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掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 「企画財政委員長報告」

委員長 立石 泰広  

企画財政委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案2件及び請願1件であります。
以下、これらの議案等に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第84号議案について、「どのような経緯で本県の公費負担が始まったのか」との質疑に対し、「地方選挙については、平成4年12月の公職選挙法の改正に伴い、条例で定めるところにより、国政選挙に準じて、選挙運動用自動車の使用及びポスターの作成について公費負担することができるようになった。本県では、平成5年2月定例会で本条例が制定され、公費負担が開始された」との答弁がありました。
また、「単価改正について、他の都道府県はどのような状況なのか」との質疑に対し、「本年4月の調査では、単価の改正について、未定との回答があった4県を除く42都道府県は、いずれも本県と同様、公職選挙法施行令の改正単価と同額の条例改正を予定している」との答弁がありました。
このほか、第83号議案については、執行部からの詳細な説明をもって了承した次第であります。
続いて、討論に入りましたところ、第84号議案に反対の立場から、「今回の改正は、消費税増税に伴うものであるが、県は、住民に身近な地方自治体として財政を圧迫しないよう独自の判断をすべきだと考えるため反対である」との討論がありました。
一方、第84号議案に賛成の立場から、「消費税の引上げに伴う改正をしない場合は、公費支出先に増税分を押し付けることになる。改正すべきとの県の姿勢は適正であり、公正な判断と考えるため賛成である」との討論がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案2件について採決いたしましたところ、第84号議案については多数をもって、第83号議案については総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、請願について申し上げます。議請第3号については、請願者から取下げの申請がありましたので、了承し、返戻することとした次第であります。
次に、所管事務の調査として、「渇水対策について」、「県の情報セキュリティ対策について」、「駅のホームドアの設置について」及び「交通政策審議会の答申について」質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「渇水による取水制限により、県民生活にどのような影響が生じるのか」との質問に対し、「水道用水では、20%の取水制限までは、取水制限のかかっていない荒川水系からの取水などにより、県民生活に大きな影響が出ないように対応できる。30%になると、高台で水の出が悪くなるなどの可能性がある。農業用水では、20%の取水制限になると、『番水』という地域ごとに順番にかんがいする方法により、稲作への影響を最小限にとどめるよう努める。30%では、『番水』を更に強化せざるを得ないが、稲穂の出る時期には十分な用水が必要になるため、生育状況を把握し、地域間で水を融通することで、生育への影響を最小限にしたい」との答弁がありました。
次に、「今年3月、東武東上線和光市駅にホームドアが設置されたが、今後の整備予定はどうなっているのか。また、設置促進に向けて鉄道事業者とどのように調整しているのか」との質問に対し、「ホームドアの設置は転落防止にも効果があり、モデル事業として整備を進めている。今年度から東武東上線川越駅で事業を実施しており、平成29年度までに設置する予定である。県としては、ホームドア設置を促進していく考えであるため、鉄道事業者との意見交換などにより調整を行っている」との答弁がありました。
なお、このほか、当面する行政課題として、「羽田空港の機能強化について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

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