トップページ > 県立学校における国際規制物資の未申請保管について
ページ番号:232292
発表日:2023年3月24日14時
ここから本文です。
部局名:教育局教育総務部
課所名:財務課
担当名:学校予算・経理指導担当
担当者名:横山・江丸
内線電話番号:6642
直通電話番号:048-830-6642
Email:a6630-02@pref.saitama.lg.jp
県立高等学校4校において、国際規制物資を保管するにあたり必要な許可を受けていなかったことが判明し、原子力規制委員会へ必要な手続を行いました。
なお、当該規制物資は施錠された保管庫等で安全に保管しています。また、周囲の放射線量は、公衆被ばくの線量限度内であり、人体に影響のある数値ではありません。
学校で保管している不用薬品等の保管量を調査した際に、必要な許可を受けていない国際規制物資を保管していることが判明しました。昭和52年の「核原料物資、核燃料物資及び原子炉の規制に関する法律」の改正により、当該規制物資を保管する場合は許可制になりましたが、従前より保管していたにもかかわらず、許可を受けていなかったものです。
(1)浦和高等学校
ア 名称 硝酸ウラニル
イ 容器 ガラス小瓶(容量:10g)
ウ 内容量 1g程度
エ 取得時期 薬品ラベルの状況等から約50年前と考えられる
オ 保管場所 県立浦和高等学校 外薬品庫
カ 放射線量 室内0.06μSv/h(容器表面 0.09μSv/h)
(2)熊谷高等学校
ア 名称 ウラン
イ 容器 試験管(標本)
ウ 内容量 1g程度
エ 取得時期 外箱の状況から約70年以上前と考えられる
オ 保管場所 県立熊谷高等学校 外薬品庫
カ 放射線量 室内0.07μSv/h(容器表面 0.08μSv/h)
(3)春日部高等学校
ア 名称 硝酸トリウム
イ 容器 ガラス容器(標本)
ウ 内容量 1g程度
エ 取得時期 外箱の状況から約50年以上前と考えられる
オ 保管場所 県立春日部高等学校 物理実験室
カ 放射線量 室内0.10μSv/h(容器表面 2.38μSv/h)
ア 名称 重ウラン酸ソーダ
イ 容器 ガラス容器(標本)
ウ 内容量 1g程度
エ 取得時期 外箱の状況から約50年以上前と考えられる
オ 保管場所 県立春日部高等学校 物理実験室
カ 放射線量 室内0.10μSv/h(容器表面 0.93μSv/h)
(4)幸手桜高等学校
ア 名称 トリウム
イ 容器 試験管
ウ 内容量 1g程度
エ 取得時期 不明
オ 保管場所 県立幸手桜高等学校 物理室
カ 放射線量 室内0.10μSv/h(容器表面 2.09μSv/h)
※参考
・胸部レントゲン検査で受ける放射線量は、1回あたり50μSv/h程度です。
・国際放射線防護委員会によれば、一般の人々の健康を守るための基準である公衆被ばくの線量限度は、0.23μSv/h(年間1mSv)とされています。
(1)浦和高等学校については、令和5年3月24日に原子力規制委員会に対し、国際規制物資使用許可申請書の仮提出を行いました。
(2)熊谷高等学校、春日部高等学校及び幸手桜高等学校については、令和5年3月24日に原子力規制委員会に対し、「管理下にない放射性物質の発見」について報告を行
い、国際規制物資使用許可申請の準備中です。
(1)国際規制物資の届け出に係ること
教育局 財務課 学校予算・経理指導担当 横山・江丸
直通 048-830-6642 内線6642
E-mail:a6630-02@pref.saitama.lg.jp
(2)薬品及び放射性物質の管理・取扱いに係ること
教育局 高校教育指導課 学びの改革担当 野澤
直通 048-830-7391 内線7391
E-mail:a6760-28@pref.saitama.lg.jp