掲載日:2015年12月17日

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よくある質問

お茶(狭山茶)に関する質問のコーナーです。

Q1 『狭山茶』の特徴を教えてください。

A1 「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と狭山茶づくり歌に歌われるように「味の狭山茶」として全国にその名を知られています。
狭山茶の生産地は、国内の茶の主な生産地の中では最も北に位置しています。通常、他の暖かい地方では、お茶の葉を年に3~5回摘み取りますが、狭山茶は年に2回(一番茶は5月、二番茶は7月)しか摘み取ることが出来ません。このため、茶葉の品質は高く保たれ、これに「狭山火入れ」という独特の仕上げ技術が加えられ、甘く濃厚な「味の狭山茶」が生み出されています。

Q2 「狭山茶」と呼ばれるようになったのは、いつごろからですか?

A2 明治8年に黒須村(現入間市黒須)に製茶輸出会社の「狭山会社」が設立され、外国に輸出する製茶の統一ブランド銘として名付けられました。それまでは「河越茶」と呼ばれていました。

Q3 「狭山茶」の生産の始まりを教えてください。

A3 今から約八百年前、栄西禅師(えいさいぜんじ)というお坊さんが中国から茶の種子を持ち帰り栽培し、「喫茶養生記(きっさようじょうき)」を著しました。これがきっかけとなり、日本で本格的な栽培が始まったと言われています。
狭山地方にお茶がもたらされたのは、鎌倉時代に京都の高僧、明恵上人(みょうえしょうにん)が「武蔵河越の地」に栽植したのが始まりのようです。
本格的に狭山地方で茶業として始まったのは、江戸時代の後期です。入間市宮寺の吉川温恭(よしかわよしずみ)、村野盛政(むらのもりまさ)が宇治の製茶法を取り入れ、蒸し製煎茶を量産することに成功した後です。

Q4 「狭山茶」の生産地を教えてください。

A4 「狭山茶」の主な産地は、入間市、所沢市、狭山市を中心とした県西部地域です。そのほかに、秩父地方や児玉地方など中山間地域においても茶の栽培が行われています。

Q5 お茶の木って何種類あるのですか?

A5 1種類のお茶の木から緑茶、紅茶、ウーロン茶が出来ます。紅茶やウーロン茶の木がある訳ではありません。お茶の種類の違いは、製法(発酵)の違いによるものです。
お茶の木の品種は、昭和28年に品種を登録する制度が始まり、平成15年11月末までに日本中で93種類が登録されました

Q6 茶畑の中に立っている扇風機は何ですか?

A6 茶畑の扇風機は「防霜ファン」といいます。
茶の新芽は霜に弱いため、晩春から初夏にかけて降りる季節はずれの晩霜を防ぐためのに設置されています。地上約6mの暖かい空気(気温の逆転層)を茶畑に吹き下ろして、茶の新芽が凍るのを防ぎます。

防霜ファン 防霜ファンのはたらき

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農林部 生産振興課 花き・果樹・特産・水産担当 (果樹・特産担当)

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4843

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