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掲載日:2018年2月5日

漢方と生薬(その1)

1.漢方薬

漢方薬について、岩波理化学辞典第5版(岩波書店)「漢方薬」の項目を見ると、「中国において成立し発達した中医学と、日本、韓国、ベトナムなどの周辺諸国に中国から伝えられそれぞれ発達した伝統医学を漢方医学と総称し、そこで用いられる生薬主体の薬物を漢方薬という.」と説明があります。このことから、漢方薬の起源は中国にあることがわかりますが、中国から日本に伝えられた後、日本で発達したことによる特色があることが示唆されます。また、同項目には、「素問」、「霊枢」、「傷寒論」、「金匱要略」という漢方薬と生薬に関連した重要書籍・文献の記述があります。これらは漢方薬と生薬の重要な古典ですが、この他、漢方薬と生薬の重要な古典として「神農本草経」をあげることができると思います(小曽戸洋  漢方の歴史  大修館書店  など参照)。また、薬学用語辞典(日本薬学会  薬学用語委員会編  昭和46年  廣川書店発行)の「漢方薬」の項目には、「普通5~15味の生薬を組み合わせ、おもに湯剤(煎剤)として用い」という記述があります。漢方薬は生薬を組み合わせて用い、湯剤として用いることが基本であると考えられます(細谷英吉 漢方の科学  講談社  など参照)。漢方薬と生薬に関連した剤形に漢方エキス製剤があります。漢方エキス製剤は、病院や医院で調剤に使用されたり、薬局などで販売されている医薬品です。漢方エキス製剤は、漢方GMP解説(厚生省薬務局監視指導課監修  第1  漢方GMPの経緯と概要  3.漢方エキス製剤について  2ページ  じほう社  1993年版)で、「漢方薬は毎回煎じて服用するのが一般的な使用法であるが、漢方エキス製剤はこの煎じた湯液を濃縮して飴状のいわゆる軟エキスとし、これをさらに噴霧乾燥又は凍結乾燥した乾燥エキスと呼ばれているものに賦形剤を加えて顆粒剤や錠剤にしたものである。」と解説されています。

2.生薬

生薬について、薬事関係の公定書である日本薬局方に生薬総則があり、そこに「医薬品各条の生薬は、動植物の薬用とする部分、細胞内容物、分泌物、抽出物又は鉱物などであり」と記されています。

生薬は天然物であることが、その大きな特長であると考えられます。

生薬総則ではさらに、「生薬総則及び生薬試験法を適用する生薬は次のとおりである.」として、アカメガシワ以下収載生薬が記載されています。

日本薬局方技術情報 2001(生薬の規格と試験法の意義  43ページ  財団法人日本公定書協会編  じほう社)の解説では、「「植物の薬用とする部分」とはカンゾウ、トウキ、マオウなど多くの品目を指し;「動物の薬用とする部分」とはゴオウ、センソ、ボレイ、ユウタンなどを指す.;「細胞内容物」はデンプン類、精油、油脂、ろうなど」と生薬総則の記述に対する具体的な生薬が例示されていて参考になります。

第17改正  日本薬局方では、176品目が収載されています。このうち、カンゾウ、ケイヒ、ニンジンなどは正倉院薬物としても有名な生薬です。

歴史のある生薬について調べてみると、日本薬局方に収載されている「ゲンチアナ」と「センブリ」も歴史のある生薬です。第17改正  日本薬局方解説書に「ゲンチアナ」について、「ヨ-ロッパでは古代Dioskorides、Pliniusによって、その薬用価値が記載され、」などの、また「センブリ」について、「我が国では室町時代から薬用にされ、」などの解説があり(第17改正  日本薬局方解説書  廣川書店  東京  D-288、D-557)、ともに生薬としての長い歴史を感じさせます。

漢方薬と生薬(その2)へ

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保健医療部 衛生研究所  

郵便番号355-0133 埼玉県比企郡吉見町江和井410番地1

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