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掲載日:2023年11月14日
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※ スクリーン印刷は、日本の型染から発展した孔版(こうはん)印刷です。ナイロンなどの化学繊維を版の素材にしており、何にでも美しく印刷できるという特長があります。 |
熊沢印刷工芸株式会社は、このスクリーン印刷を主体として、香る、膨らむ、突起ができる、色が変わるなど機能を持つインキを活かすなどして様々な表面加工を施し、見るだけでなく触れたり、匂いを嗅いだりして楽しめる印刷物を制作しています。
2020年グラフィックカレンダー。日本とドイツのコンクールでダブル受賞。
例えばこの作品は、デザイナーの作成したデザインをもとに、特殊なインクを用いて最新の技術で印刷したもの。それぞれの動物ごとに異なる質感が表現されています。表紙のライオンは、触れると柔らかいウールのような温かい手触りがします。この作品は、「第71回全国カレンダー展」(BtoB向け企業カレンダー)で銀賞を、さらに「ドイツグレゴリーインターナショナルカレンダーアワード」では金賞を受賞したそうです。この他にも様々作品が別のコンクールなどで受賞されているそうです。
ドイツグレゴリーインターナショナルカレンダーアワード 金賞の賞状
アワードの数々
工場では最新式の全自動印刷機を導入していますが、美しい表面加工のため細部の微妙な調整には熟練した職人の技を必要とするそうです。
全自動印刷機
全自動印刷機7台、半自動印刷機3台で大量のスクリーン印刷にも対応しています
いろいろな見本を見せていただきましたが、光沢や触感をお伝えしきれないのが残念なほど。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、展示会などが中止となってしまい、お客様に直接触れていただく機会が少なくなってしまったのが悩みだそうです。
技術開発にも熱心に取り組んでおられ、スクリーン印刷の可能性はこれからも広がっていくものと感じました。
(左から)ヴィジョナリー印刷、テクスチャ―サンプル、様々な表面加工例
対応いただきました 熊沢社長、ありがとうございました。2020グラフィックカレンダーとともに
熊沢印刷工芸株式会社
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