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掲載日:2022年12月25日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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知事記者会見テキスト版 令和元年12月24日

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令和元年12月24日(火曜日)

知事発表
2019年埼玉県10大ニュース及び今年の漢字について

2019年埼玉県10大ニュースについて(PDF:472KB)

知事

今日は改めて2019年最後の記者会見でありますので、私の方からは2019年を振り返って今年1年間に起こった出来事を10大ニュース形式で発表させていただきたいと思っております。

それではまず第10位です。本当に住みやすいまち大賞に第1位として、川口が選ばれました。この賞は住宅ローンの専門会社が教育環境あるいは交通の利便性これらの項目を評価し、生活をするという視点で駅単位で選んだものというふうに聞いています。多数の物件が買われていることに加え、利便性が高い。そしてマンション、商業施設の建設が進んでいる上に、駅前の、駅至近の銀座通り商店街の再開発が行われていることなどが評価されたということのようです。私自身も「日本一暮らしやすい埼玉」の実現を掲げておりまして、川口のみならず県全体が暮らしやすい、そして住みやすいと思っていただけるよう、県政に取り組んでいきたいと思っています。もうすでに皆さん御存知かもしれませんが、未だに埼玉県に対してのあまり良い感情を抱いてない方もおられるかもしれませんが、実は住んでいただくととてもよかった、このように言っていただける方も大変多うございますので、来年は埼玉県から数多くの地域がノミネートされるように頑張りたいと思っています。

それでは第9位です。埼玉西武ライオンズ ペナントレース連覇。埼玉西武ライオンズがペナントレースを連覇し、2年連続23度目のパ・リーグ優勝を飾りました。来シーズンは松坂大輔投手が14年ぶりにライオンズに戻ってきます。注目度も増すと思います。他球団のマークも厳しくなると思いますけれども、それを跳ね除けて自慢の強力打線を武器にして3連覇を成し遂げていただくのみならず、今年は残念ながら逃してしまいましたけれども、来年こそは日本一に輝いていただきたいというふうに強く希望しております。

第8位です。行田市にある埼玉古墳群が県内で初めて、国の特別史跡の指定へ。行田市の埼玉古墳群は、国の特別史跡に指定されることとなりました。特別史跡の指定は県内で初めてのものでありまして、国内の古墳群としては67年ぶりになります。埼玉古墳群は9基の大型古墳からなる我が国を代表する古墳群であり、県による調査・整備・活用の取組が長期にわたり優れた実績を上げていることが評価をされました。埼玉の名前の謂れにもなったとされる、埼玉古墳群が我が国を代表する文化財として高く評価されたことを大変嬉しく思っております。是非、皆さんにおかれても、この埼玉古墳群、いろんな歴史的なロマンをかき立てる、短い期間の間に9つの古墳が作られたとか、あるいは前方後円墳群の中に日本最大級の円墳があるとか、とても知的な関心をかき立てられるところですので、是非、訪れていただきたいと思っています。また合わせて、春日部の神明貝塚と和光市の午王山遺跡が史跡に指定されることになりました。埼玉県は歴史、そして文化に恵まれたすばらしい地域であるということを改めて広めていきたいと思っています。

第7位、県内でCSF発生 防疫措置を実施 風評被害防止に全力を挙げるであります。9月に関東地方で初めてとなりましたが、CSFいわゆる豚コレラが確認をされました。以降、5例目の防疫措置が完了するまで、埼玉県庁は全庁を挙げてワンチームとなって極めて迅速な対応を行ってきたと考えています。またCSFの感染防止拡大のためにも県内全域を対象にワクチン接種を始めました。さらに、埼玉県でつくられた豚肉を知っていただくことにあわせて、風評被害防止あるいは消費拡大のために、とこ豚キャンペーン。「とこ豚」と書きますが、とこ豚キャンペーンを展開しておりまして、私も18日に第2職員食堂で豚ロースの生姜焼きを食べてまいりました。さらに、22日には包括連携企業の皆さんと一緒に埼玉産の豚肉を使ったおいしい豚カツを食べてまいりました。県産の豚肉の安全性とおいしさのPRに御協力をいただくように各企業に対してもお願いをしたところでございます。埼玉の豚は安心でおいしい。皆さんも是非お食べいただきたいと思っています。

それでは第6位になります。選挙イヤー 統一地方選や知事選など大型選挙が実施され 16年ぶりに知事が交代し、大野県政がスタートいたしました。亥年の今年は4月の県議選をはじめとする統一地方選から始まり、7月の参議院議員選挙。そして、8月には知事選挙。そして10月には参議院補選へと続く選挙イヤーになりました。8月の知事選では県民の皆様に訴えを御理解をいただき御支援、御支持を賜り当選に結びつけることができました。県民本位、県民が主語の県政を推進し、「日本一暮らしやすい埼玉県」を実現するために、引き続き全力を尽くしてまいりたいと考えています。

