ページ番号:230932

掲載日:2023年3月9日

ここから本文です。

株式会社ダイエイバレル (川口市)

二輪・四輪自動車レースの部品にも採用されるバレル研磨の高い技術力

ダイエイバレルは、1981年に川口市飯塚にてゴルフクラブの製造・バレル研磨加工を主業として創業しました。1983年に同所にて有限会社ダイエイバレルを設立し、1986年に川口市の東本郷に移転し、研究開発用エンジン部品のバレル研磨を開始し、2011年8月に株式会社ダイエイバレルへ商号変更しています。

事業内容は、自動車部品、電子、光学、家電機器等のバレル研磨、各種表面加工処理、極小部品の制作・販売、工業用洗浄剤の販売であり、「品質第一」を会社理念として掲げ、最近の自動車業界、電気業界の技術革新のスピード及び高度化するお客様のニーズに対応している企業です。

 

   

                               ダイエイバレル  本社・工場  

 

バレル研磨とは、金属やプラスチックの角を丸めたり、表面全体を均一に仕上げたりするための技術のことで、自動車、電子機器業界をはじめとして多くの業種業界に導入されており、製造工程の多くで最終工程を担っています。

目的としては、機械加工品、プレス品、焼結品、ダイカスト品、熱処理品のバリの除去、スケール除去、R付け、平滑仕上げ、光沢仕上げなど多岐にわたり利用されています。

一口に「バレル研磨」といっても、その技法は多岐にわたり、湿式、乾式の別だけでなく、振動を加え研磨材との摩擦で研磨する振動バレル、槽の回転により製品とメディアの摩擦で研磨する回転バレル等、様々な方法があります。

ダイエイバレルのホームページにおいて、各種加工技術が写真入りで詳しく説明されています。また、YouTubeにおいて、サービスの特性や各種バレル研磨の工程、具体例が説明されています。

 

   

                          【株式会社ダイエイバレルPV】

 

バレル専業企業において国内最大規模の設備を有するだけでなく、検査・測定部門も有しており、多岐にわたる業界から様々な製品の加工依頼を受注しています。いわゆるバリ取りから精密仕上げまで、高度化する顧客要求に応え続けています。

その中でも、極めて要求水準の高い二輪・四輪最高峰のレース部品にもその技術が採用され、業界において大きく貢献しています。

最近では、さらなる挑戦のため、航空宇宙業界、医療業界への参入も進めているとのことです。

      

   

                                              工場内部

 

品質第一を会社理念として掲げ、技術力のさらなる向上を図りながら、すべてのリソースを最大限に有効活用し、前進しようとする姿勢がとても印象的でした。

今回、社会貢献活動の一環として、近隣企業で廃棄されるスポンジ材を再利用して自社で用いる梱包材として使用する取組を開始したり、高齢者や障がい者もイキイキと職場内で活躍できるよう、業務の切り分けや指示の仕方、治具の工夫等を行い、働きやすい職場環境づくりに取り組まれたりしているなどの貴重な話も聞かせていただきました。

また、バレル研磨では大量の水を使用するため、排水処理を会社の根幹に関わる重要な工程と捉えており、人と企業と自然が互いに共生できる環境づくりを目指し、自社の工場内に排水処理設備を完備しているとのことで施設を案内していただきました。排水処理過程で発生するスラッジ(切粉、さび、機械油の固形物、金属粉等の沈殿物)は、一部路盤材の材料として再利用されているとのことです。

 

企業訪問にご協力いただき、ありがとうございました。

 

株式会社ダイエイバレル

お問い合わせ

企画財政部 南部地域振興センター  

郵便番号332-0035  埼玉県川口市西青木二丁目13番1号 埼玉県川口地方庁舎2階

ファックス:048-257-0529

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?