令和2年度の労働相談の状況について

埼玉県では、労働者や使用者が抱えている問題について適切なアドバイスを行う労働相談を実施しています。令和2年度の相談状況を取りまとめましたので公表します。

概況

令和2年度の相談件数は5,153件で、前年度と比べて2.4％、122件の増加となりました。このうち、新型コロナウイルス感染症に関連した相談は944件で、全体の18.3％を占めました。

特色

相談内容では、事業所の休業に伴う賃金の取扱いや経営環境の悪化による解雇など新型コロナウイルス感染症の影響によると考えられるものが多くあり、「賃金」、「解雇、退職勧奨」に関する相談が増加しました。一方、パワハラやいじめなどの「職場の人間関係」に関する相談は減少しました。

 1  主な相談内容別件数

(1)賃金・・・・・・・・・・・677件（令和元年度 649件）

(2)職場の人間関係・・・・・・553件（令和元年度 624件）

(3)解雇、退職勧奨・・・・・・481件（令和元年度 416件）

(4)労働保険・・・・・・・・・470件（令和元年度 368件）

(5)退職、退職金・・・・・・・467件（令和元年度 511件）

(6)労働時間、休日・休暇・・・445件（令和元年度 488件）

※ 上記のうち、新型コロナウイルス感染症に関連した主な相談

〇賃金・・・・・・・・・・・310件

〇解雇、退職勧奨・・・・・・100件

〇労働時間、休日・休暇・・・  94件

2 相談者の内訳

〇正規労働者・・・・・・・・・2,445件（全体の47.4％）

〇非正規労働者・・・・・・・・1,900件（全体の36.9％）

〇使用者・・・・・・・・・・・・255件（全体の4.9％）

〇その他（求職活動中など）・・・553件（全体の10.7％）

3 相談方法別件数

〇電話・・・・・・・4,506件（全体の87.4％）

〇来所・・・・・・・・140件（全体の2.7％）

〇電子メール・・・・・499件（全体の9.7％）

〇その他（郵便等）・・・8件（全体の0.2％）

報道発表資料（ダウンロードファイル）

・令和2年度の労働相談の状況について（PDF：197KB）

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