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掲載日:2023年11月15日

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「第17回塙保己一賞」の受賞者が決定しましたー12月16日(土曜日)に表彰式・記念公演を行いますー

部局名:福祉部
課所名:障害者福祉推進課
担当名:社会参加推進・芸術文化担当
担当者名:小澤・渡邉

内線電話番号:3309
直通電話番号:048-830-3309
Email:a3310-06@pref.saitama.lg.jp

 障害がありながらも顕著な活躍をされている方、障害者のために貢献している方・団体を表彰する「塙保己一賞」の第17回受賞者を決定しました。

 令和5年12月16日(土曜日)に、本庄市児玉文化会館(セルディ)ホールで表彰式を行います。

 当日は、本庄市の子ども劇団が群読劇「世のため後のため 塙保己一物語」を披露。表彰式に花を添えていただきます。

 どなたでも御参加いただけます。皆様の御来場を心よりお待ちしています。

第17回塙保己一賞受賞者・プロフィール

※年齢は令和5年4月1日現在

1 大賞(社会的に顕著な活躍をしてきた障害のある個人)

 岩田 美津子(いわた みつこ)氏 70歳

 視覚障害(全盲)。NPO法人 てんやく絵本 ふれあい文庫代表。点字つき絵本の出版と普及を考える会代表。

 息子から絵本を読んでほしいとせがまれた事がきっかけで、目の見えない方も、目の見える方も、一緒に楽しむことができる「てんやく絵本」を考案。

 ※透明なシートを用いて、市販の絵本の文字部分に点字の説明を付け、絵は輪郭が分かるようにした絵本。

 1984年に現在のふれあい文庫の前身である「岩田文庫」を自宅に設立して以来、約40年間、目の見えない方がいる全国の御家庭や盲学校、図書館にてんやく絵本の無償貸出を続けている。現在、年間200冊以上のてんやく絵本を製作し、蔵書数は約13,000タイトルに及ぶ。

 また、郵政省への働きかけにより、1987年には、てんやく絵本の郵送料無償化を実現するとともに、自らの指導や著書を通じて、てんやく絵本の製作技術を全国各地に伝え、これまでに数百名のボランティアを育てた。

 さらに、出版関係者との連携に力を入れ、1996年には、透明な樹脂インクで絵と点字の凹凸を表現した、目の見えない方も楽しめる「バリアフリー絵本」を国内で初めて出版。これまでに30タイトル以上のバリアフリー絵本が出版されている。

 2002年には出版社や印刷会社などで構成する「点字つき絵本の出版と普及を考える会」を発足し、現在も、点字付きの出版物を増やしていくための活動を続けている。

 1998年にIBYY朝日国際児童図書普及賞、2006年に 第10回鳥居伊都賞、2016年に第13回本間一夫文化賞他多数受賞した。

2 奨励賞(今後さらに社会的な活躍が期待される60歳未満の障害のある個人)

 守田 稔(もりた みのる)氏 47歳

 視覚障害(全盲)、肢体不自由。精神科医。

 内科医である父に憧れ、医師の道を志すが、関西医科大学在学中、神経系の難病「ギラン・バレー症候群」を発症し、一時は生死の境をさまよった。2年後に復学するものの、病気の後遺症により、歩行困難、そして全盲となった。

 しかし、絶望の中にあっても医師になる夢を諦めることはなく、両親や友人など周囲の協力を得ながら、聴覚を頼りに懸命の努力を重ね、2003年、全盲で初めて医師国家試験に合格した。

 「見えない心を診たい」との思いから精神科医となる。全盲のため、患者の表情や服装は分からないが、「外見の情報に左右されずに患者の内面に集中できることが、視覚障害であることの強み」と前向きに捉え、ストレスの多い現代社会を生きる人々のメンタルヘルスケアに、意欲的に取り組んでいる。

