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掲載日:2023年12月25日

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株式会社ひかり塗装 (川口市)

江戸時代以前より続く家具塗装職人「塗師」の技と、品質にこだわりぬく職人の心でお客様の理想を形にしていく塗装のプロフェッショナル集団

ひかり塗装は、内装、外壁、家具といったあらゆるものに塗装を施す高い技術力を背景に、長年の知識と経験による技と、品質にこだわりぬく職人の心でお客様の理想を形にしていく企業です。
1964年に現会長の小渕暁氏(現社長の小渕主仕氏の父親)により創業され、1970年に法人を設立しています。その後、2015年に小渕主仕氏が代表取締役に就任し、来年には創業60周年の大きな節目を迎えます。
2018年に事業承継補助金を活用してショールームを新設し、その後、2023年に事業再構築補助金を活用してショールームを B to C 向けの塗装販売店に改装し、クラフトカラーショップ「iro-iro」を開店しています。
そこでは、様々な塗装の展示を見ることができるだけでなく、DIY塗料や珍しい塗料、ペイントグッズなどの販売、調色サービスの提供等を行うことで、より一般顧客に寄り添う事業を展開しています。


        

                                                  ひかり塗装  本社、クラフトカラーショップ「iro-iro」

    

                                                                          ひかり塗装  川口工場

 

ひかり塗装には、一級塗装技能士である社長をはじめ、経験豊富なベテランの職人が多数在籍しています。また、業界最大級の規模を誇る400坪を超える敷地に240坪の川口工場を併設しており、多くのお客様から技術力の高さを評価していただき、形や色が一点一点で異なる特注品への塗装を数多く行っています。その経験と実績が、高い技術力の裏付けになっています。
また、内装塗装、外壁塗装、工場塗装と一貫しての対応が可能であり、多様化する塗装技術のニーズに応え、空間をトータルに演出することが可能です。お客様からの工期や受注量のボリュームをはじめとする、あらゆる希望の相談に応じ、きめ細やか、かつ、丁寧に対応しています。
近年、多様化するお客様の希望に応えるためヘイムスペイント・バルペイントなどの「特殊塗装」を取り扱っており、古き良きヨーロッパの内装のような雰囲気を醸し出すテクスチャー塗装や、まるで金属のような表現を塗装で可能にしたメタルペイント、レンガや岩肌のようなゴツゴツした凹凸を持つデザインコンクリートなど、多種多様な特殊塗装の対応が可能となっています。
今回、クラフトカラーショップ「iro-iro」にて、特殊塗装(エイジング)、デザインコンクリート、メタルペイント等の展示を実際に目にしてみて、塗装でここまでの表現ができるのかととても驚きました。

 

【参考/会社案内リーフレット】

 

 

      特殊塗装3

                                           特殊塗装(エイジング)、デザインコンクリート、メタルペイント

 

ホームページにおいて特殊塗装(エイジング)、デザインコンクリート、メタルペイント、テクスチャーペイント等について写真付きで詳しく説明されています。
併せて、塗装の基礎知識についても紹介されていますので、是非ともご覧ください。
    【ひかり塗装ホームページ/塗装について】 https://hikaritoso.com/paint/

 

ひかり塗装は、2016年度に川口商工会議所が行っている「川口 i-waza(いいわざ)ブランド認定」を受けています。
「川口i-waza(いいわざ)ブランド認定制度」とは、ものづくり中小企業の集積する川口市において、川口商工会議所が川口市や川口産業振興公社など関係機関と連携して、優れた製品を産み出すための高い技術や技能を認定する制度です。
認定内容は、「高品位内装・家具塗装技術、内装・外壁・家具・什器など一貫した塗装技術」となっています。
多様化する塗装技術のご要望に応え、UV塗装を他社に先駆けて採用するとともに、一般的な塗装では難しかった様々な塗装表現を実現できるエイジング(特殊塗装)等を行っています。

【参考/川口 i-waza(いいわざ)ブランド認定制度】

    https://www.kawaguchicci.or.jp/brand/product/waza/tech19.html

                    認定証                (ひかり塗装の「高品位内装・家具塗装技術」)

 

川口商工会議所会報「MOVE」の2023年10月発行のVOL.599の中でひかり塗装の記事が掲載されていましたので、紹介します。
「情熱よ  追い風となれ  - B to Bを塗り替える、脱却と挑戦の色 - 」と題され、次の三つの項目から構成されています。
第一に、99.9%というB to Bへの依存度の高さに着目し、バブル崩壊、リーマンショック、コロナ禍など、努力だけでは防げない外部の脅威、どんな逆境にも対応できる企業になりたいと現状からの脱却を強く意識していることが述べられています。
次に、商工会議所の職員と相談しながら、2018年に事業承継補助金を活用してショールームを新設して、仕上がりを具体的にイメージできる場を提供することで住宅・リフォーム業界への道を拓いたことや、その後、事業再構築補助金を活用してショールームをB to C向けの塗料販売店に改装し、クラフトカラーショップ「iro-iro」を開店し、ワークショップの開催と調色サービス等の提供することで、より一層顧客に寄り添う事業を展開していることが記載されています。
最後に、製品ありき=どこかの企業のお手伝いという塗装のイメージからの解放、自社ブランドの開発を目指し、更なる成長で新たなステージに立つために、今年度から「川口まちこうば芸術祭」に参加することが紹介されています。

