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発表日:2025年11月25日11時

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県政ニュース 報道発表資料

ムジナモが県内希少野生動植物種に指定されました

部局名:環境部
課所名:みどり自然課
担当名:野生生物担当
担当者名:石川・松本

内線電話番号:3153
直通電話番号:048-830-3143

アナグマなど「ムジナ」の尾に形が似ていることから名づけられた「ムジナモ」は、野生で姿を見ることができない「野生絶滅」状態が長く続いていましたが、保全活動に取り組む多くの方々の努力の結果、全国でも珍しい野生復帰を果たしました。

このムジナモを保護・保全していくため、県条例に基づき「県内希少野生動植物種」に指定します。条例に基づく新たな種の指定は24年ぶり23種目です。

● ムジナモの指定理由

  • 関係者による地道な保全活動により、野生絶滅から野生復帰を果たした本県初の事例となります。
  • ムジナモ自生地の環境変化により再び野生絶滅となるおそれがあり、保護する必要があることから、県内希少野生動植物種に指定されました。

● 施行日

  • 令和7年12月1日

 

【参考1】県内希少野生動植物種とは

  • 人為的影響で存在に支障をきたしている野生動植物を保護・保全するため指定するもの。
  • 指定された動植物種を捕獲・採取等するには届出が必要となり、届出をせず捕獲等をした場合には罰則が適用される。

 

【参考2】ムジナモとは

  • モウセンゴケ科ムジナモ属の食虫植物で、沼や水田などの水面に生息する。
  • 1890年に江戸川河畔で牧野富太郎氏により発見され、県内では1921年に羽生市三田ケ谷の宝蔵寺沼付近で発見された。
  • 1966年、「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」は国指定天然記念物になる。

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                                                                            [写真提供:羽生市]

【県内希少野生動植物種 指定種一覧】

  科名 種名 指定年月日
動物種3種 イモリ科 アカハライモリ H12年12月1日
トゲウオ科 ムサシトミヨ H12年12月1日
フシダカバチ科 ソボツチスガリ H12年12月1日
植物種20種 デンジソウ科 デンジソウ H12年12月1日
ウラボシ科 アオネカズラ H12年12月1日
キレハオオクボシダ H12年12月1日
スイレン科 オニバス H12年12月1日
ウマノスズクサ科 タマノカンアオイ H12年12月1日
ユリ科 ミヤマスカシユリ H12年12月1日
ラン科 ムギラン H13年12月1日
ホテイラン H12年12月1日
コクラン H12年12月1日
ムカデラン H12年12月1日
トキソウ H12年12月1日
カヤツリグサ科 トダスゲ H13年12月1日
モウセンゴケ科 ムジナモ R7年12月1日
ナデシコ科 イトハコベ H13年12月1日
サクラソウ科 サワトラノオ H13年12月1日
チチブイワザクラ H12年12月1日
サクラソウ H12年12月1日
リンドウ科 チチブリンドウ H13年12月1日
ゴマノハグサ科 キタミソウ H12年12月1日
キク科 キバナコウリンカ H12年12月1日

 

報道発表資料(ダウンロードファイル)

ムジナモが県内希少野生動植物種に指定されました(PDF:443KB)(別ウィンドウで開きます)

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