瘤に対するクリッピング術で昨年度と比較して、29件から52件と25件増加しました。
また、脳血管を閉塞した血栓(脳血栓)を脳血栓回収機器を用いて行う、経皮的脳血栓回収術、頸動脈狭窄症に対する頸動脈ステント留置術も昨年度同様に上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術前日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 (肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) | 55 | 3.67 | 11.73 | 1.82 | 70.07 |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) | 25 | 9.04 | 3.60 | 0.00 | 37.84 |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 (部分切除) | 24 | 3.46 | 5.67 | 0.00 | 75.63 |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 (区域切除) | 13 | 2.69 | 8.00 | 0.00 | 68.38 |
K5143 | 肺悪性腫瘍手術 (肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) | - | - | - | - | - |
肺がんのみならず、気胸、縦隔腫瘍、膿胸などの良性腫瘍に対する手術も主に胸腔鏡を用いた患者さんに優しい低侵襲治療を行っております。
上位にあります、肺がんの手術は約8割の症例を胸腔鏡で行っています。(主にステージ1.の症例)
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術前日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K5551 | 弁置換術 (1弁のもの) | 29 | 9.14 | 24.17 | 6.90 | 70.83 |
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術 (2吻合以上のもの) | 25 | 8.52 | 19.16 | 4.00 | 71.72 |
K5552 | 弁置換術 (2弁のもの) | 13 | 7.38 | 19.08 | 7.69 | 72.31 |
K5943 | 不整脈手術 (メイズ手術) | 12 | 8.25 | 21.83 | 8.33 | 72.25 |
K560-22ニ | オープン型ステントグラフト内挿術 (上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術 その他のもの) | 10 | 4.20 | 46.50 | 40.00 |
56.90 |
弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患に対するバイパス術が昨年度と同様上位となっております。
また、大動脈瘤に対するステントグラフト治療(TEVAR、EVAR)や弁膜症などの心臓構造疾患へのカテーテル治療(TAVI、MitraClip)、心臓外科領域においても小さな傷で患者さんに優しい低侵襲心臓手術(MICS手術)を積極的に行っております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 (初回) | 16 | 0.69 | 5.25 | 0.00 | 76.38 |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 (単純なもの) | 11 | 16.64 | 26.82 | 9.09 | 70.91 |
K616-42 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 (1の実施後3月以内に実施) | - | - | - | - | - |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | - | - | - | - | - |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - |
今年度は、血栓による閉塞で使用できなくなったシャントに対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術が上位となっております。また、腎臓の機能が低下して、透析を行うために必要な内シャント設置術や、腹膜透析を行う慢性腎不全の患者さんに対して行う血液浄化法も行っております。
10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | ヘルニア手術 ( 鼠径ヘルニア ) | 16 | 1.13 | 3.19 | 0.00 | 71.56 |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2センチメートル未満) | - | - | - | - | - |
K7193 | 結腸切除術 ( 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) | - | - | - | - | - |
K6336 | ヘルニア手術 (大腿ヘルニア) | - | - | - | - | - |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル以上 | - | - | - | - | - |
胃がんや大腸がんの悪性腫瘍手術や鼠径ヘルニアの良性疾患の手術を行っており、腹腔鏡を使用しての手術も対応しており、大腸ポリープや胃のポリープ切除も内視鏡を使用して行っています。
今年度は、鼠径ヘルニア手術、内視鏡的治療の大腸ポリープ切除が上位となっております。
なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しております。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 0 | 0.00 |
異なる | 2 | 0.04 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 3 | 0.06 |
異なる | 20 | 0.40 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 9 | 0.18 |
異なる | 1 | 0.02 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 33 | 0.67 |
異なる | 5 | 0.10 |
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当センターは、循環器系疾患に関する専門病院として、心臓疾患(心筋梗塞、狭心症、不整脈、弁膜症等)、大血管疾患(大動脈瘤等)、脳血管疾患(脳梗塞)および肺がんを始めとする呼吸器系の難治性疾患に対する高度医療機関として、また、結核など呼吸器系感染症対策に貢献する医療施設として地域に密着した病院となっております。
60歳以上の退院患者が多く全体の81.4%(前年82.3%)を占めております。前年度に比べ4.6%(234名)減少となっております。
昨年度に引き続き、コロナ患者さんの受け入れ病床の確保の為に制限を行わなければならない状況も度々ありましたが、感染対策を十分に取りながら、通常診療を行えたことが、我々の救いでもあります。
今後も、医療の質を高め、より高度な医療及び安全な医療を提供できる体制を維持することを目標として、充実した医療提供に努めて参ります。