～これからの部活動を考える～地域クラブ活動シンポジウム埼玉2025を開催しました！

開催概要

• 日時    令和7年9月6日（土曜日）  14時00分 ～ 16時30分
• 場所    キングアンバサダーホテル熊谷

                   ※Teamsによるウェビナー視聴同時実施

当日の様子

　令和7年9月6日、キングアンバサダーホテル熊谷において、「～これからの部活動を考える～地域クラブ活動シンポジウム埼玉2025」を開催いたしました。

　今回のシンポジウムでは、地域クラブ活動の市町村担当者や運営団体・実施主体、学校関係者、一般・学生の方々等、多くの県民に御参加いただき、これからの部活動についてそれぞれの立場から考える有意義な会となりました。

　まず、「次期改革期間に向けた方向性について」スポーツ庁より竹河氏を招き、基調講演を行いました。御自身の自己紹介から部活動の歴史について振り返り、現在の部活動の現状や国の動向、地域クラブ活動推進のための実証事業に取り組んでいる全国の自治体の事例などを御説明いただき、これからの方向性について見通すことのできる内容の濃い基調講演となりました。

　講演の最後に、部活動の地域展開を進めていく上で大切なことは、地域で育った子供たちがクラブの中で楽しい時間を過ごしたり、自分が成長できた経験をしたりすることで、将来その地域に戻り、指導者や運営者等クラブを支える立場として、地域に貢献したいと思ってくれることであるというお話を伺い、多くの参加者が腑に落ちた様子で傾聴している姿が見られました。

 　

 

　次に、長野県南佐久郡や秩父地区、深谷市のそれぞれの地域の実態や特徴を生かした取組について、各担当者から事例発表をいただきました。南佐久郡は、生徒数の減少による部活動運営の厳しさから広域で連携して取り組むべく、教育長会や校長会において検討を重ね、多くのクラブが広域で活動してきた実績について御紹介いただきました。何よりも「子供たちのために」という共通認識で取り組まれてきたことがわかる発表でした。

　

 

　

　秩父地区においても、南佐久郡と同様の実態がある中で、1市4町が連携して推進協議会を設置するまでの経緯や成果と課題などについて発表していただきました。「秩父の子供は秩父で育てる」という気概をもちながら広域の取組を推進していくといった内容でした。

　

 

 

　深谷市は、市として国の実証事業に参加して3年目を迎え、市のリソースを活用して総合型地域スポーツクラブの指導者が指導を行うクラブや地域のスポーツ団体の指導者が指導を行うクラブ、顧問の教え子が外部指導者として指導を行うクラブの3パターンについての取組を紹介していただきました。

 

 

 

 

　最後に、基調講演や事例発表を受け、短い時間ではありましたが、参加者同士で意見交流をしていただきました。参加者の皆さんから、それぞれの立場で現在抱えている課題や今後取り組む際に考えられる課題が挙げられて、どのグループも活発に意見交換が行われ、これからの部活動について主体的に考える貴重な機会となりました。

 

当日資料

    ★基調講演　竹河　信裕　氏（スポーツ庁地域スポーツ課課長補佐）（PDF：6,611KB）     

    ★事例発表　新海　吉永　氏（南佐久郡中学校部活動運営委員会統括コーディネーター）（PDF：3,971KB）

    ★事例発表　横山　祐樹　氏（埼玉県教育局北部教育事務所秩父支所指導主事）（PDF：5,986KB）

    ★事例発表　鳥塚　源太郎氏（深谷市教育委員会学校教育課課長補佐兼指導主事）（PDF：1,230KB）