それでは、第5位にまいります。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会聖火リレーのルート発表が行われました。東京2020オリンピック・パラリンピックにおきましては、それぞれ聖火リレーが行われますけれども、オリンピックの方では開催都市の東京都を除き、全国最多の40市町、パラリンピックでは6市町を聖火が巡ることになり、あるいは17市町村でパラリンピックの聖火のもととなる火を起こす採火式を実施することとなりました。ほぼ埼玉県のすべての市町村がオリンピック・パラリンピックのいずれかの聖火リレーに関わる枠組みとなり、聖火リレーをより身近に感じていただけるように工夫をしたつもりであります。なお、埼玉県内を走るオリンピック聖火ランナーは内定をしましたけれども、パラリンピックの聖火リレーは、来年2月15日まで募集中ですので、ぜひ御応募をいただいて、みんなで東京2020オリンピック・パラリンピックを盛り上げていただきたいと思っております。来年はいよいよ開催の年になります。すべての市町村と県、トーチを掲げて走る聖火ランナーと応援する県民、ワンチームとなって、埼玉の魅力を広く世界に発信をしたいと思っています。

第4位になります。埼玉に追い風 映画「翔んで埼玉」が大ヒット、選挙啓発でも活躍!渋沢栄一が新1万円札の顔とNHK大河ドラマの主人公に決定。今年は埼玉をディスった映画ではありましたけれども、愛情溢れる埼玉愛も垣間見られた「翔んで埼玉」が観客動員総数約290万人。興行収入約37億円と大ヒットし、社会現象にもなりました。さらに、埼玉が誇る偉人、渋沢栄一翁が新しい1万円札の顔に続きNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公に決まりました。またNHK大河ドラマが放映される2021年は折しも埼玉県が誕生してから150周年の節目にも当たります。現在、埼玉には追い風が吹いていると思います。来年、再来年とこの勢いをそのままに、さらに埼玉県を元気にしていきたいと思っております。

第3位。新時代令和の幕開け。県内も祝福ムードであります。5月1日に新天皇陛下が御即位をされ、新時代、令和がスタートいたしました。県内でも各所でお祝いムードに包まれたところであります。私自身、10月の即位の礼正殿の儀に参列をさせていただきましたが、即位を宣明される陛下の御姿を拝見をし、改めて新しい時代令和の御代の始まりに思いをはせたところでございます。新時代にふさわしい暮らしやすい社会、誰一人取り残さない社会を埼玉県でも作り上げていきたいと考えています。

第2位になります。台風第19号が県内でも猛威を振るう。県も復旧復興を進める。10月の12日から13日にかけて東日本を直撃をした台風第19号は記録的な大雨などによって、死者4名、住家被害約7,000(後に「7,100」に訂正)棟と県内に大きな被害をもたらしました。改めて、お亡くなりになられました皆様のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われたすべての方々にお見舞いを申し上げたいと思っています。16日、17日に私も被災地を訪問し、国や市町村と連携をし、1日も早い復旧復興に努めなければならないと改めて思いを強くしたところでございます。現在、いまだ復旧復興道半ばでもありますけれども、今後も全力で取り組んでいくことといたしたいと思います。

それでは、第1位です。ラグビーワールドカップに日本中が熱狂、熊谷のおもてなしは世界中から高評価。先ほどから何度もワンチームという言葉を使わせていただいておりますが、このワンチームに象徴されたラグビーワールドカップ2019では、日本代表が史上初となるベスト8という好成績を残しました。日本中も熱狂し、にわかラグビーファンが増えました。熊谷ラグビー場でも日本代表の壮行試合を含む4試合が行われ、4日間で約9万4,000人の方が来場され、世界最高峰のプレーを素晴らしいスタジアムで楽しんでいただきました。熊谷ラグビー場での試合については、当初最大の課題であったと言われた観客輸送、警備、交通規制などもありましたけれども、県警察やバス会社の全面協力のもと、つつがなく進行いたしました。また、笑顔で観客の誘導に当たっていただいたボランティアの活躍もあり、事故もなく素晴らしい大会となりました。おかげさまでマスコミからは、熊谷の神対応、あるいはワールドラグビーからは、ワールドリーディングという賞賛もいただくことがありました。さらにスタンドからは、地元の小中学生が届けた出場国の国歌の合唱によるおもてなしが、選手や国内外から訪れた観客の皆様の心に響き、多くの驚嘆の声が上がったことは、とても素晴らしいことだと思っています。是非、このラグビーをレガシーとして、しっかりと伝えるとともに、来年のオリンピック・パラリンピックに繋げていきたいと考えています。以上で、今年の埼玉県の10大ニュースの発表とさせていただきます。

