トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2026年度 > 2026年6月 > あなたの薬の包装が資源に変わる!-リサイクル困難な医薬品包装から容器を開発するサーキュラーエコノミーの実証事業を行います-
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発表日:2026年6月26日11時
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部局名:産業労働部
課所名:新産業育成課
担当名:サーキュラーエコノミー担当
担当者名:山川、豊田
内線電話番号:3737
直通電話番号:048-830-3737
Email:a3760-10@pref.saitama.lg.jp
埼玉県は、資源の循環利用と県内産業の成長をともに推進し、環境と経済の両立を目指すサーキュラーエコノミー(循環経済)*の取組を支援しています。
このたび、リサイクル困難な素材であったアルミ箔複合フィルムを新たな価値へ転換するべく、そのリサイクル技術を持つ東和ケミカル株式会社及びイオン株式会社と連携して、イオングループのウエルシア薬局株式会社の店舗で発生したアルミ箔複合フィルム(アルミピロー包装)を再利用し、医療用感染性廃棄物容器を製造する実証事業を行い、サーキュラーエコノミーの推進を図ります。
*生産活動や消費活動などのあらゆる段階で資源の効率的・循環的な利用を図る経済活動のこと。
医薬品包装で多用されるアルミ箔複合フィルム(以下「アルミピロー包装」)は、アルミと複数のプラスチックを重ね合わせた
多層構造のため、通常のプロセスではリサイクルが困難とされています。このため、膨大な量のアルミピロー包装が有効活用されず、その多くが焼却や埋め立てにより廃棄されているのが現状です。
一方、医療現場においては、感染管理の厳格さから、環境負荷低減への取組が困難な側面も存在します。医療用感染性廃棄物容器(以下「容器」)は、多くがバージンプラスチック*で製造され、使用後は感染防止の観点から焼却処分されるのが一般的です。これは、一度きりの使用にもかかわらず新たなプラスチック資源が投入され続ける「使い捨て」の現状を示しており、資源の有効活用という点で医療現場における課題と言えます。
*石油などの天然資源から初めて生成された、一度も使用・加工されたことのない新品のプラスチックのこと。「再生(リサイクル)プラスチック」の対義語として使われる。
本実証事業では、アルミピロー包装のリサイクルを可能にする東和ケミカル株式会社の特許技術を活用し、越谷市内のウエルシア薬局4店舗から発生するアルミピロー包装を原料として、厳しい品質基準を満たす容器を開発します。
本実証は、単なるリサイクルに留まらず、将来的には医療機関・薬局から排出される廃棄物が、再び医療現場で活用される「クローズドループ(閉鎖循環型)」の実現を目指すものです。これにより、医療機関・薬局における環境負荷を大幅に低減し、持続可能な医療システム構築に貢献します。
リサイクルの実装で課題になるのが回収と分別のコストです。店頭での負担を最小限に抑えつつ、効率的かつ高品質な分別・保管方法を検討・検証することで、安定的な再生原料の供給を目指します。
市中から回収したアルミピロー包装を再生プラスチック原料の一つとして活用し、エコマーク認証と公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターの評価基準を満たす容器の開発を行います。その安全性、強度、耐久性などの品質面の検証を厳格に行うとともに、回収に係るコストを含めた全体的な経済合理性も検討し、容器の実用化に向けた課題を洗い出します。
令和8年6月~令和8年11月
埼玉県(サーキュラーエコノミー推進センター埼玉)
→ 全体のコーディネート
イオン株式会社、ウエルシア薬局株式会社
→ 店頭で発生したアルミピロー包装の分別及び提供
東和ケミカル株式会社
→ アルミピロー包装を再利用した容器の開発
本実証事業は令和7年度「サーキュラーデザインリーディングモデル構築支援補助金」に採択された東和ケミカル株式会社が取り組むものです。この取組に対し、サーキュラーエコノミー推進センター埼玉がイオングループとのマッチングを行い、事業の本格的な実用化に向けて推進しています。
