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掲載日:2025年4月24日
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全国からの応募総数448点のうち、本庄市が内閣総理大臣賞並びに総務大臣賞、草加市が入選1席となりました。さらに、三芳町、狭山市、久喜市も入選となりました。
※ 全国広報コンクールとは
公益社団法人日本広報協会が、地方自治体等の広報活動の向上に寄与することを目的に、各種広報作品について審査を行い、優秀団体を表彰するものです。同協会の主催により、1964(昭和39)年から実施されています。各都道府県等の審査・推薦により提出された広報作品を、同協会が審査し、特選・入選を決定します。
全国広報コンクールの詳細や過去の審査結果等については、下記のリンクからご覧いただけます。
~まちの「ファン」である関係人口をまちの「推し」へ~ まちの当事者を増やして、持続的な発展を目指す本庄市シティプロモーション事業
人口減少下において、単に外からの移住者を増やすだけではなく、市民の皆さんをはじめ、本市に関わる皆さんがまちの魅力を再発見することでまちへの愛着を高め、「住みたい、住み続けたい、関わりたい」本市のファンとなり、さらには、まちを自らが楽しむ「推し」となることを目的とする。シティプロモーションの一環として取り組む様々な事業が、関わる皆さんの思い思いの「推し」を生み、市全体の「推し」であるブランドメッセージ「どこにでも行けるけど、ここにいたい。本庄」の誕生につながった。本企画ではここに至るまでの事業の軌跡とこれからの可能性を発表した。
選定理由(日本広報協会より)
昨年、特選となった取り組みをさらに進化・発展させた。論理と実践の積み重ねから「まちの当事者を増やす」という目標を見出し、総合的な展開につながっていることが素晴らしい。課題のとらえ方、分析から導かれた目標設定の説得力、継続的な「七高祭」(6校になっても名前を踏襲する点も含め)の取り組みの質を上げ企画としてさらにパワーアップしている点を高く評価する。特に庁内全体で当事者性を持ってもらうため、総合計画に位置付けたうえ、シティプロモーション計画を策定し、若手職員によるプロジェクトチームや地域連携などを実現できたことは特筆できる。高校卒業生の参加で、まちの当事者増加という目標を着実にクリアした点や新たに作成したブランドメッセージ、ロゴのクオリティも素晴らしい。 シティプロモーションを市外からの認知獲得として捉えるにとどめず、地域の力、関与意欲を高める取り組みとして位置づけていることは重要であり、そうした成果を十分に定量化して提示した上での取り組みは、多くの自治体にとって参考となるだろう。
【降りしきる雨を吹き飛ばすほどの躍動 本庄祇園まつり こだま夏まつり】
意識したのは、タイトル通り祭りを目にした殆どの方が感じたであろう参加者の「降りしきる雨を吹き飛ばすほどの躍動」を読者に余すことを伝えること。この躍動は、まちへの愛着と祭りを心の底から楽しむ「人の思い」の積み重ねが生んでいると考え、レイアウトは「人」をメインに据え、祭りを全力で楽しむ参加者の写真を実際に紙面上で積み重ねることでその「躍動感」が読者に届くように表現。また、両祭りを左右ページで対比させたのは、それぞれの地域の一体感と、競うように祭りを盛り上げている様子を表現し、このまちの持つ異なる魅力と、参加者の持つまちへの愛着・誇りを読者に伝えることを意図した。
選定理由(日本広報協会より)
見開き紙面いっぱいに現場の熱量が伝わってくるダイナミックな作品。エネルギー溢れる人々の歓声や熱量が誌面から押し寄せ、一目見て魅了されてしまった。躍動感あふれる写真を全面に敷き詰め、劇画調の加工とデザインを施すことで、印象的なページに仕上がっている。当日はあいにくの雨天だったというが、難しい雨天時の撮影でも、バリエーション豊かにシャッターチャンスをしっかりつかみ、街の人々を主人公にしたストーリーを見事に作り上げている。大胆なレイアウトにより、まるで祭りの中に放り込まれたような臨場感が生まれている。雨にも負けずに躍動する祭りの参加者の姿が、熱気と活力を力強く伝えている。二つの祭りを対比させた写真選定も、躍動感の演出に一役買っている。左右ページで異なる地域にも関わらず、多くの情報量を感じさせない構成力と、一つにまとめ上げる優れたデザイン性と配色のセレクトや、バランス感覚も素晴らしい。コラージュのメリハリや構図、バランスもよく、トーンの統一感もあり、映画ポスターのような完成度の高さがある。夏祭りの組写真というと、参加者の表情や、催し物、出店など様々な風景を混在させる構成が多い中で、コラージュされた写真は一貫して「神輿×人」にフォーカスされている。最もボルテージの高い瞬間を集めたことで、よりメッセージが強まっていた。
革に宿る命、未来へと紡ぐ伝統の技。令和6年4月に埼玉県草加市が日本の皮革四大産地に認定されたことを受け、広報そうか11月号で地場産業である皮革を特集。紙面では伝えきれない魅力や現場の雰囲気を分かりやすく伝える動画を作成。職人のまなざし、額ににじむ汗、未来への希望。職員が約3か月かけて取材し、編集した。
選定理由(日本広報協会より)
