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掲載日:2024年2月14日

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アピアランスケア(外見の変化に対するケア)について

がんの早期発見と医療の進歩により、がん患者やがん経験者の中にも社会で活躍されている方が増えています。
一方で、手術による傷あと、脱毛や乳房の喪失等がん治療に伴う外見の変化により、苦痛を感じている患者さんも増えています。
アピアランスケアとは国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院においては以下のとおり定義されています。
「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」

参考:アピアランス(外見)ケアとは?(国立がん研究センター中央病院)(別ウィンドウで開きます)

がん治療中のアピアランスの変化

  • 頭髪の脱毛
  • まつ毛や眉毛の脱毛
  • 皮膚や爪の変化・変色

など

県では、がん治療に伴う、アピアランスケア(外見の変化に対するケア)に関する事業を実施しています。

目次

アピアランスケア(外見の変化に対するケア)について

アピアランス(外見)の変化が起きた際に行うケアをアピアランスケア(外見の変化に対するケア)と言います。

アピアランスケアは、単なる美容目的で行うものではなく、がん治療によって生じた外見の変化を補い、患者さんの苦痛を軽減するためのケアです。

アピアランスケアを行うことは、患者さんが家族を含めた人間関係のなかで、その人らしい生活を送る手助けとなります。

アピアランス(外見)に関する相談先

がん診療連携拠点病院等では、アピアランスに関する相談をがん相談支援センターで受け付けています。

ここでは、相談員が信頼できる情報に基づいて、あなたやご家族の相談に対応しています。

その病院に通院していなくても、どなたでもご利用いただける相談窓口です。

必要に応じて、がん看護外来、化学療法室等の他部署のスタッフとも連携・協力し対応いたします。

がん相談支援センター(別ウィンドウで開きます)

県での研修実施について

埼玉県では、がん診療連携拠点病院等の医療従事者がアピアランスケアについての理解を深め、外見の変化に不安等を感じるがん患者に適切な支援を行うことができるよう、令和3年度から県内の医療機関向けの研修を実施しています。

研修の実施について

例年、国立がん研究センターの藤間勝子先生をお招きし、県内の医療従事者向けの研修を実施しています。

令和5年度アピアランス研修の実施について

県内の医療従事者を対象に、以下のとおり研修を開催します。

基礎研修会(終了しました。)

日程:令和5年12月4日(月曜日)午後5時30分から午後7時まで

開催方法:オンライン(ZOOM)

対象:県内の医療従事者等(相談支援業務に従事する職員、がん診療に携わる職員等)

内容:医療従事者による外見ケア(アピアランスケア)の意義と、基本的な支援の方法を理解する。

講師:国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センター センター長 藤間 勝子先生

参加費:無料

実技研修会(終了しました。)

日程:令和6年1月27日(土曜日)午前10時から午後5時まで

会場:大宮ソニックシティビル808会議室(さいたま市大宮区桜木町1丁目7-5(JR大宮駅西口から徒歩3分))

対象:以下のいずれかの研修を受講した医療従事者等(相談支援業務に従事する職員、がん診療に携わる職員等)

  • 埼玉県主催の「埼玉県アピアランスケア基礎研修会」(受講年度は問わない。)
  • 厚生労働科学研究 藤間班による「アピアランスケアe-learning研究」アピアランスケアe-learning
  • 国立がん研究センター中央病院主催の「アピアランスケア研修会基礎編」(受講年度は問わない。)

内容:e-learning等の振り返り、ウイッグの基本的な扱い方、爪のケア、メイクなどの実習とケーススタディ

講師:国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センター センター長 藤間 勝子先生

参加費:無料

過去の開催実績

開催時期 研修実績
令和4年2月 オンライン研修会を実施・県内のがん診療連携拠点病院の医療従事者30名が受講
令和4年11月 オンライン研修会を実施・がん診療連携拠点病院・指定病院の医療従事者42名が受講
令和5年1月 実技研修会を対面で実施・がん診療連携拠点病院・指定病院の医療従事者13名が受講
令和5年12月 オンライン研修会を実施・県内の医療従事者27名が受講
令和6年1月 実技研修を対面で実施・県内の医療従事者12名が受講