【参考/川口商工会議所会報『MOVE 2023年10月 VoL.599』の掲載記事】
          
          川口商工会議所 会報『MOVE 2023年10月 VoL.599』から引用
 

今回、クラフトカラーショップ「iro-iro」を案内していただきました。
そこは、ショールームと販売ショップを兼ねており、特殊塗装(エイジング)、デザインコンクリート、メタルペイント等の仕上がりが具体的にイメージできる場になっています。また、様々な塗装グッズが販売されるとともに、調色サービスの提供が可能な機器類が設置されています。
消費者であるお客様の顔を直に見ることができ、かつ、生の声を聴くことができる場を設けたことにより、従来とは違った視点からの塗装に対する要望にも気付くことが可能になったとのことです。
この施設がひかり塗装の今後の展望に、いい意味での刺激を与える場となり、さらなる発展へと導いてくれることを大いに期待します。

 

   

   

                                   クラフトカラーショップ「iro-iro」の外観、内部の写真

   

                                                      色調サービス提供のための各種機器

  

                  ワークショップの開催案内等

   
【参考/クラフトカラーショップ「iro-iro」のECサイト】
 
    https://hikaritoso.official.ec/

                        ロゴマーク

 

クラフトカラーショップ「iro-iro」から一歩足を踏み出すと、本社建物の外壁部分に特殊塗装(エイジング)、テクスチャーペイント、デザインコンクリート、メタルペイント等が施されており、特別な空間が広がっています。
現時点では作業途中で未完成とのことですが、完成した暁にはどのような雰囲気になるのだろうかと大いに興味が惹かれる素敵な空間となっています。

   

                                                       建物外観に施された特殊塗装の様子

 

今回のひかり塗装への訪問のきっかけの一つは、当センターが行う企業訪問の紹介ホームページの中で数度にわたり紹介させていただいた「川口まちこうば芸術祭2024」の参加企業に選ばれたことです。
この企画において、クリエーターと町工場の間に立ち、この素敵なイベントを支える幹事企業とともにイベントの実施を支える企業の一つとして、今回、ひかり塗装が加わります。
参加のきっかけは、幹事企業の取組に賛同するとともに、是非とも自社の有する塗装に関する高い技術力をこのように素晴らしい取組の場で発揮することで、より多くの人に知ってもらい、自社ブランド商品の開発の足掛かりにしていきたいとの強い思いからです。
「川口まちこうば芸術祭2024」は、令和6年3月28日(木曜日)から3月31日(日曜日)の4日間、川口市立アートギャラリー・アトリアで開催されます。
デザイナーと町工場がコラボした作品にひかり塗装がどのような彩りを添えてくれるのか楽しみにしながら、3月の開催を待ちたいと思います。
是非とも会場に足を運んでいただき川口市内の町工場が持つ技術力の高さを実感してみてください。

 

【参考/川口まちこうば芸術祭】
    https://www.kawaguchicci.or.jp/kawaguchifaf/about.html

                     チラシ                  (「川口まちこうば芸術祭2024」開催決定のホームページ)

 

最後になりますが、ひかり塗装は県から様々な指定や認定を受けています。
2017年10月に「彩の国工場」の指定を受けており、インタビュー会場の応接室に指定書と盾が飾られていました。
また、直近では2023年10月に「埼玉県多様な働き方実践企業」の認定を受けています。

 

【参考/彩の国工場】

    https://www.pref.saitama.lg.jp/a0812/a14.html

                応接室に掲示された盾                  (埼玉県/彩の国工場のホームページ)

 

【参考/多様な働き方実践企業】

    https://www.pref.saitama.lg.jp/workstyle/diversity/about.html

               応接室に掲示された盾                  (埼玉県/多様な働き方実践企業認定制度とは?)

 

今回、様々な話を聞く中で、塗装に対するこだわりと絶対的な自信を随所に感じ取ることができました。
「塗装が主役になるようにしたい。」との強い思いを幾度となく耳にし、塗装職人としての塗装に対する熱い思いを直に感じとることができ、とても有意義な時間となりました。
また、コロナを契機として様々な業界において慣行が急激に変化してしまったとの話をお聞きしました。
例えば、それまでの大口の取引先であったアパレル業界では定期的に行われていた内装の改装工事がほぼなくなってしまい、その代わりにオフィスの内装工事へシフトしていることなどです。
時代の潮流を読み、それらの変化に適応した企業経営を行なおうとする姿勢やその実現に向けた経営者としての様々な努力を聞いて、こちらも胸が熱くなりました。
ご対応いただきました株式会社ひかり塗装の小渕代表取締役、ありがとうございました。

 

            
            クラフトカラーショップ「iro-iro」にて撮影

 

株式会社ひかり塗装

  • 所在地:【本社】川口市安行原638
                  【川口工場】川口市安行原711 
                  【クラフトカラーショップ iro-iro】川口市安行原638
  • ホームページ:https://hikaritoso.com/
                               

お問い合わせ

企画財政部 南部地域振興センター  

郵便番号332-0035  埼玉県川口市西青木二丁目13番1号 埼玉県川口地方庁舎2階

ファックス:048-257-0529

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