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掲載日:2018年2月6日

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総務県民生活委員会視察報告

期日

平成27年11月9日(月)~10日(火)

調査先

(1) 暁星国際中学校・高等学校(木更津市)
(2) ㈱モビリティランド(栃木県茂木町)

調査の概要

(1)暁星国際中学校・高等学校

(私立学校の振興について)

【調査目的】

暁星国際中学校・高等学校は、「国際感覚に優れ、新時代に対応する、身体と精神機能の調和した、健全な社会人を育成する」という学園全体の教育目標に基づき、「個」の時代に対応した多様なコースを設定している。なかでも、「アストラインターナショナルコース」においては、時代・環境の変化に柔軟に対応しながらも、強い意志を持って自分自身の進むべき道をしっかりと歩んでいく人間を育てるため、サッカーと語学教育を通じた人間教育に重点を置いたカリキュラムが組まれており、外国人教師による英語とフランス語の授業を行っている。また、寮には栄養士によってバランスの取れた食事が提供される食堂や大浴場といった設備が整っており、スタッフが寝食を共にして日常生活の指導を行っている。
同校を調査し、今後の本県の私学振興に関する施策推進の参考にする。

【調査内容】

暁星国際高等学校は、帰国子女に対する教育と国際化に備えた人材育成を行うために1979年に全寮制の男子校として設立された。その後、1981年に中学校、1995年には小学校も設立され、同学校法人内で最初に開設された幼稚園と併せて、幼・小・中・高で一貫した教育が行われている。なお、現在は共学となっている。
同校の教育の特色としては、今後、グローバル化がますます進んでいく中で、国際的に活躍できる人材を育成するために、英語の「読み書き」だけではなく、徹底したコミュニケーション能力の習得を目指すことが挙げられる。
インターナショナルコースでは、数学、理科、社会などの授業は英語で行われており、約7割の授業は英語である。教科書も、科目によって様々な国の教科書を使用しており、偏りがないように配慮している。また、授業だけではなく、外国人教師との日常会話も全て英語で行われることにより、コミュニケーション能力の習得が図られている。このようなカリキュラムは、大学進学時において、英語圏の大学への進学を選択できるようにすることを目的としており、数名の生徒は、アメリカやイギリスの大学に進学している。
アストラインターナショナルコースでは、サッカーの全国大会出場を目指しており、授業の1時間をスポーツ活動に充てているほか、早朝夜間に自主トレーニングも行われている。また、スポーツだけではなく、特に語学教育にも力をいれており、フランス語の授業が週3日行われている。同コースの約半数となる寮生は、図書館で他のコースの寮生と一緒に自習を行うなど、学習環境も良好なものとなっている。
ちなみに、同学校法人では、小学校にインターナショナルコースが設置され、1年生から外国人教師による英語とフランス語の授業が行われ、幼稚園でも英語指導が行われるなど、幼・小・中・高で一貫した語学教育を行っている。
概要説明の後、生徒の通学地域、語学の習得状況、私学助成などについて委員から活発な質疑が行われた。
今回、暁星国際中学校・高等学校を視察することができたことは、本県における私学振興に関する施策を推進していく上で大変参考になるものであった。

暁星国際中学校・高等学校にて

(2)㈱モビリティランド

(交通安全に関する取組について)

【調査目的】

㈱モビリティランドは、「ツインリンクもてぎ」や「鈴鹿サーキット」などの運営や国際レースの開催を行う本田技研工業㈱のグループ企業である。同社は、同グループにおける交通安全への取組として、参加体験型の実践教育を行う交通教育センター2か所(栃木県、三重県)を運営している。今回視察する「ツインリンクもてぎ」の「アクティブセーフティトレーニングパーク」では、個人向けとして、参加体験型の実践教育を主体とし、安全運転に役立つ豊富な知識や技術を学ぶことができるスクールのほか、企業向けとして、企業内で具体的な指導を行うことができるリーダーを育成するプログラム、職場の実情や受講者の経験に合わせたオーダーメイドの安全運転研修を実施している。
同社の取組を調査し、今後の本県の交通安全に関する施策の参考にする。

【調査内容】

㈱モビリティランドは、交通事故者死者数の増加が社会問題となっていた昭和40年代に、本田技研工業㈱が自動車メーカーの社会的責務として、走る場所と正しい運転マナー、運転技術を学ぶ場を提供するために設立された子会社である。
ホンダグループでは、「車やバイクに乗っている人だけでなく、道を使う誰もが安全でいられる『事故に遭わない社会』をつくる」ことを目的として、交通教育センターとHonda安全運転普及本部により、ライフステージや対象者に応じた安全運転普及活動を行っている。同社では、ホンダグループの全国7か所の交通教育センターのうち「鈴鹿サーキット」と「ツインリンクもてぎ」において、それぞれの施設の特性を活用しながら運転者に対する安全運転教育を行っている。同社における交通安全に関する取組は、1963年の名神高速道路の開通に伴い、高速道路をパトロールする白バイやパトカー隊員の高速走行の技能訓練と指導から始まり、47年目を迎えたとのことである。安全運転普及活動の具体的な手法としては、メッセージを発信するだけではなく、インストラクターによる「人から人への手渡しの安全」と参加体験型の教育(危険を安全に体験させる)を基本としている。
今回視察したツインリンクもてぎのアクティブセーフティトレーニングパークでは、運転スキルに応じたプログラムが用意され、様々な道路環境や路面状態を再現したコースを使用し、危険な場面を実際に体験することによって日常生活に生かせる安全運転を学ぶことができる。シニアを対象とした「健康ドライブスクール」では、自分の運転を客観的に振り返り、安全で快適な運転を続けていくためのヒントを学ぶことができる。
また、車やバイクを事業で使用する企業や自治体を対象とした研修も行っており、営業や配送などの一般的な運転者を対象としたものから自動車メーカーの開発者や緊急自動車の運転者、災害時における運転者など特殊な運転状況・環境を対象としたものまで、様々なプログラムが用意されている。
概要説明を受けた後、実際の研修風景を見学しながら委員から活発な質疑が行われた。
今回、同社の交通安全に関する取組を視察することができたことは、本県における交通安全に関する施策を推進していく上で大変参考になるものであった。 

お問い合わせ

議会事務局 議事課 委員会担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4922

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