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掲載日:2025年9月17日
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令和7年5月12日(月曜日)~13日(火曜日)
(1)岩手県議会(岩手県盛岡市)
(2)宮城県議会(宮城県仙台市)
(3)宮城県農業・園芸総合研究所(宮城県名取市)
(議会運営について)
■本県の課題
■視察先の概要と特色
■聞き取り事項
■質疑応答
Q:学校の授業時間の中に出前講座を組み込む場合、平等性の観点から一学年全てのクラスで行う必要が生じる。その場合、議員を何人派遣すべきかといった課題があるが、どのように対応しているのか。
A:基本的に一つの学校に対しては議員2名を派遣している。大人数の学校の場合には、体育館や講堂等の大きな会場を使用し、一学年の全生徒が参加できるように対応している。
Q:親子県議会教室や岩手県議会出前講座の募集・周知をどのように行なっているのか。
A:ホームページでの募集を行うほか、教育委員会を通じて出前講座の募集・周知を行っている。また、親子県議会教室についてはチラシを作成し、県内の全学校に送付するなど、幅広く周知するよう取り組んでいる。
Q:岩手県議会出前講座において、学生との意見交換を行なった際に出た意見について、執行部へのフィードバック等を行なっているのか。
A:学生からの意見を執行部へフィードバックするところまでは行っていない。まずは、議員の活動を広く若い県民に知ってもらうところから始めている。
Q:新型コロナウイルス感染症のまん延時において、岩手県では感染者の発生を低く抑えていたが、議会災害対策連絡本部ではどのような対応を行って、感染者の発生を抑止していたのか。
A:対策連絡本部を設置して様々な議員の情報収集活動と執行部との情報交換、それを踏まえた国への提言を適切に行うことによって、少しでも抑止につながったと考えている。
(議会運営について)
■本県の課題
■視察先の概要と特色
■聞き取り事項
■質疑応答
Q:県民との意見交換会について、令和6年度は参加対象者の年齢をそれまでの「18歳以上」から「15歳以上」に幅を広げているが、実際に高校生の参加はあったのか。
A:高校生は3名の参加があった。実施後に参加者に話を聞いてみると、「議員と話をする機会がないので、良い機会になった」といった感想も頂いた。
Q:意見交換会は何かテーマを決めて意見交換をするのか。それとも、自由に意見交換をするのか。
A:昨年度は、「選挙」をテーマとして設定した。グループ分けをして、議員にコーディネートしてもらい、意見をまとめる形で実施した。
Q:「みやぎ食と農の県民条例」の改正について、アグリテックに関しては条例改正にどのように盛り込まれているのか。
A:今回の条例改正に当たり、基本的施策の見直しを行っており、その中でアグリテック・スマート農業の視点での施策を入れている。具体的には、「農業生産技術の改良、情報通信技術その他の先端的な技術等の活用等により、生産性の向上を図る」という項目を入れている。また、執行部の計画でもそのように取り組むことが明記されている。
Q:議員の安否確認をどのように行っているのか。本県でも行っているが、回答に関して課題があると感じている。実際に震災を経験された宮城県議会はどのような状況なのか。
A:執行部と合わせて安否確認システムを導入した。事前にメールアドレス等を登録し、地震発生時には自動でメールが届き、安否状況を返答できるようになっている。
宮城県議会にて
(「みやぎ食と農の県民条例」及び「第3期みやぎ食と農の県民条例基本計画」を踏まえた取組等について)
■本県の課題
■視察先の概要と特色
■聞き取り事項
■質疑応答
Q:RTKシステムを農家が設置するに当たって、不具合が出てくることもあるかと思うが、そのような苦情は県にも直接寄せられているのか。
A:設置に当たり、メーカーへ確認するように案内や研究所独自の説明会の開催、マニュアル作成を行っている。また、各メーカーには事前にアフターケアの実施を依頼しており、基本的には農家とメーカーとの間でやり取りがされるため、県に対しての苦情はほとんど来ていない。
Q:RTKシステムには、どのような作物・作型に対して良い影響があるのか。
A:県内で多く使われているのが、米・麦・豆の作物である。また、玉ねぎ・枝豆・馬鈴しょといった野菜についても、農薬や作業時間の軽減ができるため、RTKシステムが付いた機械で作業ができるよう実証を重ねており、少しでも普及が進むよう研究している。
Q:民間でRTKシステムを設置する動きはあるのか。
A:県が設置したものとは異なる独自なシステムを宮城県内だけでなく、東北全体に広めていく動きがある。また、隣県だと福島県が今年度から県全域で運用を開始し、山形県も民間主導で県内全域をカバーする取組を行っている。当県もいろいろと問合せを受けており、今後、RTKシステムが広まる可能性はあると考えている。
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