アピアランスケア用品の購入補助について

次の市町では、ウィッグ等購入費の助成をしています。

詳しくは、各市町のホームページをご覧になるか、問合せ先にお問合せください。

市町村 お問合せ先 助成対象となるもの 助成金額
熊谷市 熊谷市健康づくり課 熊谷保健センター2階
電話番号:048-528-0601
ウィッグ ウイッグの購入に要した費用または1万円のいずれか低い額
※申請は、1人につき1回限りです。
川口市 川口市保健所健康増進課
電話番号:048-256-1135
がんの治療に伴う脱毛に対応するためのウイッグと、その着用に必要なネット 助成の上限額:令和5年3月31日までに購入した場合は、10,000円、令和5年4月1日以降購入した場合は、15,000円です。
交付した助成金が上記の上限額の金額未満であったとしても、新たにウイッグやネットを購入し、残りの額を改めて申請することはできません。
行田市 行田市健康づくり課(保健センター内) 成人保健グループ
電話番号:048-553-0053
医療用ウィッグ 上限10,000円 
※10,000円未満の購入額の場合、1,000円未満の端数は切り捨てた額の助成となります。
※申請はお一人につき一回限りです。
秩父市 秩父市保健医療部保健センター
電話番号:0494-22-0648
  • 医療用ウィッグ等:ウィッグ等(ケア帽子を含む)の本体及びその着用に必要なネット
  • 胸部補整具:切除された乳房を補整するための人工乳房(体内に挿入する人工乳房を除く)、パッド、ニップル、これらを固定する下着など
  • 医療用ウィッグ等:購入した費用に2分の1を乗じた額(上限2万円)
  • 胸部補整具:購入した費用に2分の1を乗じた額(上限1万円)
狭山市 狭山市健康推進部保健センター
電話番号:04-2959-5811
  • ウィッグ:帽子やウィッグの装着時に皮膚を保護するためのネット及び帽子(医療用に限らない)
  • 胸部補整具:補整下着、補整用シリコンパッド、人工ニップル、入浴着等
10,000円を上限に購入実費額(消費税を含む)を助成。
※申請は対象者一人につき1回限りです。ただし、ウィッグと胸部補整具それぞれ申請できます。
戸田市 戸田市福祉保健センター保健政策・感染症対策担当
電話番号:048-446-6479
医療用ウィッグ、乳房補正具 補助金の額は、医療用補正具ごとに、購入費の2分の1に相当する額を補助します。
  • 医療用ウィッグ:上限20,000円
  • 乳房補正具:
補正下着:上限20,000円
人工乳房:上限100,000円
久喜市 久喜市健康スポーツ部中央保健センター
電話番号:0480-21-5354
ウィッグ、ウィッグの装着に必要な頭皮保護用ネット、帽子の購入に必要な費用 上限10,000円(購入額が10,000円に満たない場合は、実際に要した費用)
蓮田市 蓮田市健康増進課健康増進担当
電話番号:048-768-3111(内線143)
  • ウィッグ等:医療用ウィッグ、装着用ネット及び毛付き帽子
  • 補整具等:補整下着、補整パッド、専用入浴着、ノンワイヤーソフトブラ
  • エピテーゼ:人工乳房、人工ニップル、顔面の補綴、その他身体の欠損等を補うため体表に取り付ける人工物
  • ウィッグ等:30,000円または助成対象物品の合計額のうちいずれか少ない額
  • 補正具等・エピテーゼ:20,000円または助成対象物品の合計額のうち、いずれか少ない額
三芳町 三芳町健康増進課・健康長寿担当
電話番号:049-258-0019(内線:188~190) 
ウィッグ本体及びその着用に必要なネット 上限10,000円(1人につき1回)
※ウィッグの購入費と10,000円を比較して、低い額を助成します。
鳩山町 鳩山町町民健康課保健センター管理予防担当
電話番号:049-296-2530
  • 医療用ウィッグ:がんの治療に伴う脱毛に対応するために一時的に着用するかつら
  • 乳房補整具:がんの治療に伴う乳房の変形に対応するために着用する補整下着、補整パッドまたは人工乳房(乳房再建術等により体内に埋め込まれたものを除く)
対象となるアピアランスケア用品の購入費用の2分の1の額とし、上限は10,000円(1,000円未満切り捨て)
横瀬町 横瀬町役場健康子育て課
電話番号:0494-25-0110
  • ウィッグ:ウィッグ本体及びその着用に必要なネット
  • 胸部補整具:切除された乳房を補整するための人工乳房(体内に挿入する人工乳房を除く。)、パッド、ニップル、これらを固定する下着等
  • ウィッグ:購入した金額とし、30,000円を上限とします。
  • 胸部補整具:購入した金額とし、10,000円を上限とします。
※それぞれ1回限りの交付となります。
美里町 美里町役場保健センター健康増進係
電話番号:0495-76-2855
ウィッグ、胸部補正具
  • ウィッグ:30,000円
  • 胸部補正具:20,000円
※1人につきウィッグ、胸部補正具それぞれ1回限り
松伏町 松伏町すこやか子育て課保健センター
電話番号:048-992-3170
ウィッグや、その着用に必要なネット(ウィッグ装着時に皮膚を保護するためのもの)

ウィッグの購入に要した費用又は10,000円のいずれか低い額
※申請は、助成対象者1人に対して1回限りです。

 

 

 

 

お問い合わせ

保健医療部 疾病対策課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4809

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