 また、視覚に障害のある医療関係者がお互いに情報交換を行い、親睦を深める場が必要と考え、自ら代表を務める「視覚障害をもつ医療従事者の会(ゆいまーる)」を発足した。会員数は現在100名を超え、視覚に障害がありながらも、医療現場で働く方々の支えとなっている。

 2011年に第9回チャレンジ賞、2013年にパイオニア賞を受賞した。

3 貢献賞(社会的に顕著な障害者支援活動等を行った個人・団体)

 高橋 りく(たかはし りく)氏

 現代アーティスト。東京造形大学彫刻科卒。一般社団法人世界ダイバーシティアート学会代表理事。マリスアートプロジェクト代表。

 全盲となることに絶望し自ら命を絶った父の影響から、2009年、目の見えない方と目の見える方が共に楽しめる、砂で描かれた絵画「マリス」を発明した。視覚に障害のある方が自発的に鑑賞できる画期的な絵画として、世界でも広く認められている。

 ※色の濃淡を大きさの異なる砂粒を用いて表現するとともに、色ごとに異なる香りを付けて色彩を表現した絵画。

 視覚に障害のある方が、触覚と嗅覚を通じて得られた作品のイメージを他者に伝えることで、目の見える方が新たな気付きを得るという、これまでの絵画にはなかったコミュニケーション機会も生まれている。

 こうした絵画鑑賞を通じた交流によって、障害の有無を超えて人々がお互いを思いやる心を育むとともに、他の国の人を思いやる心の育成につなげていくことが、マリスの目標となっている。この目標に向けて、2012年から、誰もが自由に参加し、国旗の共同制作を行う「マリス国旗プロジェクト」が始まり、これまでに43回開催された。このプロジェクトでは、自国以外の国旗を制作し、砂一粒一粒をその国の人に見立てて描くことを通じて、他の国の人々の幸せについて考えるきっかけを提供している。

 現在も、絵画鑑賞を通じた障害者の社会参加を進めるとともに、世界中に人を思いやる心の輪を拡げていくため、国内外の美術館や視覚障害者関連施設など、様々な場所でマリスの展示を行い、多くの方に鑑賞機会を提供している。

 2019年に世界発明コンクール 部門優勝、世界現代芸術コンクール 総合優勝(主賓招待)他多数受賞した。

表彰式・記念公演

日時・会場

 令和5年12月16日(土曜日) 13時00分から15時20分

 本庄市児玉文化会館(セルディ)ホール

プログラム

 (1)表彰式(13時から14時)

知事から受賞者3名に表彰状及び記念品の授与

 (2)記念公演(14時20分から15時20分)

子ども劇団による群読劇「世のため後のため 塙保己一物語」

 子ども劇団(こどもげきだん)

 地元の小中学生、高校生の22名の児童生徒で構成する劇団。塙保己一の業績を広く伝えるために活動を続けており、結成から3年間で、10回を超える公演を行った。今年は4期生を迎え、多くの子供達が参加しながら、塙保己一の生涯を演じ続けている。

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定員など

 定員400人

 入場無料。どなたでもお越しいただけます。

駅からの無料送迎バス

 表彰式当日は、以下の駅から、電車の発着に合わせて臨時無料送迎バスを運行します。なお、復路のバスの一部は、「塙保己一記念館(入場無料)」を経由しますので、同記念館にお立ち寄りいただけます。

 [無料バスの運行時刻]

  JR高崎線 本庄駅 南口:11時30分発、12時15分発、12時30分発

  JR上越新幹線 本庄早稲田駅 北口:12時00分発

  JR八高線 児玉駅:12時45分発

  ※ 車いすの方は12時15分本庄駅南口発を御利用ください(乗車可能台数に限りがありますので、あらかじめ御了承ください)。

報道発表資料(ダウンロードファイル)

「第17回塙保己一賞」の受賞者が決定しました-12月16日(土曜日)に表彰式・記念公演を行います-(PDF:316KB)


 

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