そして、続きましてですが、今年の漢字を発表させていただきたいと思っています。今年の漢字ですけれども、「(いち)」にしました。「(いち)」にさせていただきました。この「(いち)」を選んだ理由でありますけれども、まずは5月に元号が令和に改められ、令和元年つまり今年は令和(いち)年であります。また10大ニュースの第4位に挙げさせていただきましたとおり、渋沢栄翁が新万円札の顔と。NHKチャンネル1()の大河ドラマの主人公に決定をした年でもありました。さらに私に関して言えば、日本暮らしやすい埼玉県の実現を目指し、最初の歩となるスタートの年を切らせていただきました。さらに10大ニュースの第2位や第7位に掲げたとおり、台風19号やCSFの対処では県庁挙げて、まさにワン()チームで対処させていただきました。こういったことを振り返り、(いち)を今年の漢字として書かせていただいたところでございます。来年は令和2年になりますけども、この一の気持ち、最初の一歩を忘れることなく、全力で県政に取り組んでまいります。以上、私の方からのお話とさせていただきました。

NHK

まず、知事発表から質問させていただきます。埼玉県10大ニュースということで、10項目発表いただいたんですけれども、これはどういった基準といいますか、知事の中でどういったルールで選ばれたと思いますか。

知事

結論から申し上げると県の幹部と話し合いをして、今年埼玉県として影響の大きかった、もしくは心に残ったニュースを取り上げさせていただき、全部でおそらく2~30あったと思いますけども、候補の中から選び、そして10大ニュースとして並べさせていただいたというところであります。

NHK

ラグビーを1位に選ばれたというのは、知事としても強い思いがあったということですかね。

知事

やはりラグビーは、もちろん令和の時代になって新しい御代になったことも感動でありましたけれども、埼玉県を含め、日本中に大きな感動を与えてくれたという意味からは、私の心の中には、このラグビーは強く残りました。

NHK

20から30ぐらいあったとおっしゃってましたが、惜しくもこの10大ニュースには入らなかったけれども、知事の中で印象に残った出来事があったら挙げていただきたいです。

知事

そうですね。正直たくさんありましたけれども、先ほどちょっと言おうかどうか迷ったんですが、西武ライオンズが連覇をした一方で、サッカーについてはアジアチャンピンズリーグでレッズが頑張ってくれましたけども、残念ながらまだまだできる二つのチームが、なかなか期待どおりのところに行かなかったなというのは残念でした。ただ、やはり残念なものよりも是非西武ライオンズのような嬉しいお話をニュースとしては取り上げたいというふうに思いました。

埼玉

今、10大ニュースを示していただきましたけれども、このベスト10の全体的な印象とあと知事が就任されてからの出来事も含まれてると思いますが、知事就任されて4か月を迎えての今の実感などを聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

知事

この10大ニュース、特に後半部で、私自身が就任して2週間後に起こったCSF。そして、それからさらに1か月経って起こった台風の話を入れさせていただきました。どちらも非常にショッキングな出来事であり、特に台風19号については、今もまだ生々しい爪痕が埼玉県各地に残る状況であります。しかも何十年もの間、埼玉県の非常に安心で安全な自然災害が少ない県であるからこそ言えるかもしれませんけれども、何十年も埼玉全県が被害が遭うというのはなかったわけですけれども、そういった被害に遭ったということは、非常にショッキングでもあり、そしてもう一つは行政の立場から言えば、あるいは私の立場から言えば、これを被害に遭った方には、大変申しわけございませんけれども、きちんと教訓として次に繋げていく必要が強く感じられました。そういった意味では、振り返ってみるとやはり最初の4か月は、随分危機管理に明け暮れたなというのが、私の振り返っての印象であります。

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幹事社質問
個人情報が入った神奈川県庁のハードディスクが流出した問題について

NHK

個人情報が入った神奈川県庁のHDDが、ブロードリンク社から持ち出されて、ネットオークションに出品され、情報が流出した問題がありましたが、埼玉県庁内で過去5年間ブロードリンク社が、データの消去や廃棄を請け負った機器の件数と外部に流出した事例があるか現時点での調査結果がもしあれば、示していただきたいのと、情報のリスク管理の進め方について知事の考えをお伺いしたいです。

