環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究評価の取組 > 平成24年度第2回研究評価 > H24第2回審査会コメント3/研究課題(土壌 H21-H23 沖積堆積物からの重金属類溶出)

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掲載日:2023年1月11日

環境科学国際センター研究課題(土壌・地下水・地盤担当/H21~H23)

沖積堆積物からの重金属類溶出特性の解析と海成堆積物の簡易判別法の開発

(土壌・地下水汚染対策チーム:石山、佐坂、長森、見島、八戸/H21~H23)

 近年、日本各地で自然由来による土壌汚染が顕在化し始めています。硫化鉱物(FeS2)を含む海成堆積物は、大気中で風化されると酸性土壌へと変化し、条件によってはそこから様々な有害金属(カドミウム、鉛、砒素、セレン)が溶出することが懸念されます。海成堆積物は、埼玉県南東部地域に広く分布しています。本研究では、(1)海成堆積物からの重金属類溶出特性の把握、(2)海成堆積物の簡易迅速な判別法の開発、(3)重金属類溶出抑制法の確立を試みます。

《研究の概要》(PDF:436KB)

 

平成24年度第2回研究審査会コメント

研究課題

沖積堆積物からの重金属類溶出特性の解析と海成堆積物の簡易判別法の開発

研究審査会コメント

  • 現象解明と対策技術(貝殻の利用など)とを同時並行的に進めており、有用性が高い結果が得られたものと考える。
  • 海成沖堆積物の簡易判別手法など、現場で使えるように工夫をしている点が評価される。
  • 有害物質の溶出制御に関する具体的な方法の開発あるいは普及に繋がることを期待したい。
  • 本研究は、土壌汚染対策法改正に伴い自然由来の土壌汚染にも対応が求められていることから、政策的な意義が認められる。
  • 県内において沖積堆積物による重金属汚染が生じている現状を踏まえると、手法の実用化に向けた応用研究を進める等、研究成果の一層の展開と掘り下げが期待される。
  • 今後問題となる自然的原因の土壌汚染を、トップランナーで調査解析した点は評価できる。

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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