草加の皮革産業の伝統と誇り、そして未来への可能性を見事に凝縮している。短い動画ながら、調達から加工まで皮革製造のさまざまな工程に関わる職人が出演し、美しい映像からは、職人へのリスペクトと地場産業に対する誇りが感じられた。出演者との信頼関係も伝わる。敢えてナレーションを排し映像の力でひきつけ、コンパクトな尺で全編通して無理なく見やすい。テロップは簡潔でメッセージ性があり、広報誌と連携したメディアミックスとしても優れている。制作費ほぼゼロの自主制作ながら、丁寧な編集と構成で質の高さを維持している点も注目される。職人の手元にフォーカスした映像は美しく、サステナブルな視点も時代性と親和性が高い。
自転車の特性に着目した「ポタリング」(自転車でぶらぶらするの意の造語)を切り口に、走り慣れた地元の魅力を再発見してもらうことを目的に特集を企画。
選定理由(日本広報協会より)
「ポタリングのすすめ」という形の特集。うまい企画だ。自転車で「ぶらぶら」することのおもしろさが理解できた。途中に入っている地図は、「グルメ」「観光スポット」など人気のありそうな場所を紹介しており、住民に喜ばれるだろう。フレンドリーで明るい紙面、全体的に読みやすい配色とレイアウト、内容をつかみやすい見出しなど、デザインの観点から総合的に評価が高かった。漫画風の見せ方、地図の工夫がすばらしい。聞き慣れない「ポタリング」というキーワードをあえて大きく入れることでフックを作り、流行に敏感な若年層への訴求力を高めていた。読者の理解やニーズに寄り添っており、行動を促す記事として秀逸だった。
職員ではなく、人としてまちに関わる・繋がる 「LINK SAYAMA」
本市において、若年齢層の定住意欲は低く、転出理由の上位に「市の発展に期待できない」という声があがっている。今後持続可能な形で住民が幸福を感じる市であり続けるために、未来のまちの担い手となる移住定住世代(20歳~40歳)に対し、まちの魅力を伝えていき、まちへの推奨、参加意欲を高める取り組みを行い定住意欲を高めるとともに、業務で市民に向き合う職員についてもまちへの推奨、参加意欲を高められるよう事業の実施を計画し実行した。
選定理由(日本広報協会より)
企画書として分析・目的設定が明確である。「なぜ、それを行うのか」という論理的説明を可能とするKPIツリー、その成果指標も相当程度一貫しており、明解で秀逸。メイン・ターゲットに若年層だけでなく庁内の職員を入れた視点が非常に良い。職員の「推奨」「参加」意欲の向上を取り入れ、自主的活動が生まれていることを評価したい。2年連続の取り組みでしっかりと成果(積極的な各種活動展開がmGAP(地域への関与意欲を数値化した成果指標)のポイント増加に寄与)をあげている点や、今後の活動の方向性のロジックの構築、具体案のフィージビリティは高評価。全国広報コンクールにおいて表彰された先行自治体の事例を十分に学んでいることがうかがえる。
久喜市 目指すは「3X3」の聖地! バスケで築く多世代コミュニティ
久喜市では、3人制バスケットボール「3X3」日本一の市内高校「久喜高校」を中心とした3X3の普及による地域コミュニティの構築に取り組んでいる。高校生を中心に小中そしてプロチームによる体験会や大会開催だけでなく、市民団体や高校、ミニバスチームコーチらによる任意団体「3X3KUKI実行委員会」が活動を推進。競技人口の増加や様々なステークホルダーが関わる結節点としての役割も果たし、新たな産品開発やSDGsの促進といった様々なジャンルでの波及が見られるなど、単なるスポーツの盛り上がりにはとどまらない動きを見せている。
選定理由(日本広報協会より)
「バスケットボールの3X3」を活用したスポーツによるまちづくり。多世代コミュニティを形成し、多方面から街づくりを推進している。市民が主導し行政が支援する企画として秀逸。実行委員会の役割も明確。市民(特に高校生を中心とした若年層)を巻き込んだプログラムの完成度が非常に高い。カスタマージャーニーマップやペルソナ設定なども的確に活用されている。地域の資源をうまく掘り起こしながら、戦略的に新たな種をまきすそ野を広げ、多世代コミュニティの構築にまで進んでいるのはすごい。活動の成果(市民の行動変容)を高く評価する。
令和7年全国広報コンクール(主催:公益社団法人日本広報協会)に出展するため、県では、有識者等による審査を経て、各部門ごとに県代表作品を以下のとおり選出しました。
県では市町村とともに、このような取組を通じて、広報力の向上に努めてまいります。
「広報紙」「ウェブサイト」「広報写真」「映像」の各媒体・部門では評価できない戦略的・複合的な広報キャンペーンやプロモーション等の取り組み
祝 新一万円札発行で盛り上がろう!「渋沢って、埼玉らしい」渋沢・埼玉プロジェクト
X(旧Twitter)によるインターネット利用に伴う犯罪予防等の投稿
すぽったま!
~まちの「ファン」である関係人口をまちの「推し」へ~ まちの当事者を増やして、持続的な発展を目指す本庄市シティプロモーション事業
職員ではなく、人としてまちに関わる・繋がる「LINK SAYAMA」
インスタグラムを活用した事業「越谷市役所プロモーションZ係」
目指すは「3X3」の聖地!バスケ築く多世代コミュニティ
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