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発表日:2024年1月26日11時

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県政ニュース

令和5年度「埼玉県荻野吟子賞」受賞者が決定しました~2月9日に表彰式を開催します~

部局名:県民生活部
課所名:人権・男女共同参画課
担当名:男女共同参画担当
担当者名:橋本・柿元

内線電話番号:2926
直通電話番号:048-830-2921
Email:a2250-05@pref.saitama.lg.jp

 本県では、日本で最初の公認女性医師となった荻野吟子の不屈の精神を受け継ぎ、男女共同参画の推進に顕著な功績のあった個人や団体、並びに事業所へ「埼玉県荻野吟子賞」を贈っています。

 このたび、「令和5年度埼玉県荻野吟子賞」の受賞者(3者、3事業所)を決定しました。

 表彰式は2月9日(金曜日)に知事公館で行います。当日は知事から各受賞者に表彰状と副賞を授与します。

1 受賞者及び受賞理由

大賞(個人・団体部門)2者(五十音順)

 新井 恵美(あらい めぐみ)氏 (ちちぶエフエム(株)代表取締役)

 山中 優子(やまなか ゆうこ)氏(同社取締役)

 出浦 ゆみ(いでうら ゆみ)氏 (同社取締役)

 ちちぶエフエム創設者

 東日本大震災をきっかけに、災害時においても地域の情報を伝えるメディアの必要性を痛感した新井氏が、山中氏、出浦氏とともに令和元年に秩父地域初となるコミュニティFM「ちちぶエフエム」を開局。

 毎日生放送で情報を発信し地域の「つながり」を創出するとともに、関係機関と防災協定を結び有事の際にはいち早く正確な情報を地域住民に届けている。

 黒字化が困難と言われるコミュニティFMで開局2年目から黒字化を確保している。(新井氏・山中氏 秩父市在住、出浦氏 小鹿野町在住)

 

 佐藤 咲子(さとう さくこ)氏

 (一社)犯罪被害者等支援の会オリーブ代表理事

 少女時代に御両親を殺害された経験を踏まえ、平成26年に「犯罪被害者支援会オリーブ」を設立(令和4年に一般社団法人化)。学習会や講演会活動、教材作成等を通じ、多くの市民に犯罪被害者支援の必要性を訴えている。

 狭山市犯罪被害者支援条例の制定や埼玉県犯罪被害者支援条例に基づく指針の策定にも貢献した。

 犯罪被害者支援を通じて男女共同参画社会の基盤である、男女の人権を尊重した活動に積極的に取り組んでいる。(狭山市在住) 

奨励賞(個人・団体部門)1名

 田島 友里子(たじま ゆりこ)氏

 県農業大学校在学中に、従業員が全員女性の「こばと農園」を立ち上げ野菜と切り花の自然栽培に取り組んでいる。さいたま市の農家で初の『有機JAS認証』を取得。

 新規就農で有機農業を営む農家グループ「さいたま有機都市計画」の代表として、有機農業に関わる農家・市民等と「さいたまOrganic City Fes.」を主催し、有機給食へ取り組むなど、有機農業で埼玉を盛り上げる活動を行っている。

 ネットラジオで新規就農者向けの情報を『女ひとり。新規就農radio』で配信し、自身の経験や農業の魅力を、新規就農希望の女性に向けて日々発信している。(さいたま市在住) 

いきいき職場部門賞(いきいき職場部門)3事業所(五十音順)

 新興プラント工業株式会社(所沢市)

 サニタリー配管製作・施工業。女性が少なく、人手不足・高齢化が深刻な建築業界において機械化やIT化などの様々な働き方改革を進め、若く活気があり、女性の職人も活躍できる職場づくりに取り組んでいる。

 ライフステージに合わせた勤務形態で柔軟な働き方に対応するとともに、休んだ人の仕事を他の人がカバーできるシステムを構築している。

 男性の育児休業取得を積極的に推進しており、令和4年から5年の間に2名が3か月育休取得済。育児休業制度の周知やモラハラ講習を実施して、従業員が取得しやすい環境づくりに取り組んでいる。

 

 竹並建設株式会社(本庄市)

 建設業。女性の少ない建設業界において、積極的に全職種に女性を配置し現在は10年前に比べ2倍以上の女性従業員が活躍している。営業や設計の仕事では半数以上が女性を占め、また男性のイメージが強い施工管理の仕事にも女性専用トイレ設置や専用作業着の支給などを行い、女性の職域拡大に努めている。

 従業員の建築関係資格の取得を支援するため、専門学校通学日に残業させないほか、学費の無利子貸付制度を設けている。

 毎週水曜日をノー残業デーとして、ワークライフバランスの充実を図っている。

 

  深谷赤十字病院(深谷市)

 医療保健業。職場全体で、男女問わず仕事と育児・介護の両立ができるよう各種制度の理解促進に努め、誰もがワークライフバランスのとれた働き方ができる職場環境を整備している。

    医師事務作業補助者の採用やコメディカル(医師・歯科医師以外の医療従事者)の業務拡大など、医師の働き方改革に対応すべく医師業務のタスクシフト・シェアを行うことで長時間労働の負担軽減を図っている。

 看護部門はもちろんのこと他部門でも女性管理職が増加しており、令和5年度の課長級職員の女性割合は4割超、係長級職員は5割超となっている。

2 表彰式

 日時:令和6年2月9日(金曜日) 午後3時~4時

 場所:知事公館 大会議室

「埼玉県荻野吟子賞」の概要

  • 「大賞(個人・団体部門)」

 県内に在住(勤・学)若しくは県出身又は県内に所在し、先駆的な取組などにより各分野で特に功績が著しい個人又は団体

  • 「奨励賞(個人・団体部門)」

 県内に在住(勤・学)若しくは県出身又は県内に所在し、各分野にチャレンジし、今後さらなる活躍が期待できる個人又は団体

  • 「いきいき職場部門賞(いきいき職場部門)」

 県内に所在し、男女が共同して参画することができる職場づくりに積極的に取り組んでいる事業所

【選考方法】埼玉県荻野吟子賞選考委員会での審査を経て、埼玉県知事が決定

【選考委員会】神尾真知子座長(日本大学名誉教授)ほか7名

 ※「埼玉県荻野吟子賞」は令和3年度に「さいたま輝き荻野吟子賞」(平成17年度創設)から名称変更しました。

報道発表資料(ダウンロードファイル)

令和5年度「埼玉県荻野吟子賞」受賞者が決定しました~2月9日に表彰式を開催します。~(PDF:278KB)

 

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