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発表日:2025年7月18日17時

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県政ニュース 報道発表資料

重要無形文化財の保持者の追加認定(各個認定)について

部局名:教育局教育総務部
課所名:文化財・博物館課
担当名:指定文化財担当
担当者名:町田

内線電話番号:6981
直通電話番号:0488306981
Email:指定文化財担当

国の文化審議会(会長:島谷 弘幸(しまたに ひろゆき))は、令和7年7月18日(金曜日)開催の同文化財分科会の審議・議決を経て、所沢市在住の善養寺 惠介(ぜんようじ けいすけ)氏を重要無形文化財「尺八」の保持者(各個認定、いわゆる「人間国宝」)に認定するよう、文部科学大臣に答申しました。これにより、県内の重要無形文化財保持者(各個認定)は3件3名となります。埼玉県在住者が重要無形文化財の保持者(各個認定)に認定されるのは、平成20年以来、17年ぶりです。

新たに重要無形文化財の保持者に追加認定(各個認定)されるもの

重要無形文化財 保持者
名称

氏名

生年月日(年齢)

住所

芸能の部
尺八 善養寺 惠介(ぜんようじ けいすけ)

昭和39年3月13日

(満61歳)

※年齢は令和7年7月18日現在

埼玉県所沢市

 

 

 

 

 

 

 

重要無形文化財「尺八」について

尺八は竹製縦吹きの管楽器の一種です。禅宗の一派である普化宗(ふけしゅう)において、他宗の読経に当たるものとして尺八が吹かれました。江戸時代には尺八を一般には奏することが出来ませんでしたが、明治4年に普化宗が廃された後は、広く人々によって愛好されるようになりました。尺八の演奏は、息遣い、指遣い、首の操作などによって様々な音色、音の強弱や揺れなどが作られます。かつての経典曲として、尺八だけで演奏されていた古典本曲に加え、箏や三絃との合奏も行われるようになり、日本伝統音楽の一つとして特色を発揮しています。

善養寺惠介氏について

善養寺 惠介(ぜんようじ けいすけ)氏は、尺八古典本曲(かつての経典曲として、尺八だけで演奏されていた曲。琴や三味線と合奏する「外曲」と区別される)に本格的に取り組む数少ない演奏家として、その演奏技法を高度に体現し、卓越した技量を示しています。また、尺八業界の発展及び後進の指導・育成にも尽力しています。

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※善養寺氏の詳しい概要や略歴は、下記の報道発表資料をご確認ください。

報道発表資料(ダウンロードファイル)

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