知事

この件に関する報道が行われたのが、12月6日でありました。その直後から、埼玉県警を除く、全機関が483か所ありますけれども、埼玉県警を除くというのは、実は埼玉県警はこういった機器に関する保守、あるいはリスク管理の基準が異なるものですから、埼玉県として統一した基準で行っている全機関を対象として、過去5年間にわたる富士通リース及びブロードリンクとの契約実績について、直接のブロードリンクではなくても再委託を含めての場合も現在調査をさせていただいているところでございます。取りまとめ中ですけれども、今はまだ。この両社と県について契約実績があることは確認をしております。ところが実は、機器の件数が非常に多い状況でありますので、個別に一つ一つ丁寧に精査をさせていただいておりますので、現時点で申し上げることは控えさせていただきたいと思っております。ただし、その一方でこれらの機器について、現時点では埼玉県の機器、あるいはその内部の情報が外部に流出したという情報や報告はございません。一定程度の期間を要すると思いますけれども、今、しっかりと把握をさせていただいてる最中であります。またリスク管理のあり方ですけれども、これまで県としてはハードディスクのデータ消去、あるいは廃棄につきましては、情報セキュリティポリシーに基づき職員の立ち会い、もしくは業者による作業報告書の提出により、これまで把握したものについては、すべて確認をしております。今般の神奈川県の事案を受けて、12月6日付で総務省から発出された「情報システムの廃棄時におけるセキュリティ情報について」の通知に基づいて、職員の立ち会いなどの情報対応を行ってデータの消去や破棄等に際しての確実な履行を担保していくこととしています。現在、富士通リース等々との契約状況の調査を進めているところでありますけれども、今後は情報流出のリスク管理について、より高い情報セキュリティを確保できるように検討していきたいと思っています。なお、県の場合は、平成31年の1月からでありますけれども、ファイルサーバーに保存する全てのファイルは自動的に暗号化しています。したがって、仮にですけれども、ハードディスクの流出等に伴う情報の漏えいがあったとしても、その漏えいを防止するための二重の策を講じているというふうにお考えいただいて結構であります。

NHK

調査今進めていただいてるということですけれども、結果をですね、いつ頃までにまとめたいかなど、目途がもしありましたら教えてください。

知事

今まだまとめてる最中で、実は幾つか先ほど申し上げたとおり、外部にある関係機関も含めてやっておりますので、可及的速やかにやらせていただきたいと思います。というのは、実は先ほどの調査箇所483か所と申し上げましたが、そのうちの富士通リースとの契約に関わる機器だけで実は2万台以上あります。今はきちんと発表させていただくためには、御信頼をいただくたためにも、一つずつ今確認をさせていただいているところでございますので、確実に我々としては対応を進めていくためにも、今少しお時間をいただきたいと。可及的速やかに実施をさせていただきたいというふうに思っております。

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その他の質問
医師不足について

読売

19日の方にですね、厚生労働省の方から各都道府県別の医師数のデータが出まして、埼玉県10万人当たりの医師数最下位だったんですけど、それについて知事のお考えというか、御所見お願いします。

知事

安心で安全な埼玉県にしていくためには、医師数、ベッド数ともに確保していくことが大切であり、過去3年に渡ってのみで申し上げれば、医師の増加数については3位以内に入ってきていると思っております。今後は県が今行っております、医師の養成課程での奨学金、そしてそれを僻地等で勤務いただいた場合には、その支払った期間の1.5倍について、お勤めいただければこの奨学金の返済を免除するような制度を利用しながら、地域ごとに、そしてそれぞれの必要とされる科目ごとに丁寧な対応を進めさせていただきたいと思っています。なお、御存知のとおり医師を一朝一夕に養成するというのはなかなか難しいところがございますので、これまでに引き続いてこのプログラムを継続をさせていただくことによって、安心安全を提供させていただきたいと思っております。

読売

これまでの対策で一定の効果を上げているっていう認識でよろしいですか。

知事

はい。医師の前期そして後期の研修を含めると約十年間の歳月を要することになります。そしてその10年を経て今やっと、何人かずつ地域に特に秩父のような地域に(後に削除)お医者さんに行っていただいて今おりますので、これが毎年今度は卒業生が毎年出てまいりますので、こういった方々を活用すると同時に、それぞれの大学病院やあるいは地域における計画等を履行を通じて、医師の確保に努めていきたいと思っています。

読売

埼玉県の医師確保で弱点とされるのは国公立の医学部がないっていうことが挙げられるかと思うんですけど、それについてはどうお考えですか。

知事

国公立の医学部のみならず医学部の新設については、文部科学省が認めないという立場でありますので、新設はおそらく極めて難しいのだろうと思っております。他方で、医学部におけるその要請については、今後も引き続き人口の減少の度合い等を見ながら関連する組織とも協議をしながら、誘致等の手段についても考えていきたいと思っています。

