環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究評価の取組 > 平成28年度第2回研究評価 > H28第2回審査会コメント3/研究課題(自然 H27-H29 埼玉県における希少野生動植物)

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掲載日:2023年1月12日

環境科学国際センター研究課題(自然環境担当/H27~H29)

埼玉県における希少野生動植物の保全に関する基礎的調査研究

(自然環境担当:三輪、王、米倉、角田、金澤;温暖化対策担当:嶋田/H27~H29)

 本研究では、埼玉県レッドデータブックに掲載されている希少野生動植物について、分布情報、文献情報、保全活動情報など、散在する基礎的情報を収集します。また、条例で県内希少野生動植物種に指定されている種を対象に生息・生育地の調査や、植物については栽培試験を実施し、それらの生息・生育環境や生活史などについての基礎的情報を得ます。これらの情報をデータベースとして一元化し、埼玉県における希少野生動植物に関するコンサルティングやそれらの保全活動などに活用することを目指します。

《研究の概要》(PDF:231KB)

 

平成28年度第2回研究審査会コメント

研究課題

 埼玉県における希少野生動植物の保全に関する基礎的調査研究

 研究審査会コメント

  • これまで絶滅危惧種の分布に関する調査、研究は余りなく、実施していた調査結果を活かすという意味でも極めてユニークかつ重要な研究である。減少要因も整理していて、今後様々な有用な結果が得られると考えられる。減少要因として、森林伐採や土木工事の影響も大きな割合を占めることが示されていて、こうした結果を広く知らせることで、県の他部局の事業や、民間等の事業を行う際の注意点として反映させていくことが可能である。
  • 希少動植物の今後の推移を継続的に観測(観察)するという点では、GISベースでのデータ構築を是非お願いしたい。
  • 地域レベルでの詳細な希少生物データベースを作成する作業は、都道府県レベルで行われるのが望ましいが、なかなか取り組む研究機関がないため、このプロジェクトで情報を一元化できてきたのは画期的である。是非、学会でも発表し、他の都道府県にも紹介してほしい。
  • 重要な研究だと判断する。他の研究課題との連携を検討しながら、達成に向けて着実に推進されることを期待する。
  • 多くの情報から、自然の保全に関する問題点や課題を抽出するためには、かなりの時間が必要と考えられる。3年ごとの調査結果が今後も出てくることを期待しつつ、それに対応できるように、まとめに向けて集中して研究時間が取れるような形で取り組めることが望ましい。  

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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