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発表日:2023年3月3日11時

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県政ニュース

第16回本多静六賞の受賞者決定について~「犬井正(いぬいただし)氏」が受賞~

部局名:農林部
課所名:森づくり課
担当名:森林活動支援担当
担当者名:中村・塩濵

内線電話番号:4301
直通電話番号:048-830-4301
Email:a4300-13@pref.saitama.lg.jp

埼玉県では、森林に関する学術研究や実践活動に尽力し、森林や公園の造成等を通じ、社会に貢献した日本初の林学博士である本多静六博士の精神を受け継ぐ個人又は団体を、「本多静六賞」として表彰しています。

今回は、12件の個人・団体の推薦応募があり、選考委員会での審査を経て、下記のとおり決定しました。

受賞者

犬井正(いぬいただし)氏

さいたま市在住

獨協大学名誉教授

受賞理由

(1)里山・平地林と人との関わりの学術研究活動による貢献

山林と平地林、里山を対象として林野と人間の諸活動に関する研究を行い、専門誌への論説などのほか、多くの学術書を上梓した。

これらの身近なみどりの保全や活用の普及・啓もう活動により、平地林や里山の存在意義を一般に広く定着させ、その価値を再発見し高めさせた。

(2)緑と共生する社会づくりへの貢献

くぬぎ山地区自然再生協議会会長を務め、くぬぎ山地区の自然再生事業の基礎を築いた。

また、埼玉県平地林整備指針検討会の座長を務め、さらに武蔵野の落ち葉堆肥農法の「世界農業遺産」認定申請活動のサポートなど、長年にわたり本県のみどりを守る施策に貢献した。

(3)里山地域を活性化する実践活動の広がりに貢献

里山の活用に観光的要素を組み込んだ手法の研究を実践し、地域住民の誇りや愛着を育む里山のエコツーリズム活動に取り組んだ。

飯能名栗エコツーリズム推進協議会会長を務め、里山の利活用と地域活性化を結び付けた実践活動が全国の先導役となり広がりを見せている。

 

(参考情報)本多静六賞の概要

趣旨:本多静六博士の功績をたたえるとともに、緑と共生する社会づくりを推進する。

対象:埼玉県にゆかりがあり、学術研究又は実践活動により緑と共生する社会づくりに貢献した個人又は団体

選考方法:本多静六賞選考委員会の選考を経て知事が決定

選考委員会:小川秀樹 委員長(株式会社埼玉新聞社相談役)外7名

過去の受賞者

第1回山中敬久氏(林業経営者)

第2回NPO法人埼玉森林サポータークラブ(森林ボランティア団体)

第3回原邦紘氏(林業経営者)

第4回斎藤 馨氏(東京大学教授)

第5回県立浦和高等学校同窓会(高校OBによる森林づくり活動)

第6回太田 猛彦氏(東京大学名誉教授)

第7回石井 清允氏(森づくり活動指導者)

第8回岩田洋氏(埼玉森林インストラクター会顧問)

第9回 お菓子な郷推進協議会(菓子製造業団体)

第10回坂本全平氏(林業経営者)特別賞:久喜市立三箇小学校

第11回NPO法人ときがわ山里文化研究所(森林ボランティア団体)

第12回薗田稔氏(秩父神社宮司、京都大学名誉教授)

第13回関口定男氏(前ときがわ町長、埼玉県中央部森林組合顧問)

第14回栗原慶子氏(東吾野女性林研「ときめ木」会長)

第15回中島宏氏(造園技術者)

報道発表資料(ダウンロードファイル)

第16回本多静六賞の受賞者決定について~「犬井正(いぬいただし)氏」が受賞~(PDF:174KB)

 

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