トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2025年度 > 2025年9月 > さいたま文学館企画展「歌人・濱梨花枝―幻の墳のほとりで―」の開催について

ページ番号:272765

発表日:2025年9月12日11時

ここから本文です。

県政ニュース 報道発表資料

さいたま文学館企画展「歌人・濱梨花枝―幻の墳のほとりで―」の開催について

部局名:教育総務部
課所名:文化財・博物館課
担当名:文学担当
担当者名:安達

直通電話番号:048-789-1515
Email:info.saitama-bungaku@kpb.co.jp

さいたま文学館では、令和7年10月11日(土曜日)から12月7日(日曜日)まで企画展「歌人・濱梨花枝(はまりかえ)-幻の墳(つか)のほとりで-」を開催します。

 

企画展の概要

1 趣旨

埼玉県を代表する歌人の一人である濱梨花枝は、北埼玉郡埼玉村(現・行田市)の名家に生まれ、19歳で久喜町(現・久喜市)にある旧家に嫁ぎました。旧家の嫁としての重圧からの救いを求めた濱は、与謝野晶子に入門し、短歌を始めます。54歳の時に歌誌『青遠』を創刊すると、青遠短歌会の主宰として30年以上にわたり多くの後進を育成しました。

この企画展では、歌稿や創作ノートなどの直筆資料や、雑誌(歌集未収録の短歌を掲載)などの貴重な資料を通して、家の問題を抱えながらも、短歌と向き合い続けた濱の業績を紹介します。

 

2 会期

令和7年10月11日(土曜日)から12月7日(日曜日)まで

休館日:月曜日(休日の場合は開館し、翌日休館)・10月28日(火曜日)

 

3 会場

さいたま文学館企画展示室

所在地:桶川市若宮1-5-9

交通:JR高崎線桶川駅西口から徒歩約5分

 

4 開館時間

午前10時から午後5時30分まで(観覧受付は午後5時まで)

5 観覧料

一般210円、高校生・学生100円

(中学生以下・障がい者手帳等をお持ちのかたとその介助のかた1名は無料)

6 展示構成

〈プロローグ〉万葉歌碑のある家に生まれて

名家に生まれた濱の幼少期や、母の考えで入学した学校生活の様子などを紹介します

〈第1章〉歌人としての出発

第1歌集『風紋』(1960)を出版するまでの初期の作品を紹介します

〈第2章〉『青遠』創刊

54歳で創刊した歌誌『青遠』や、主宰した青遠短歌会の活動などを紹介します

〈第3章〉活動の広がり

新久喜音頭の作詞や『文芸埼玉』編集委員、県立久喜図書館協議会委員など、埼玉県の文化行政に尽力した濱の幅広い活動を紹介します

〈第4章〉「東方の歌碑」建立

昭和58年(1983)に故郷・行田市の県立さきたま古墳公園に濱の短歌が刻まれた歌碑が建立されます。その短歌を揮毫した書や、故郷を詠んだ短歌などを紹介します

〈エピローグ〉幻の墳のほとりで

濱が82歳になってから刊行が始まった第2歌集『青遠』上・中・下などを紹介し、晩年の濱の歌業を振り返ります

〈コラムコーナー〉埼玉を歌う

濱が詠んだ埼玉に関する短歌を、直筆原稿などで紹介します

7 関連事業

(1)上映&トークイベント

日時:令和7年10月18日(土曜日)午後2時~3時30分

会場:久喜総合文化会館・小ホール(久喜市下早見140)

内容:上映「わたしの生き方-埼玉の女性-」(約20分)、トーク「家族から見た濱梨花枝」(約60分)

定員:300名(電話受付・先着順)

出演:榎本道子氏(濱梨花枝長男の妻)、榎本恭子氏(濱梨花枝次男の妻)

進行:堀内謙一氏(認証アーキビスト)

後援/久喜市教育委員会

 

(2)文学散歩「濱梨花枝の歌と古墳をめぐる」

日時:令和7年10月25日(土曜日)午後1時45分~3時30分

会場:さきたま古墳公園(行田市埼玉4834)

定員:30名(往復はがきによる抽選・10月15日(水曜日)必着)

案内:文学館職員、県立さきたま史跡の博物館学芸員

協力/埼玉県立さきたま史跡の博物館

 

(3)講演会「知られざる濱梨花枝の素顔」

日時:令和7年11月15日(土曜日)午後2時00分~3時30分

会場:さいたま文学館・文学ホール

内容:歌の師である濱梨花枝との思い出や、『青遠』などについてご講演いただきます。

定員:200名(電話受付・先着順)

講師:飛髙敬氏(日本歌人クラブ名誉会員、埼玉歌壇元選者、『青遠』編集委員、『曂野』主宰)

(4)申込方法

【ア】関連事業(1)及び(3)はさいたま文学館までお電話(048-789-1515)にて申込受付(先着順)。

【イ】関連事業(2)は10月15日(水曜日)必着で、往復はがきにて申込(応募者多数の場合は抽選)。往復はがきの〔往信ウラ〕に(1)氏名(フリガナ)・(2)住所・(3)電話番号を、〔返信オモテ〕にご自身の住所・氏名を明記の上、〒363-0022 桶川市若宮1-5-9 さいたま文学館 企画展文学散歩係あてにお送りください。(1通につき1名まで)

※関連事業は参加費無料です。

 

主な展示資料

濱梨花枝直筆の書

濱梨花枝直筆の書「東方より光はさすと王の柩あらはれて輝る一ふりの剣」(埼玉県立さきたま史跡の博物館蔵)

 

歌誌『青遠』

歌誌『青遠』(創刊号、11号は土門拳撮影)(当館蔵)

 

青遠短歌会看板

青遠短歌会看板(個人蔵)

 

自筆色紙「柔軟に粘りある波の繰り返しめぐらせていぬ永遠の今」

自筆色紙「柔軟に粘りある波の繰り返しめぐらせていぬ永遠の今」(当館蔵)

 

自筆色紙「しらしらと頭上をすぐるさきのこゑききたるときにたち上りいつ」

自筆色紙「しらゝゝと頭上をすぐるさぎのこゑきゝたるときにたち上りいつ」(当館蔵)

 

問合せ先

文化財・博物館課文学担当(さいたま文学館駐在)安達

【住所】〒363-0022桶川市若宮1-5-9

【電話】048-789-1515

【ファックス】048-789-1517

【ホームページ】https://www.saitama-bungaku.jp/(別ウィンドウで開きます)

【E-mail】info.saitama-bungaku@kpb.co.jp

 

報道発表資料(ダウンロードファイル)

さいたま文学館企画展「歌人・濱梨花枝―幻の墳のほとりで―」報道発表資料(PDF:377KB)(別ウィンドウで開きます)

チラシ表(PDF:2,320KB)チラシ裏(PDF:2,010KB)

 

 

県政ニュースのトップに戻る