環境科学国際センターに新設 「埼玉県生物多様性センター」が活動を開始！

埼玉県は首都圏に位置し、全国でも都市化の進んだ県のひとつでありながら、中西部の丘陵地には多くの里地里山、西部の山々には原生的な自然環境が残され、多様な生物が生息する貴重な地域が存在しています。しかし、近年、開発や、人の働き掛けが減ったことによる里地里山などの劣化、外来生物の増加、気候変動などにより、生物多様性は失われつつあります。また、生物多様性の喪失はグローバルな課題でもあり、解決に向け、人々の連携の必要性が高まっています。

そこで、埼玉県では、生物多様性の保全を進める関係者の連携・情報共有の拠点となるため、令和4年4月1日に、「埼玉県生物多様性センター」を環境科学国際センターに新しく設置し、下記のような役割の下、活動を開始しました。

同センターが環境科学国際センターに設置されたことにより、専門職員からのアドバイスを受けつつ、地域連携による保全活動に取り組むこともできます。

埼玉県生物多様性センターの役割

1) 生物多様性に関する情報の収集・管理・発信

• 県レッドデータブックの改訂・発行
• 県民参加型調査による生物多様性情報の収集
• 「地図で見る埼玉の環境」による情報発信 等

2) 生物多様性に関する地域保全活動の支援:「地域連携保全活動支援センター」^※としての活動

• 地域における保全活動情報の集約
• 多様な主体との協働・連携支援 等

3) 生物多様性の保全及び管理に関する調査研究

• 希少野生動植物の調査・保全対策
• 特定外来生物の調査・防除対策 等

4) 生物多様性の保全及び管理に関する教育・普及啓発

• 県政出前講座、研修
• 県民からの相談対応 等

※地域連携保全活動支援センター

生物多様性地域連携促進法に基づく組織。生物多様性保全活動を行う主体間の連携や協力のあっせん、生物多様性保全に関する有識者の紹介や、その他の必要な情報の提供や助言を行う。

埼玉県生物多様性センター ホームページURL

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0508/seibututayousei/saitamakennoyaseiseibutunituite.html

報道発表資料（ダウンロードファイル）

• 環境科学国際センターに新設 「埼玉県生物多様性センター」が活動を開始！（PDF：400KB）

 

 

 

 

 

 

 

 

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