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立憲民主党と国民民主党の合流について

読売

中央の方では立憲民主党と国民民主党の党の合流について話し合いが進められてますけども、知事自身もですね、民主党、民進党、国民民主党と三つの党に変遷して所属されてきてますけども、この党合流についてどう考えているか、考えをお聞かせください。

知事

私自身は今無所属でありますので、私自身に影響がある話ではありませんけれども、一般論として申し上げれば、私はかねてから日本のみならず、民主主義社会の中には国民にとっての選択肢があることが極めて重要だというふうに考えてきました。現時点での国民民主党と立憲民主党とそれから社民党も一緒なのかな。そういったその協議についての行方は私自身も報道以上のことは存じ上げませんが、ただ、もしもそういった協議が国民にとっての選択肢を提供するようなものであるのならば、それは民主主義社会にとって望ましいことだと思っています。

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災害時における犠牲者の実名発表について

埼玉

群馬県の山本知事が11月の定例会見で災害被害者の実名報道について、家族の同意を原則として認めるというガイドラインを発表されましたが、この件について10月の会見でも知事は考えをお話されたと思いますが、改めて判断基準についてのお考えをお伺いしたいと思います。

知事

埼玉県の場合には、個人情報の保護条例というのがあります。この個人情報保護条例は法令に基づく場合を除き、個人情報の公表をですね、あるいは公表もしくは利用を原則として禁じております。このような中で死者や行方不明者についても氏名は慎重に取り扱わなければならないというふうに考えており、原則としては災害時でも氏名を公表しないことが基本だというふうにこれまでもスタンスを明らかにしてまいりました。しかしながら、他方で多数の不明者がいるような場合で公表することによって例えば御本人が名乗り出てきて早期発見に繋がるような、そういった可能性や例もあり、公益性等に判断をしながら総合的な判断をして公表する可能性はもちろんあります。ただし、その場合であっても個人情報の保護条例においては、その公表にあたって家族を含めた第三者の権利を不当に侵害する恐れがないことを規定しているところでありますので、端的に申し上げれば、家族の中にはお名前を知られたくないという方もおられますので、行方不明者の方々の場合に、例えば公表する場合に、家族等の御同意をいただくことは必要だというふうに考えております。なお、昨年度の災害におきましては、氏名を公表することについて各自治体が個人情報の保護条例により判断する条例なので対応が分かれているというのが問題の一つとなったというふうに認識しています。このことから、今年7月の全国知事会では国に対して死者あるいは行方不明者の氏名公表の取扱については、統一的な公表基準がなければならないというふうに我々考えておりまして、このことについて、その基準を作るよう要請をしているところでありますので、まずはその要請をした立場から言えば、国に今、ボールを投げていますので、その動向を注視したいと思っています。

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LGBTQの施策の方針について

毎日

2点伺います。1点ですけれども、LGBT関連でお伺いしたいんですけれども、先月明石市がですねLGBTの性的少数者の施策を担当する職員の公募を全国で初めて始めました。知事としてはですね、工程表にもLGBT関連というか性的少数者の施策を掲げておりますけども、こういったような公募をされる考えがあるか、改めてお伺いしたいと思ってます。こういう施策をやるお考えがあるか、また性的少数者へのですね、今後なんていうんでしょう、施策の方針を改めてお伺いしたいんですけれども。

知事

LGBTQのような性的少数者については、公約の中でも掲げているとおり、まず啓発等について、具体的に施策を進めていくということで、来年度以降をこれを具体的に進めるつもりでございます。他方で担当については共生社会を作り上げる上で、私どもといたしましては、県民生活部の中にこれらの部局を置いていくつもりではありますけれども、改めて新しく来年度に担当をつくるということまでは考えておりません。

毎日

部局というのは、担当の部局を新設されるっていうことなんでしょうか。それとも今あるものをそのまま、また改めて使っていくという…

知事

既存の部局の中でLGBTQに関する施策を検討していっていただくということであります。

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衆議院の解散について

毎日

もう1点ですけれども、衆議院の解散がいろいろ報道でも取り沙汰されてますが、解散の時期等について、知事のお考えをお伺いたいんですけれども。

知事

それは総理に聞いていただくべきことだというふうに思っています。実際私も政務にかつて、国の政務にいたことがありますけれども、なかなか後から分かりましたけれども、そう簡単には大分前から分かってる話ではないというふうに思いますので、是非、総理にお伺いいただきたいと思います。
どうもありがとうございました。皆さん今年1年本当にお世話になりました。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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